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MasterClass Lesson: Day 31 "Massimo Bottura's broth of everything"

今日の学び

"broth of everything"がマッシモの"extremely complicated(究極的な複雑さ)"を生み出している。
Food For Soulの活動。食品ロスなどの食料問題解決に取り組むことの意義。
・感性の豊かさは感情表現の豊かさに比例し、それを受けとめる人々が必要。

"broth of everything"から思うこと

マッシモ・ボットゥーラが情熱を込めて語る"Brodo di Tutto"、「野菜くずの出汁」の取り方はとても参考になりました。意外(?)に科学的にしっかり出汁をとっているし、時間と手間はかかるけれど、料理人各々の個性が出るだけに奥はめちゃくちゃ深い。マッシモのbroth of everythingはぜひMasterClassで確認してほしいところですが、環境が変わればまったく異なる味わいが生まれるだけに、悲喜交々なレシピだなと思いました。そしてその味わいこそがその人となりを表しそうで畏れ多いものでもあります。でもいつかは「究極のスープ」を手がけてみたいと思いますね。

Food For Soulの活動から思うこと

食品ロスの問題は世界津々浦々、大いなる課題として人類に問われています。
ここ日本においても同様で、なぜ今、食品ロスが世界の課題なのか?の資料を見て頂ければお分かりの通りですが、この課題がわたしたちにとって、最も身近で、最も変化させることができることです。
食品ロスは、目に見えないかたちで発生している場合もあります。魚の切り身が出来上がるまでを想像すれば、子どもでもどこかで捨てる部分があることが分かります。想像力を働かせて、「この食事はムダがないか、もっと改善できないか」を考えていきたい。マッシモの解説をきっかけにして、よりこの課題の改善に取り組みたいという意識が高まりました。

マッシモの表現に思うこと

ここまでのマッシモのジェスチャーや言葉、しぐさを見ていると、生粋のイタリア人だなぁとベタな感想が漏れます。
スーシェフの紺藤敬彦さんの佇まいとのコントラストが違いすぎてその破天荒さが際立ちます。それだけにオステリア・フランチェスカーナは良いチームが組めているのだろうと想像できます。

上記の動画でもMasterClassと同様なノリで解説していますが、まぁこんなカンジでマッシモはレストランでも天真爛漫に振舞っているのでしょう。
なんとなく、天才肌なクリエィティブ・ディレクターとそれを受けるアルティザンの関係を彷彿とさせます。
"Never Trust A Skinny Italian Chef"という自著がある通り、独創性で走り抜けていくところをきちんと受けとめてくれている人がいてこそ成り立っている。
これもまさに"Made In Italy"。ブランディングの面でも学ぶところは大いにありますね。

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