【音楽×珈琲 鑑賞録】9月17日~ヨハン・シュトラウス2世 オペレッタ『こうもり』
音楽観を鍛える鑑賞録。
エンディングまであと【106日】
9月17日のテーマは、【主題】
とりあげる作品は、
ヨハン・シュトラウス2世 /
オペレッタ『こうもり』
です。
ヨハン・シュトラウス2世
Johann Strauss II.
1825年10月25日 - 1899年6月3日
オーストリアのウィーンを中心に活躍した作曲家・指揮者
今回とりあげるヨハン・シュトラウス2世の『こうもり』(Die Fledermaus)は、1874年に作曲されたオペレッタ。なかでも今作はオペレッタの最高傑作といわれ、序曲がウィーンの国立歌劇場にてシルヴェスター(大晦日)の恒例行事ということで毎年演奏されています。
オペレッタとは、台詞と踊りがある歌劇で、喜劇と娯楽的な内容のハッピーエンドストーリーが基本になっています。
『こうもり』はまさしくオペレッタの代表作ともいえるもので、全3幕、演奏時間約2時間30分の構成のなか、終始コメディタッチな演劇で、聴衆も演者も楽しんでいる様子が窺い知れます。
全編通してヨハン・シュトラウス2世の「ウィンナ・ワルツ」を堪能すると、ドイツらしい優雅で風情のあるオーケストラにも質実剛健で真面目な性格の国柄を感じます。まぁ最後、全部シャンパンのせいにするというオチはいろいろ感慨深いところはありますが。
父から子へ引き継がれたオペラ王の系譜。
伝統の有り様からも、ブランドを築き、文化を育みました。
ヨーロッパはブランディングに長けたモノゴトが多いなか、この「ウィンナ・オペレッタ」からも、世界に名だたる作品に押し上げた軌跡があり、学び深いところがあります。
世代を超え、誇りをもって愛する文化を意識して育めるようにすべく、こうした先達の名作を学びおくのは大切なことですね。
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