AI論文検索サービス『ChatGPT consensus』を使ってみた
こんにちは、紀藤です。最近、ChatGPTに新バージョンが出ました。
私の場合もっぱら英語の翻訳と、研修におけるケーススタディの作成に使っておりますが、やっぱりまとめや整理などは早いので、使えるところは使いまくっています。
賛否両論ですが、便利な物は使ってもいいのでは、というのが個人的な感想。
さて、その中で論文を探すことができる検索サービス『ChatGPT consensus』なるものを知り、少し前から触り始めるようになりました。
使ってみて思ったことが「調べたいけれど、論文の検索の仕方が全くわからない人」にとっては役に立つとも感じましたので、今日はこのツールのご紹介をしてみたいと思います。
それではまいりましょう!
「Chat GPT consensus」とはなにか
「無料AI論文検索のConsenseus」というサービスがあります。無料で学術論文を探すことできる検索エンジンなのですが、詳しくは以下の通り。
このツールのおすすめは、査読論文(研究者によって評価された論文)の中から紹介され、特に引用元論文のリンクも紹介されていること。
よって、ChatGPTがもっともらしい嘘をつく問題、「これほんと?」という疑問を、少なくとも元論文まで遡れば確認をすることができるのがよいです。
使い方のイメージ
では具体的に「どんな風に使うか?」ですが、まずはChatGPTでアプリをダウンロードをします。
(ちなみに「ChatGPT consensus」は、ChatGPT内でConsensusの機能を使えるもので、「ChatGPT」の「GPTを探す」から見つけることができます)
そして、たとえば、人材開発の担当者が「組織におけるフィードバックが能力向上に役立つかどうか」を調べたい、と思ったとします。そうしたら、それを「ChatGPT consensus」に打ち込むわけです。こんな感じ。
すると、こんな風に結果を返してくれました。
つまり、繰り返しになりますが素朴な疑問「フィードバックって役立つの?」と思ったときに、それを示す可能性がある論文をいくつかピックアップしてくれること、これは論文を読むための足がかりとして便利だな、と思われます。
おすすめポイントと注意点
さて、使ってみておもったおすすめポイントと注意点です。
まずおすすめポイントですが、Consenseusとのコラボで信頼度が高まったことです。おもえば一時期、ChatGPT(Consenseusとの連携がない)で、同じような質問をしたことがあります。すると、さぞかし本当のように存在しない論文を示してきたり、引用元に辿れないということがあり、こりゃだめだ、、とそれ以来論文検索には使っていませんでした。
ただ今回「査読論文」✕「引用元」が示されるいうのは、「どの論文を読めばいいか検討もつかない」という人にとっては、信頼性を担保しつつも探しやすい足がかりを提供してくれたのでは、と思いました。
一方、注意点としては、査読論文かもしれないけれど、実際にあまり引用されていない(支持されていない)論文が紹介されていることもあるようです。また、要約された内容が実際と違っていることもあるようなので、「あくまでも何を読むのかのきっかけづくり」くらいに留め、大事なものは元論文を読むことはやっぱり重要であると思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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