目標設定&達成に強みを活かす方法3選 ~書籍『Character Strengths Intercention』より #21~
こんにちは、紀藤です。本日も引き続き、書籍『Character Strengths Intervention』を題材に「強み」の世界を探求をしてまいりたいと思います。
もう「#21」となっており、一体どれほどこの本を掘り下げるのか・・・、と自分でもツッコミたくなる気持ちですが、今日で終了です。
今日のテーマは強みを用いた「目標設定と達成」についてです。
特に、強みを使って自分自身の目標を達成することは、仕事生活では特に気になるところですし、ウェルビーイングの5つの要素、PREMA理論にも「達成(Achievement)」は含まれている内容です。
それでは、早速まいりましょう!
目標設定・達成に強みを活かす方法
性格の強みは目標設定における手段や目的として機能することが知られています。では具体的にどのような方法があるのか見てみましょう。(個人的におすすめのものを★1~3つで記載しております)
(1)強みを用いた目標設定(★★)
VIAの24の強みの中で、特に「希望」「慎重さ(思慮深さ)」「忍耐力」が目標設定を強く関連しているとされています。
・希望:目標を”見通す”ことに役立つ
・慎重さ:目標を”計画する”ことに役立つ
・忍耐力:目標を”達成する”ことに役立つ
よって具体的なステップとしては
とされています。それぞれ自分の上位の強みではないとしても、「それぞれの強みの要素が自分の中にあると考えて活用してみる」というのがこちらのコンセプトになるようです。
(2)実行意図(★★)
実行意図とは、「性格の強みを高める目標」を計画する際に、「いつ、どこで、どのように行動を起こすかを計画する」という方法です。「もし○○なら、XXする」という形式で、事前に目標達成に向けた行動計画を立てる、というものです。
(たとえば、「好奇心を高める」という目標を立てるときに、「もし平日朝7時におきたなら、PCを立ち上げて新しいサイトを探索する」などです)
手順としては以下のステップになります。
(3)最良の自分(★★★)
目標を設定するには、未来を見据えること(自分の人生をどのように進めたいのかを考える)ことが手がかりとなります。このワークでは、「性格の強みを自分の人生の目標にリンクさせること」を行います。
強みを人生の目標と接続することで、強みに対する目標が自分にとって意味あるものになると感じられます。
概要は「自分が5年後に最良の自分だったとした時に、どんな強みを発揮しているのか」を考えるということを行います。具体的には以下のステップとなります。
まとめと感想
さて、合計70ある強みの活用方法について、1つ1つ見ていきながら、実際にやってみたいと思うか?やってみた時に効果があるかどうか?などを想像しつつ、まとめてみました。
研究論文の背景があるとはいえ、実際に行うときに、その実行のしやすさや、メリットが得られそうな感覚がなければ、なかなか行うことも難しいもの。
全体を通じた感想としては、「とにもかくにもVIAアセスメントなどを受検して『強みの認識』を広げること」(強みの語彙を手に入れること)が前提となる印象がありました。そして、「強み」の言葉を手に入れて、自分自身と一致させる上で、それらを人間関係や自分の目標に繋げることができるため、一定程度の勉強は必要なのかな、と感じた次第です。
改めて、「性格の強み」における有名な書籍を読み解きつつ、色んな視点を頂いた次第です。引き続き、強みの探索を続けてまいりたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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