書籍『Character Strengths Interventions』を読み解く #1(序章)
こんにちは。紀藤です。強み論文100本ノックを終了しましたが、早速、「強み文献おかわり100本ノック」をスタートいたします。
これまでの強み論文100本ノックで、強みが組織において、教育において、人間関係において、幸福度や人生満足度において、良い成果に繋がるということは、十分理解することができました。
ただ、「強みの科学を、どうやって実践につなげることができるのか?」については以前不明なままでした。
そんな中、VIA研究所のRyan M.Niemiec氏が2017年に出版した『Character Strengths Interventions』なる本があります。これは、VIAの強みアセスメントを中心とした強みの科学と実践が詳細にまとめられた本となっています。サラッと見た感じ、めちゃくちゃ知りたいこと(強みについての疑問、強みの介入方法など)が丁寧にまとめられている印象でした。
・・・と、いうことで、今日からこの本のポイントについて、私の拙い英語力とDeepLとChatGPTなどの力を総動員しつつ、読み解いていきたいと思います。
今日は、本書の全体像と序章のご紹介です。それでは早速参りましょう!
本書の特徴
まず本書の特徴から。本書の序文では「実用的であると同時に感動的である」「彼が成し遂げた偉業を理解し味わうために数分間立ち止まざるを得なかった」という各研究者からの推薦の言葉が並びます。
またもう一つは「入手可能なエビデンスに基づき、驚くほど実践的」「性格的強みを活かした介入方法が明確に説明されている」「配布資料は特に有用である」など、「実践的な本」という点も強調されていました。
ということで全体像を概観する上で、Amazonの本の紹介文を、以下日本語に翻訳の上、引用させていただきます。
とのこと。
特に、紹介文でも述べられている「24の要約シート(VIAの強みのまとめ)」と「70のエビデンスに基づいたアクティビティ・ハンドアウト」は、見た感じそのままワークショップで使えそうな内容がまとめられており、大変価値があると感じました。
本書の全体像
では、具体的にどのような全体像なのか、こちらについても、その目次を「全9章+Appendix」について、以下紹介いたします。
以上、本書の全体像についてまとめてみました。
まとめと個人的感想
私は、ストレングス・ファインダーの認定資格を保有する講師でもありますが、最近為替の影響なのか、2年ほど前までは5000円台だったストレングス・ファインダーの受検(全34資質)が、今では9000円台にまで高騰してしまいました(涙)
個人的にストレングス・ファインダーは成果に繋がる強みということで仕事の文脈では大変使い勝手がいいのですが、学校や家庭内だと少し高くついてしまうところがあると感じていました。
その点、VIAは無料で受けられること、また研究データも公開されていることなどから、コスト面に加えて、科学と実践を結ぶ知見の豊富さもあり、ポテンシャルを感じていた今日この頃。
その中で、こうした知見をVIA研究所のNiemiec氏(論文でもたくさん登場されていました)が、強みの実践を考える人に知見をまとめてくれる本が存在していることはなんともありがたい限りです。
ということで、明日から『Character Strengths Interventions』祭りになりそうですが、よろしければお付き合いくださいませ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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