マガジンのカバー画像

【郷土芸能日誌】おらほう・あんだほう

51
個人的に関わっている郷土芸能団体についてや、色々と見聞きした郷土芸能・民俗芸能の思ったことをなどアレコレを不定期に綴ります。 タイムリーな記事だったり、過去のことを急に思い出して…
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

久しぶりに個人練習 2024年1月31日

今年の3月2日に雄勝でのイベントで雄勝町胴囃子獅子舞味噌作愛好連と伊達の黒船太鼓の出演がありますが、その団体の合間に僕と神山さんとの会長・事務局デュオでの即興の演奏が入ることになった。 基本は笛、太鼓での演奏で神山さんとやるのも実はとても久しぶり。去年からお互い黒船太鼓の役員降りて仕事や用事、体調不調が続いたりしてあまり創作和太鼓の方の練習が出来なかったのでかなり感や身体が鈍っているので、3月までは毎週タイミング合わせて1回は練習しようということになりその初日。 尺は30

第62回 北上・みちのく芸能まつり 2023年8月5日

毎年8月上旬に岩手県北上市で開催されている「北上・みちのく芸能まつり」和太鼓や獅子舞をやり始めてからこれまで、存在はずっと知っていたけれど他のイベント出演などと重なったりで行けずにいましたが、昨年の夏はようやく行くことができました。 去年より、縦糸横糸の小岩さんが中心になっている「仙台げいのうの学校」というプログラムに参加させてもらい様々な郷土芸能を見知りできる機会が増えてきている中、そのメンバーで現地に待ち合わせして、様々な芸能を見て回ったり北上市民俗芸能協会の方に色々と

石巻雄勝 名振のおめつき (神事のみ)2024年1月24日

毎年1月24日は石巻市雄勝町の名振地区で開催される奇祭「おめつき」。江戸時代から続いている祭で、当時集落が大火に見舞われることがありそれから火伏せの神の秋葉神を勧請し、石碑を集落の東西両端に置いたところが祭の起源だそうです。(記事下部に石碑付近の説明看板の書き写しを引用として掲載しています) 僕が2014年くらいから初めて見ていたお祭りを簡単に書くと(僕の主観です)、重い山車(しかし、車輪はない)を男達が担ぎ、秋葉神の東の石碑から西の石碑まで巡行し激しく揉み、西に到着する頃

【出演告知】雄勝町題材公募展「船は、ゆく」 雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連出演

雄勝町題材公募展「船は、ゆく」初日公演 日時:2024年3月2日(土)11:00〜 場所:道の駅 硯上の里おがつ 入場無料 出演:雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連,雄勝町伊達の黒船太鼓保存会 主催:石巻市雄勝地区復興応援隊 協力:一般社団法人硯上の里おがつ 石巻市雄勝町の道の駅「硯上の里おがつ」で、雄勝町を題材にした公募展が3月2日〜3月11日の9日間開催されるとのことで、その初日に雄勝の芸能団体の公演があり、そこで味噌作の獅子舞と伊達の黒船太鼓が演奏します。 僕も、両団体

年の始まりと春祈祷

2024年 雄勝新山神社春祈祷記録 僕が所属している獅子舞団体「雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連」は石巻市雄勝町の新山神社で地区の方々と毎年3日にお正月の行事の「春祈祷」をやっています。3.11東日本大震災で神社は被災、大津波で流失、地区の獅子舞をやっている地区会や保存会も活動できない状態でしたが地域の方々の協力や日本財団からの援助で流失した獅子頭や太鼓を寄付してもらい、僕が獅子舞に関わるようになった2014年、2015年には春祈祷行事が再開されて残っている家々、そして町内