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タヒチとイースター島

(70番)  2000年   12月

タヒチとイースター島へ行ってきました。

今回の参加者は男性5名、女性9名の計14名でした。
北海道から参加をされていたご夫妻が大雪の為に、飛行機が滑走路でストップしたそうですが、チェックインはギリギリセーフで間に合いました。

後記:記録を見て驚きました。
出発は関空からでした。全く覚えておらず・・・😓
当時はカタール航空が関空乗り換えで、面倒に感じたことはよく覚えているのですが。
現在は成田から出発します。

1日目 12月27日
✈ 17:10 発 関空: エア・タヒチ・ヌイ航空
日付変更線通過

  09:40 着 ファアア空港(タヒチ島)
賑やかなタヒチアン・ミュージックで歓迎してもらった。♪♪♪

タヒチは「フランス領ポリネシア」であり、フランスの海外県であるために国ではない。首都はここタヒチ島にあるパペーテ。
東京から約9,000kmの南太平洋にあり、118もの島々からなる。

元同僚が数年前にタヒチに旅行に行き、出社した時に驚いたことは昨日のことのように覚えている。「あなた、どなた?」と思わず聞きたくなるほど、全身真っ黒で「別人28号」のようだったから。若い人にはわからないかな?
何でもオセアニアや南太平洋あたりはオゾン層に穴が開いていて、紫外線がモロに降り注ぐので、体にはとても悪い影響を与えるらしい。

🚌 早速、タヒチ島の観光へ
タヒチ博物館(ポリネシアの歴史、風土、民族に関する資料の展示)
アラフラウのマラエ(タヒチの先住民族マオヒが造った神殿で、宗教儀式などが行われる。石造りの祭壇やティキと呼ばれる石像が立っている)

ティキ

マラアの洞窟(周辺はシダに覆われており、3つの神秘的な洞窟がある。かつてゴーギャンもよく水浴に訪れたとか)

ゴーギャン・レストランにて昼食: パンの木の実(ブレッド・フルーツともよばれ、素焼きにして食べる。最初に食べた人がパンに似ていると感じたことからこういう名前になったとどこかで聞いたが・・・そうかなぁ?)など。

向こうに見えるのはモーレア島

ゴーギャン博物館(1965年にオープンした。残念ながら、ほとんどがレプリカだし、数も少ないしであっという間に見終わってしまった。
オリジナルは木彫りのスプーン、テーブルポットとデッサンのみ)
アラホホの潮吹き穴(岩場に出来た穴に波が衝突すると内部の空気が圧縮されてそこから水が噴出しゴオーッという轟音をたてる。ものすごい迫力だ)

レストランにて夕食: ミートフォンデュ(え?こんな所でと思った。
油が熱過ぎたのか、パーンと一瞬で手にかかってしまい、軽い火傷をしてしまったので散々であったが味は美味しかった)

あたたたた~!一日観光して半ズボンの男性たちは膝から下が真っ赤に日焼けをして、「痛くてとても歩けない」と辛そうだった。😥

🛏 パペーテ泊

2日目 12月28日
朝、鏡を見てビックリ! 鼻が日焼けをして目立つ。
グループの人達からも、「鼻だけが黒くておかしいよ」と笑われた。
こんなに低い鼻でも顔の中では高いのだというのが改めて分かった次第で・・・😮

終日、3つのオプション(テティアロア島、ボラボラ島、マウンテンサファリ)に分かれての自由行動日で私は1番目のツアーに参加をした。
俳優マーロン・ブランドが所有するプライベート・アイランドで
別名「バード・アイランド」と呼ばれる野鳥保護区になっている。
グループの中でここへ行くのは2名のみで他の国からの参加者と一緒に出発。

✈ 07:30 発 パペーテ(もちろん、セスナ機)
  07:50 着 テティアロア島

テティアロア島

🚤 バード・アイランドへ(約15分)
時々、船の中からマンタらしきものが見られたので、写真を撮ろうとするものの、なかなか難しかった。でも、1枚だけ撮れたかな?

タダのエイかも・・・いや、岩?

バード・アイランドへは、遠浅であることと、島の主である鳥たちを驚かさないために、ボートは島の手前で降り、そこからは歩いて上陸をする。

そのまま歩いて島の反対側へ行ってみると日陰になっている砂浜があった。
うわ~、😯「ナマコ」が白い砂浜の波打ち際にびっしりといるではないか。圧巻の景色で、鳥のことなどすっかり忘れてしまった。
足の踏み場もないとはこのことである。

ナマコの大群

ここにはカンムリカイツブリ、カツオドリ、グンカンドリなどが棲息しているそうだ。

カツオドリ


マングローブの林の方へ行くと木々の上にたくさん鳥(名前は不明)がとまっていた。

鳥たち
ひよこ

🚤 昼食をとるためにテティアロア島に戻る。
その後、自由行動だったが、一緒に来たチリの女性はトップレスで泳いでいた。確かにここに来ると、とんでもなく解放感を感じる。

のんびりと散歩

✈ 15:30 発 テティアロア島
  15:50 着 パペーテ

夕食:マヒマヒ(シイラ)
その後、イースター島へ行くために空港へ

3日目 12月29日
✈ 03:25 発 ランチリ航空(出発が2時間も遅れた)

後記:ランチリ航空はブラジルの航空会社を合併し、現在はラタム航空となっています。

  14:30 着  マタヴェリ空港(イースター島)
時差マイナス14時間

🚌 早速、島内観光
イースター島はチリ本土から西に約3,700km離れており、タヒチからは東へ約4,000km離れており、絶海の孤島である。
周囲約60kmのこの島は「ラパ・ヌイ国立公園」と称して世界遺産に登録をされている。
この島と言えば、モアイ像だが、一時期はすべて倒されていたことがある。
少なくとも1840年に西洋人がこの島を訪れた時にはすべて倒れていた。
その頃、島民たちは石器時代そのままの生活をしていたというから驚きだ。🫢
モアイ像の建設は10世紀から17世紀まで続いたと考えられている。
島民たちは神聖な存在であるモアイ像を競うように建てた。その結果、森の資源が無くなり、人口増加も重なったために食糧難にも陥り、部族間では争いが多発するようになった。
そこで、競争部族の象徴であるモアイ像を倒す(フリ・モアイ)戦争が起きたのである。

イースター島の地図

イースター島博物館(修復作業中に偶然見つかった「モアイの目」は唯一完全な形で残っている他、イースター島で見つかった象形文字が刻まれた板の模型などが展示されている)
タハイ儀式村(昔の村を復元した場所でモアイ像が3つ並んでいる。「アフ・コテリク」は唯一目が入っているが、後から入れたもので本物ではない。「プカオ」という帽子も乗っている。「アフ」とは石組みの祭壇の事)

アフ・コテリク


アフ・ヴィナプ(2つのモアイ像がある。片方のアフは精巧なインカの石組でできたものでモアイ像そのものはすぐ下に肩まで埋まったままの状態)
ラノ・カウ(3つのクレーターのうち最大のカルデラ湖で飲料水用)

ラノ・カウ


オロンゴ岬(鳥人儀式が行われる場所。上半身が鳥で下半身が人間の「タンガタ・マヌ」を神として崇めた。岩に象形文字が彫られている)

オロンゴ岬

ランチリ航空が遅れて到着したために、昼食はカット(観光優先)された。
ホテルにて夕食: セビーチェ(魚介のマリネ)、魚のフライなど

🛏 イースター島(ホテル オタイ)泊

4日目 12月30日
🚌 引き続き、島内の観光

青空市場(魚、野菜、日用品、民芸品など)
アフ・フリアウレンガ(内陸に立てられた珍しい1体のモアイ像)

ポツンと立っている


アフ・バイフ(8体のモアイ像がうつ伏せで倒されたままの状態。
17世紀のフリ・モアイという戦争で倒された)
アフ・アカハンガ(2つのタイプのアフがあり、支配者階級と被支配者階級。
前者は「ホツマツア王」のお墓と言われている。彼は最初にイースター島を統率したと言われる伝説の王様)
アフ・トンガリキ(ここが高松にあるタダノ建設がクレーン車を使って立て直した場所。15体のモアイ像が修復されて、立っている)

アフ・トンガリキ


ラノ・ララク(海岸から800mの丘陵にあるモアイ像の製造、石切り場。製造途中のモアイ像は外にあるだけでも約400体、地中に埋まっているものもかなりあり、島全体では900体もあるそうだ。珍しい座ったモアイ像もあった)

モアイ製造現場
埋まったまま放置されている
座っているモアイ像
これも埋まったまま

アフ・テ・ビト・クラ(島で最大の高さ9.7m、重さ80トンのモアイ像とプカオが倒れている。その近くには、【光のヘソ】と呼ばれる直径80cmほどの丸い石がある。この石には磁場があるのだとか。
周囲の石垣は直径3m、高さは50cmほどだが、これがどういう意味を持っていたのかは謎らしい)
アナ・ケナ海岸(ナウナウ・ビーチとも呼ばれており、白い砂浜が広がる。7体のモアイ像と「ホツマツア王」の像が立っている。これは「コンティキ号漂流記」で知られるノルウェー人の考古学者ヘイエルダールが発掘し再建した。背面に行くと褌姿がよくわかる)
アナ・カイ・タンガタ(昨日行ったオロンゴの鳥人儀式と関連する洞窟。儀式の後に祝宴が行われた場所。中には海鳥のレリーフが綺麗に残っている)

アナ・カイ・タンガタ

ホテルにて夕食: チキン、マッシュポテト、キャベツ煮、スイカ

🛏 イースター島(ホテル オタイ)泊
年末のお祭り騒ぎのせいか、一晩中、どんどこ、どんどこ太鼓のような音が鳴り響いて眠れなかった。パーティでもやっていたのかな。

5日目 12月31日
四駆 引き続き、島内の観光後、タヒチへ戻る

テ・パウ洞窟(全長7kmの洞窟で、人々の避難場所として使われた)
アフ・アキビ(丘の上にあって7体のモアイ像が海を向いて並んでいるのはここだけ)
テレ・ヴァカ山(島最高峰で506m)
プナ・バウ(プカオの石切り場)

昼食: BBQ

アフ・リキリキ(ポイケ半島にあり、見晴らしのとても良い場所だ。
小さな祭壇の近くには鼻から下まで埋まったモアイ像や2mほどのものがゴロゴロところがっている)

2号車の四駆が出発時点から、凄まじいエンジン音でとうとうポイケ半島の牧草地で立ち往生となってしまった。まあ、何とか空港までは持ちこたえてくれた。

夕食後、空港へ

✈ 21:10 発 マタヴェリ空港:ランチリ航空
  22:55 着 ファアア空港(タヒチ)

🛏 パペーテ泊

6日目 1月1日
終日、自由行動なので私はモーレア島へ行った。

タヒチ島から約20km、起伏があり荘厳な山々と珊瑚礁に囲まれた海はクリスタルブルーに輝く。
映画、「南太平洋」で魅惑の島【バリハイ】のモデルとなった。
かつてゴーギャンはその著「ノアノア」の中で【あらゆる峰々が銃眼つきの古城のようだ】と形容している。

モーレア島

🚌 09:00 発 ホテル
🚢 09:30 発 タマヒネ号にてモーレア島へ

ベルベデール展望台(島の中央に位置してクック湾、ロツイ山、バリハイ山が一望できる。山々は尖峰でとんがった形をしていて特徴がある。
出発前に取りあえず「南太平洋」を見て行った。その時はスタジオで撮影されたセットだと思っていたら、実際にここで撮ったのだとか。その通りの景色が広がっていた。島の特産がパイナップルで、あちこちで植えられていた)

パイナップル

名前は不明

島のホテルにて昼食

✈ 16:45 発 モーレア島
  17:00 着 パペーテ

バスにてホテルへ
🛏 パペーテ泊

7日目 1月2日
✈ 07:35 発 ファアア空港: エア・タヒチ・ヌイ航空

8日目 1月3日
  15:05 着 関空

ぎゃ~!自宅の鏡でわが顔を見てビックリしました。
鼻だけではなく顔全体が真っ黒で、まるで自分ではないほどの変わりようだったのです。
確かに毎日、33度から35度の中を観光していたから暑かったのは確かですが、ここまで酷いとは思いもしなかったです・・・
これから行こうと思われている方は「日焼け止めクリーム」を一日に何度も塗り直すことをお勧めします。

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