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コスタリカ

(40番)  2020年   2月
 
9年ぶり2回目のコスタリカへ行ってきました。
目的はケツァール(和名はカザリキヌバネドリ)を見る事でした。
前回の時は彼らの好物のリトル・アボカドはたくさんあったのに、肝心のお姿が拝見できなかったので再度挑戦です。

体長は35cm程度で、オスは長い飾り羽をもち、それを含めると全長で
120cmにもなります。エメラルドグリーンの背中と真紅の胸部のコントラストのあまりの美しさから古代マヤ文明や、アステカ文明では神として崇められてきました。
ケツァールは見る物に幸せが訪れると言われている「幸せの鳥」です。
 
「見た!」と言った人の多くは2月だったという情報を得ていたので、「よし、じゃ、2月に行こう」と決めておりました。もちろん、他の月でも見たという人はいます。
 
最終の日程表が送られてきた時の参加人数は14名で、このコロナウィルスの件でキャンセルをする人が出るのではないかと思っていたら、出発前の添乗員さんからの電話では13名参加と聞き、皆ツワモノどもだな・・・と。
かくいう私もキャンセル料を払ってでも止めようかと散々悩みました。
でもまあ、考え直しました。ケセラセラ・・・
添乗員さんは以前ラオスへハイキングに行った時の方でした。
 
1日目 2月21日
✈ 成田~ロス シンガポール航空 (12時間)777-300
 
ロスでは又しても乗り換えの時間が12時間もあったが、この旅行会社はオプションを用意してくれていた。ま、普通はそうよね・・・

ロス市内の観光でチャイニー・ズシアター、ファーマーズ・マーケット、サンタ・モニカへ。「ウォーク・オブ・フェイム」では、手の大きさがマリリン・モンローと同じくらいでちょっと嬉しくなった。🖐️
今年もアカデミー賞の発表があったばかりで、レッドカーペットが敷かれて俳優たちが歩いていく場所は、普通のビルの通路でその両側にはお店が並んでいる。
サンタ・モニカが「ルート66の終点」だという事は初めて知った。ここからシカゴまで3,755km続いている。
 
ロス市内は31年ぶりの訪問で、前回来た時は、「エッ?」と思うほど田舎に来たと思ったが、あれから随分と発展をしていた。久しぶりに山の上の
「HOLLYWOOD」の文字を見て「ああ、アメリカに来たな」と。
 
✈ ロス~グアテマラ・シティ アビヤンカ航空(4時間半) A320
乗り込む際、「過去2週間以内に中国へ行ったか」と「例の船に乗っていないか」と確認をされた。
 
✈ グアテマラ・シティ~サンホセ アビヤンカ航空(1時間半) A320
 
1948年にコスタリカは軍隊を廃止しました。軍事費にかけるお金があるのなら、教育にかけるようにと。
国のモットーとして、「Pura Vida ゆっくりいこう」、
英語で「Pure Life」という言葉があります。8つの先住民が住んでいます。

 
2日目 2月22日 35度
🚌 サンホセ~タルコレス (約70km、1時間半)又しても到着早々に観光へ出発。
 
カラーラ国立公園にあるタルコレス川(ワニの棲む川)のボートツアーで
アメリカン・クロコダイルやコンゴウインコを見るチャンス
 
バスが川に近づくと道路の脇の一本の木に「コンゴウインコ」の巣があり、番がチョコンと顔を出していた。
幹が白いので鮮やかな色合いが目を引く。「コンゴウインコ」はブラジルのパンタナールでもたくさん飛んでいるのを見たことがあって、本当に目を引く鳥だ。

コンゴウインコ

ガンビアへ行った時は、「クロコダイル」の背中に触ることができた。予想に反してとっても柔らかかった。クロコダイル・プールという場所で人工的に飼われていて、餌をたっぷりと与えているので、大人しいのだとか。
しかし、ここは、野生だし、チョー怖そう・・・と思っていたら、ここのワニは意外と臆病なんだそう。
 
ここで見られた動物
鳥類―アメリカグンカンドリ、カッショクペリカン、アメリカヘビウ、ナンペイヒメウ、ベニヘラサギ、シトロキ、シラガゴイ(ゴイサギの仲間)、オオアオサギ、ヒメアカクロサギ、ユキコサギ、ダイサギ(真っ白)、ハゲノドトラフサギ、ヒメコンドル、クロコンドル、カンムリカラカラ、コンゴウインコ、シロオビミドリツバメ、オオミドリヤマセミ、キバラオオタイランチョウ、オオガクロムクドリモドキ(カラスに見える)、アメリカピグミーカワセミ(コミドリヤマセミのことでこの辺りではとても珍しい)、ハナナガコウモリ、オオアオサギ(いつも牛の近くにいる)、クロノスリ、ミサゴ(隼)
 
爬虫類―アメリカンクロコダイル、バシリスク(トカゲの大きいもので、水の上を走る)

バシリスク

🍴 昼食(ナチュラルジュース、サラダ、カサード(ワン・プレートに海鮮ご飯、鶏肉のソテー、揚げバナナ等が盛ってある)、フルーツ)
揚げバナナは特に中米でよく食べられていて、奴隷制度時代に彼らがアフリカから伝えた料理。プランテーンという料理用のバナナを使う。もちろん、西アフリカへ行くとよく出てくる。
 
🚌 タルコレス~モンテベルデ (約90km、 2時間半)
 
🍴 夕食(サラダ、牛肉の野菜添え、アイスクリーム、パイナップルジュース)
 
🏨 ホテル・シプレセス(こんな観光立国でドライヤーがなかったのはおかしいぞ。夜から朝にかけて風がビュービュー吹いて寒かったが、それまでほとんど寝てないので爆睡)
 
3日目 2月23日
モンテベルデ自然保護区観光
 
サンホセの北西約150キロに位置する雲霧林
標高は1、100m~1、500m。そのため、ジャングルでありながら鬱陶しい蚊や虫が少なく、快適に楽しめるのも人気の秘密らしい。流石、有名な観光地だけあって各国からの団体客でごった返していた。東洋人は我々だけだったが。
 
第一回目のケツァール鑑賞のチャンス
ガイド歴27年のアドリアンさんの案内で、林の中を散策。動物の名前も日本語で言えるくらいのベテラン。
キバシミドリチューハシ、ハキリアリ、カンムリシャクケイ、ミドリマムシ、コスタリカノドジロフトオハチドリ、ドウイロハチドリ、ドウボウシハチドリ、ムラサキケンバネハチドリ、マントホエザル、ハチドリの巣などが見え、折り返す道中に
 
カーン!!!いきなり場外ホームラン!!!
ケツァール様がいらっしゃいましたぁ~
望遠鏡で見せてくれるのですが、目がとってもチャーミング。
ド級で嬉しい!
アドリアンさんはいろんな鳥の鳴きまねも堪能で、もちろん、ケツァールもできる。子犬のような声で「クゥークゥー」と聞こえる。

ケツァール

ハミングバード ギャラリーでハチドリの見学
ハチドリは中米や南米に行くと見るチャンスがあるが、何度見ても可愛いし、羽をビュンビュン羽ばたかせて大変そうだ。体長は4,5センチ位しかないのにあのホバリングには、物凄い体力だなあと感心する。いろんな種類のハチドリが吊してある蜜のポットに飛んで来るが、特に瑠璃色のハチドリが綺麗。

ハチドリ
ハチドリ

🍴 昼食(パッションフルーツ ジュースかブラックベリー ジュース、
オジャ・デ・カルネ(コスタリカの名物料理でユカというキャッサバに似た芋、トウモロコシ、サトイモ、プランテーン、人参、ニンニク、牛肉、セロリ、玉ネギ等を一緒に煮込んだ鍋料理)、ココナッツクッキー、コーヒーか紅茶)
 
🚌 モンテベルデ~アレナル (約120km、 3時間半)
アレナル火山の麓にあるタバコン・リゾートで大自然に囲まれた天然の温泉へ。
サンホセから北へ約150キロにある「アレナル火山国立公園」から更に北へ8キロの所にあるのがタバコン温泉。
 
途中、アレナル湖とアレナル火山(1、633m)が晴れていたのでよく見えた。
タバコン・リゾートでは皆さん川に流れる温泉に浸かってゆっくりされた。
私は足湯程度にしてのんびりと過ごした。
 
🍴 夕食(温泉内のレストランにて、バイキング―何種類かのチュラルジュース、サラダ、セビーチェ(生の魚を1cm角ほどに切って、レモンと塩、ハーブに唐辛子やトマト、玉ねぎを和えた料理)、カニのスープ(とても美味しかった)、何種類かのお肉料理、魚、何種類かのデザート(チーズケーキが美味しかった)、何種類かのアイスクリーム、コーヒー、紅茶
 
🏨 ホテル アレナル・ラフェー
 
4日目 2月24日 28度 湿度68%
朝ホテルの周りを散歩していたら、電柱に鳥の巣があって、それを取り除いている人達に出会った。いくら、可愛い鳥たちでも、街中に巣があると鳥たちも人間も困るから致し方ない。
皆、ニコニコとしていてとても感じが良かった。
 
🚌 アレナル~サラピキ (約2時間)
トイレ休憩で立ち寄ったお土産物屋さんではグリーンイグアナがたくさんマンゴーの木にいた。お店の方がサービスで太鼓を叩いて、イグアナを木からおろし、レタスやマンゴー、スイカの皮などを与える様子を見せてくれた。
 
更に道中の林の中では、マントホエザルの家族が木にいて、木から木へ飛び乗ったりする様子が見られた。双眼鏡で見てみると表情がよく見えて「ゴホ、ゴホ」と吠えている。
 
レイン フォレスト トレイルを散策
亀もいるし、ユカの木、スターフルーツなどがあって、現地ガイドさん(日本人)が今回の目的であるイチゴヤドクガエルの鳴き声がすると。そちらの方向を見ると、ピョ~ンと飛んだ。
体長わずか2センチほどの背中に毒を持った全身真っ赤で脚だけが青いカエル。なので、英語名はブルージーンズと言う。
ガイドさんが捕まえて、掌に乗せて写真を撮らせてくれたが、すぐ逃げる。又、捕まえるとお腹を見せて死んだぶりとしたので、おかしかった。
毒は弱いため、人が触っても大丈夫だそう。コスタリカ、ニカラグア、パナマにしか生息していない。

イチゴヤドクガエル

その後、ニショクキムネオオハシも木に止まっているのが見えた。オオハシは嘴がギザギザでその色も少しずつ違うので、名前も違う。

ニショクキムネオオハシ

🍴 昼食(バイキングでナチュラルジュース、サラダ、数種類の肉、魚、
ガジョ・ピント(コスタリカの豆ごはんで黒インゲン、玉ネギ、にんにく、ピーマンなどと一緒に炊く)野菜炒め、デザート、コーヒーか紅茶)
 
🚌 サラピキ~グアピレス
シロへラコウモリを鑑賞するチャンス
林の中を散歩していると木の上にアリの巣があって、その中にアレンオヒキコウモリ(黒い)がちゃっかりとヤドカリをしていた。使われなくなった巣を利用するのだとか。
この辺りのシロアリはアリ塚は作らないそうだ。
 
ケツァールの次に見たかったシロへラコウモリもいました!
彼らはバナナやヘリコニアの葉の中心部分の脇を噛んで枯れさせて、その葉っぱが下に向くのを利用して屋根代わりにする。寝ているので、起こさないように下側から覗き込む。体長わずか4センチほどで、あまりの可愛さにメロメロになりそう。

シロヘラコウモリ

メガネフクロウの親子もいて、感激!
 
ここにもハチドリの巣があって、一度枝ごと落ちてしまったのを、ガイドさんがうまく元の木に縛り付けてくれた。我々が覗き込むとホントに小さな赤ちゃんがいて、お母さんハチドリが辺りの木の上から心配そうにこちらを見ていた。ゴメン ゴメン・・・🙇
 
ガイドさんのご自宅でトイレを借りたのだが、庭にハチドリなどに餌づけをしており、大小様々な鳥たちが飛んで来る。ふと視線をあげると木々の間に何とナマケモノまでいるではないか。
は~?自宅の庭にナマケモノですか。バナナなどをたくさん置いているからかな。
ナマケモノは究極のエコな動物だ。動かない事で運動量を極端に減らして代謝を抑え、一日にほんのわずかな葉や新芽を食べるだけで生きていくことができる。
しかも、自分の体毛の中で藻を育て。それも食料にする。さらには、週に一度木から降りて自分が暮らす木の根元に排便をして、その栄養分をまた木に還元するという、リサイクルのようなことも行っているから驚きだ。名前を変えてあげるべき動物のトップだ。
ハチドリの餌は砂糖水で彼らが上手くくちばしを突っ込んで吸えるような形で容器が作ってある。

ナマケモノ

🚌 グアピレス~サンホセ
バスの中で現地ガイドさんがグラダネージャとホオヅキを食べさせてくれた。
前者は大きなミカンのような形だが、真ん中からポコッと割れて、中身は白い果肉の中に黒い種がたくさんある。全部食べてよいとの事で、結構いける味だった。
ホオヅキは中国でも食べるので、私は珍しくはなかったが、他の方達は「これ、食べるの?」と言っていた。甘くて美味しいので、これが中国の朝食に出ると嬉しくなる。
 
🍴 夕食(グリンピースのスープ、マスのソテーと野菜添え、ティラミス、フレッシュジュース)
 
🏨 ホテル アランフェス(浴室は水はけが悪かった)
 
5日目 2月25日 (火)
🚌 サンホセ~セロ・デ・ラ・ムエルテ(1時間半)
 
第2回目のケツァール鑑賞のチャンス
バスから降りると「いらっしゃいませ~、ようこそ、セロ・デ・ラ・ムエルテの森へ」と言わんばかりにケツァールが木に止まっていた。何という幸運でしょうか!
すぐに飛んで行ったので、追いかけていくと家族がいて、オスとメスと子供が一つの木に止まっていた。メスは頭が黒いし、尻尾も短い。子供もまだ尻尾は短いが頭がエメラルドリーンなので、オスとわかる。あちこちと飛んでくれてその優雅な姿には目が釘付けになる。
 
ケツァールはまだ研究が進んでいないので、データがあまりないが、大体
20年くらいは生きると言われている。好物のリトル・アボカドは何と
93種類もある。
人間が食するアボカドとはサイズが全く違い、彼らの食するものの中で大きなものは一つ2センチくらいあって、それを一気に飲み込んで15分くらいかけて消化をする。
その後種だけをポイッと捨てる。それがまた、新しい芽を出して他の場所で育っていく。望遠鏡や双眼鏡がなくても2メートル位の近さの木に止まっているので、肉眼で観察ができ、頭のうぶ毛のような毛がツンツン立っている様子や目がクリッとしているのがはっきりと見えた。顔はキュートだし、体は誠に美しい。

食事中のケツァール

🍴 昼食(標高2700mのレストランにて―ナチュラルジュース、カサード(ポークのソテー、サラダ、豆、揚げバナナ)、バニラアイスクリーム、コーヒーか紅茶)
 
🚌 セロ・デ・ラ・ムエルテ~サンホセへ
 
サンホセ市内観光
 
中央市場
1980年オープンなのでまだ新しい。
200以上のお店が立ち並び、お肉、野菜、魚、果物など、日本ではあまり目にしない珍しい食材がたくさん。観光客のために民芸品を取り扱うお店も多数ある。前回ここへ来た時は、ケツァールのデザインのカーペットを購入した。
 
博物館の横に直径が1.5mほどの丸石があったが、ガイドさんによるとこれが何なのか又、どうしてこのような形なのか分かっていないとの事。
添乗員さんが私に質問をしてくれたので「ニュージーランドの南にある海岸でもゴロゴロといくつか、ころがっていて、たくさんの石が集まりながら長い年月をかけて転がることによってあんな丸い形になったと聞いたこと。
そして、カザフスタンの山の中でも同じような経緯で丸石ができていたが、あの中には化石が埋まっている事が多い」などを説明してあげた。
 
それを聞いたある男性は「自分もカザフスタンへ行ったけど、そんな石なかった」と。
まるで子供だ。ウスチュルト大地へ行ってない限り、見られないのだから。
男性はこういう人が多いような気がする。
他にもこういった経験はたくさんあって、例えば、ある食事会場で「これは何?」と聞かれたので、「○○」と答えたら、「違う」と言った人がいた。「××」と書いてあるじゃないかと。
よく見ると説明の札が隣と入れ替わっていたのだ。そういう時は「何て可愛そうな人なのだろう」思う。自分の無知をさらけ出しているにすぎないのだから。チクリ!
 
果物屋さんで、「水リンゴ」と「グアヴァ」という30センチくらいのさやエンドウのような形の果物をガイドさんが買ってくれた。
前者は食べたことがあるが、後者は中に黒い豆が入っており、周りの白い果肉だけを食べる。「グアバ」とは全く違う果物。
 
セントラル通り
サンホセ市内のレストランやカフェの並ぶ通り。
街の彩りも美しい花のポッドで埋められている感じで、標高1,170mと言っても亜熱帯性の気候だから植物の生育環境はとてもいいようだ。コスタリカの国花はカトレア。
 
🍴 夕食(中華料理でワンタンスープ、チャーハン、焼きそば、酢豚他、ライチシロップ漬け、ジャスミン茶など)これが中華料理?
 
🏨 同上
 
6日目 2月26日 30度 湿度53%
🚌 サンホセ~サンラモン デラパス(2時間)
 
第3回目のケツァール鑑賞のチャンス
バスを止めた場所が広場のようになっていて、そこの一本の木にアカエリクマタカが止まっていた。大きいので、肉眼でも見られた。身体のヨコシマと頭がモヒカン刈りのようなのと何といっても鷹なので眼力が鋭くてカッコいい。
モルフォ蝶や透かしまだら(羽が透明な蝶)、他にも綺麗な蝶がたくさん飛んでいた。「モルフォ」とは蝶という意味だそう。
因み北海道へ行くと「丹頂鶴」というのは、北海道の人にとっては「鶴鶴」と言っているようなものだとか。「丹頂」がそもそも鶴という意味らしい。
ああ、ややこしい・・・

モルフォ蝶

川の方へ降りると朝方にはバクが水を飲みに来る場所があった。いや~、野生のバクを見てみたかったな。

バク

オオーッ!お出ましになりました!最後にケツァール様が一羽飛んでこられました!
その飛ぶお姿はエレガントで、人工物に囲まれて暮らしている眼には一幅の清涼剤に映る。

ケツァール

🚌 サルチー村へ 

伝統牛車カレータの見学サンホセから北西へ約45キロにある伝統工芸の村。国のシンボルともなっている「カレータ」は、極彩色の絵が描かれている牛車でど派手!これで、昔はコーヒーなどを運んだ。

カレータ

🍴 昼食(バイキングでナチュラルジュース、フルーツ、パン、
ピカディージョ(野菜の炒めもの)、ズッキーニの卵炒め、牛肉のフライ、鶏肉のBBQソース、チーズケーキ、コーヒーか紅茶)
 
コーヒー農園の見学
「ドカ・コーヒー農園」といい、2、800mのボアス火山の麓にある。
コスタリカでは一番古い農園。労働者たちは近隣の貧しい国から出稼ぎに来ている。
バケツ一杯摘むのに約1時間かかり、それで2ドルの報酬だとか。
コスタリカではアラビカ種のみの栽培が認められている。コーヒーの味は豆の種類で決まる。焙煎方法が味を決めるのではなく、それは風味の問題。
 
ロブスタ種はブラジルなどで栽培されているが、木が大きくなりすぎて、豆もおいしくなく、インスタントコーヒーになる。
実際に豆を摘む作業、洗浄場所、選別場所、乾燥場所、焙煎場所などを見学して、売店でコーヒー豆を購入。
説明の中で私が気に入ったのは、コーヒー豆を剥かないで、そのまま天日で乾燥させる方法。コーヒー豆は皮を剥くと豆の周りに白いゼリー状の部分があって、そこがすごく甘いのでおいしいらしい。
もう一つはピーチェリーという種類。通常コーヒー豆には二つの種子が入っているが、
まれに一つしか入っていない事があり、お互いに成長を邪魔しないので、まん丸くなって育つ。全体の3%ほどしか獲れなくて貴重価値があるのだとか。
 
🍴 夕食(ナチュラルジュース、パンプキンスープ、ボロネーゼ、パンナコッタ)
 
🏨 同上
 
7日目 2月27日
前日の夜はほとんど寝ていないし、朝2時起きで眠くて仕方がない。
✈ サンホセ~サンサルバドル アビヤンカ航空(1時間15分) A320
 
帰りは行きとルートが違うが、スイスイと帰れるので楽ちん。
前回のエルサルバドルは陸路での国境越えだったから違う経験ができて良かった。
が、ここへ来ると地上係員たちがマスク姿で、現実に引き戻されることに・・・何だか仰々しいのだ。
「例の船には乗っていませんね」などと簡単な確認はされた。
 
✈ サンサルバドル~ロス(5時間半)アビヤンカ航空  A321
✈ロス~成田 (11時間半)シンガポール航空  777-300
 
8日目 2月28日
19:00帰国
飛行機から降りて検疫の場所でまず「あれれ!」係の人達の恰好があまりにも大げさで・・・
マスク姿なのはもちろん、更に透明のプラスチックの覆いのようなものを頭から被っている。更にイミグレで、人の少なさに「あんれま!」兎に角、外国人がいない。
ターンテーブルまで行くと他の便が到着していたので、人が結構いたが、税関でもスイスイと通れた。こんな光景は本当に珍しい。
 
今回はケツァールの鑑賞チャンスが3回も設定してあったので、選んだコースだったのですが、結果的に良かったです。何しろ、的中率が100パーセントだったから。
 
TVでニュースを見ると北海道では、今週末は出かけないようにとの緊急事態宣言まで出されていて、一気に現実の世界に引き戻されました。

写真は旅行会社さんのパンフレットを引用させていただきました。
お礼申し上げます。

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