見出し画像

上野水上音楽堂でカントリーのフェスBig Westernを聴いてきた。

8月6日(火)にお店を店主に任せ、上野の水上音楽堂で開催されたカントリーミュージックの祭典”Big Western"を聴きにいってきた。

数日前に、お店に出演者の方がいらっしゃってBig Westernのチラシを置いて行った。その際、店主から「佐々木君聴きに行ってきた方がいいよ、お店休んでいいから」と言ってもらえたので遠慮なく店を休み聴きに行ってきた。

今回はスペシャルゲストにチャーリー永谷さんが熊本からいらっしゃると追うことで、熊本出身の妻と一緒に聴きに行った。

カントリーミュージックだけでなく、ブルーグラスのグループも出演したのだが、そのブルーグラスの「斎藤ジョニー Blugrass Set」の演奏が素晴らしかった。ブルーグラスの古典(Bill Monroe等のレパートリー)を中心に演奏していたのだが、バンジョーもドブロも、そしてリーダーのギタリスト斎藤ジョニーさんも凄かった。

何がすごいって、超速弾きなのだけれど、印象に残るフレーズを矢継ぎ早に繰り出していくところとか、バラードやワルツではじっくりと聴かせる泣きのフレーズとか、演奏の表情が豊かで良かった。カントリーのフェスで、ブルーグラスの方々があんなに会場を沸かせることは珍しいのではないだろうか。とにかく、スーパープレーヤーの集まりでありながら、観客を楽しませじっくりと音楽を聴かせる姿は素晴らしかった。

ゲストのチャーリー永谷さん、やっぱり良かった。
御齢88歳ということであったが、今年も熊本で日本最大のカントリーフェス「カントリー・ゴールド」を開催するらしい。なんとも、すごい人である。
GibsonのLG-0を肩から下げて歌う姿には、なんともいえないオーラと貫禄があった。何曲か演奏する中でTogether Againを歌ったのだが、スチールの尾崎博志さんのソロも素晴らしかった。チャーリーさんのペースで歌うのだが
バンドとの息もぴったりと合っている演奏、歌唱。スペシャルゲストとして熊本から呼ばれているわけだから、おそらく大してリハもやっていないだろうに。

イベントの最後は出演者全員が出てくるメドレーで締め括られた。15分にも及ぶメドレーで、アレンジャーはスチールギターの尾崎博志さん。ペダルスチールだけでなく、メドレーの途中ではアコースティックギターも演奏し大忙し。

このメドレーで特に良かったのは、最初の曲がWichita Linemanだったことと最後を飾った堀口知江さんだった。初めにステージに出てきた時は、凄くギターが上手いなあと思って観ていたのだが、歌も素晴らしかった。

もちろん、ベテラン勢の演奏、歌唱は迫力があるのだけれど、若いカントリーミュージシャンが、それぞれオリジナルの曲を持って歌っていることが印象に残った。やっぱり若い世代が出てこないと音楽は面白くない。

客層は、70代以上ばかりだったけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?