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スティールギター関係の専門レーベルMID-LAND RECORDS

数年前に、私のカントリーミュージックの師匠のような方から、スティールギター関係のレコードコレクションを30枚ほど安く譲ってもらった。それで一気に私の教材が増えた。

それまでは、Jimmy Day、Lloyd Green、Curly Chalker等の素晴らしいペダルスティールギター・プレーヤーの音楽に触れたことがなかった。Buddy EmmonsのCDを数枚と、何枚かのペダルスティールのコンピレーションアルバム、Speedy WestとJimmy Bryantのコンビのアルバムは持っていたが、それ以外はペダルスティールギター・プレーヤーのリーダー作は持っていなかった。

その状態から、突然30枚である。
一気に勉強しなければならないことが増えた。

早速、長年弾いていなかったペダルスティールギターを押入れから出してきて練習を始めた。始めたはいいが、ペダルスティールギターとはこの世のものとは思えないぐらい複雑で難しい楽器なのである。コードの基本的な知識がある方はすぐに習得できる方もいるかもしれないが、私なんざその辺りは素人同然である。仕方がないので、体得するしかない。

幸い、私のカントリーミュージックの師匠はペダルスティールギターの師匠でもあるから、色々と質問してみたり、向こうから練習用の教材をメールで送ってくれたりした。

それ等と、Japan Steel Guitar Associationの会報を熟読し、練習曲などを練習してみた。

何となくE9チューニングについては分かりつつあるという段階まできた。分かりつつあるというのは、「弾ける」ということではなく、だいたいこの辺りをこう弾くと、こんなフレーズが弾くことができるのだなぁ、といった具合である。

C6については、まだちっともわかっていない。
わかっていないのだが、よせばいいのに自分の楽器をU12(12弦ユニバーサルチューニング)にしたりして、これ一台でC6も一気に体得しようとしている。実際、U12のペダルスティールギターは、E9についていえばほぼそのままで弾けるので(弾きこなせているかどうかは別にして)、目下ちょっと低音弦の増えたE9として使っている。

譲ってもらった30枚のレコードは、全て既に廃盤なので大切に聴いている。毎日針を落とすたびに気になっていたのだが、その30枚のうち25枚ぐらいはMID-LAND Labelとラベルに書かれている。

MID-LAND Labelってなんだろう?と思ってインターネットで調べてみたところ、Dewitt Scottの所有するレーベルのようだ。ペダルスティールギターファンでない方には、Dewitt Scottという名前を言われてもちっともわからないかもしれない(知らなくて当たり前か)ので説明すると、Dewitt Scottはペダルスティールギター・プレーヤーである。彼は、教育にも熱心なようで、E9のほぼ唯一といっていい教則本「Deluxe Pedal Steel Guitar Method」の著者でもある。

彼の教則本はE9の基礎はほぼ網羅されているので、入門者にはとても役に立つ。英語版しかないのは仕方ないのだが、教則本のニーレバーの表記がSho-Bud仕様になっているので、Emmonsセッティングの方はちょっと見ずらい(慣れの問題だけだが)。私は、手元にある楽器は全てEmmonsのセッティング(Copedentという)にしているので、いつもニーレバーの表記を見るたびに「あれ、どうだったっけ?」となってしまうのだが、ベテランの皆さんにはそんな悩みはないのかもしれない。あ、でもベテランの方は教則本要らないか。

話が逸れてしまった。MID-LAND Labelである。とにかく、ペダルスティールギターを研究するにはこのMID-LAND Labelのレコードを聴きこむのが一番いいのである。兎にも角にも、MID-LAND Label。もし、ご自宅に一枚でもMID-LAND Labelのレコードがある方は、これから家宝にするといいと思う。万が一、ある日突然ペダルスティールギターを弾きたくなった時、または、ご親戚がペダルスティールギターを始めるなんていう時には、そのレコードが一番の教材になるはずだから。

ペダルスティールギターとは、何のこっちゃ?という方も多いと思うので(ここまで読んでいただいている方はペダルスティールギターにある程度興味がある方か)説明しておくと、ペダルスティールギターとは、ギターを横置きにしたもの(スティールギター)のチューニングをペダルとニーレバー(膝で操作するレバー)で変化できるようになっている楽器である。左手にスライドバーを持ち、右手でピッキングし、左足でペダルを踏み、右足でボリューム調節しながら、両膝でニーレバーを操作する。という、とても操作する箇所の多い楽器である。そのおかげで、スライドバーをスラント(斜めに)しなくても様々な和音を鳴らすことができるという優れものである。

基本的には、ペダルスティールギターはペダルとニーレバーの数が多い方が色々な和音を鳴らすことができるのだけれど、ペダル3本、ニーレバーは2本(一本でも何とかなる)ぐらいある楽器であれば、そこそこ色々なことができる。

私のE9チューニングの楽器は、ペダル3本、ニーレバー5本というもの使っているが、ニーレバーは5本中3本しか使ったことがないし、そのうちの3本だって全部使いこなせているわけではない。
では、なぜ、ニーレバー5本の楽器を使っているか、というと、私のカントリーミュージックの師匠の楽器がニーレバー8本という楽器を使っているので、「そうか、8本必要なのねぇ」ということで、それを購入したまでだ。極端な話、E9の10弦であればペダルはまあ3本、ニーレバーは1本あれば、基本的なコード(メジャー、マイナー、マイナーセブンス、メジャーセブンス、ナインス)は鳴らすことができる。

どうです?ペダルスティール・ギター、気になってきたでしょう?
もう既に演奏されている方にとっては「何だお前、フランクリン・ペダルは必要不可欠だろう!」とか、「LKVはしょっちゅう使うだろう!」というご意見もあるかもしれないだろうけれど、私は楽器はできるだけシンプルな方が良いと思っているのです。

一応、参考のために、私の使っている楽器のうち一番複雑なやつを裏から見た写真を載せておく。

FuzzyのU12

どうです、何とも複雑な構造でしょう。
本来、楽器はもっとシンプルな方がいいと思うのは私だけだろうか。何だか、音の響きとかを考えると、こんなに複雑でない方が良いような気もするのだが、
これはこれで、カッコイイ!!と思っている自分もいるので、楽器とは何とも複雑なものです。

ペダルスティールギターについて、自分のためにも今後も少しづつ書いていきたいと考えております。

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