そういえば私ミュージカルが好きだった

仕事中に突然先輩がすごい勢いで椅子を叩いてきて、スッとスマホの画面を見せてきました。その時目に飛び込んだニュースがあまりにも衝撃的すぎて、ヒッと声を漏らしてしまいました。

30歳、あまりにも早すぎる若すぎるそして突然すぎる事に、驚きという感情が何より先に出てきます。SHINeeのファンである私は、被せてはいけないとは思いつつも、類似した経験を思い起こさせました。「まさか」「なんで」「信じられない」単純だけど言葉通りの感情なのです。

お友達でも知り合いでもなければ、直接お会いした事すらない。それでも、テレビを通して生きている姿を見ていた人。憧れや好意を持って見た作品も数多いです。そんな彼が、もうこの世にはいなくて、新しい作品が出てこなくて、演技をする姿を見ることはないのかと思うと何とも言えない気持ちが胸に来ます。毎日会ってた人ではないので、今実感として感じる事ではないですが、行き場のない気持ちが昨日から胸をざわつかせてました。

「三浦春馬」とYoutubeで検索をかけ、昨日から彼の過去の作品やテレビ出演シーンまで色んな映像を見ました。その中で、一際印象的だったのは彼主演のブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の映像でした。FNS歌謡祭で一度披露していた映像を先に見たのですが、それはもう圧巻。この作品に出る事を目標に仕事してきた的な事は、なにかの番組のインタビューで話してるのを見た事があり、彼にとっても思い入れの深い作品なのだとは少し知っていました。

そのステージで歌う姿で、私の知っている俳優の三浦春馬という概念は全て覆されました。こんなにも歌がうまかったのか！！！とか、色気がすごい！！！とか、見入ってしまう！！！とかもうとにかく、三浦春馬ではなく完全にローラ！！！！

小池徹平とのコンビ感もコミカルで、役柄ぴったりで、本当に何回でも見れるステージ。華やかなステージで歌う「落ちててもlet me raise you up」のメロディーが感動で泣けてくる。

昔から劇団四季や、ミュージカル映画が好きで、音楽とストーリーが融合した世界観に浸ると充実感を覚えました。しかし、ここ最近久しくミュージカルというものに触れてなかったなあと...ふとこのキンキーブーツの映像を見て思いました。というか、久々に映像を見て素敵だと心を動かされました。

自分の作品を見て、何かを頑張れたり、その人の人生に影響を与える事に仕事の在り方を感じるみたいな事をインタビューで仰ってました。あなたは、紛れもなく本物の俳優です。少し気付くのが遅れたので、直接お伝えできないのがもどかしいですが、本当に素敵な演技を見せて下さりありがとうございました。あなたのファンになりました。