コトバー・サウダーデの第11夜「男女の友情ってあるのだろうか」

いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。

SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。

2020年から2021年にかけて、人生においてこれだけ働いていない時間が長かったことはありません。

せっかくできた思わぬ余暇も外にでることもはばかられ、自宅でグータラ過ごすしかないわけですから気づいたら人生最大の体重を更新しそうになっています。

はあ、すこしは運動しないとなぁ。同じようなことに悩んでいる人、職種に限らず多そうですよね。

みなさんはどのようにステイホームの時代に運動量を確保していらっしゃるのか気になるところです。

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さて、本日はコトバー・サウダーデの第11夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)

本日のトークテーマはこちら。

*質問・トークテーマはコチラから随時受けつけています。

恋バナといったら避けては通れないテーマがやってまいりましたね。

リアル店舗で営業中もよくこの話題になります。学生時代の恋バナを含めたら、いったい人生で何度このテーマについて話しているかわかりませんよ。

でも今思うと、その時によって答えって違ったりするんだよなぁ。

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まず結論ありきで。男女の友情、僕はあると思ってます。

でも一概にあるって断言するのは難しくて、これは異性間の友情をどう理解するかによると思うんですね。

これどういうことかといいますと、例えば多くの男性は女友達のひとりやふたりはいると思うんですよ。でも男性によっては女友達だけど、彼女としてアリと認識している女友達がいたり、酔った勢いで隙あらば抱きたいと思ってる女友達がいるかもしれません。これは男女の友情としては成立していないと考える人が多そうです。

では全く恋愛対象としては見ていないし、万が一むこうから誘われても断れる女友達がいたとして、でも女としては見れるという場合はどうでしょう？じっさいに抱くかどうかじゃなく、例えば妄想のなかで異性として登場させられるかとか、そういうことです。

じっさいに以前男性陣とこの話題になったことがあるんですが「友達として大切だから絶対に手は出さないけど、正直想像でしたことはあります」みたいな話って結構あったりするんですよ。

要は理性で絶対に手は出さないけど、その女友達を性対象として見れるってことですよね。この場合は女性から見たら男女の友情は成立しているのでしょうか？

男同士の会話についてもう少し触れるならば「仲はいいけど女としては全く認識できない女性」というのも登場します。もちろんその女性だって誰かからは女性として好かれたりするので、あくまである一定の、もしくは特定の男性がからして全く興奮しないとか、可愛いと思えないとか、つまりは性対象として認識できないという話です。

こういう女性と男性が仲良くなった場合、いっけんすると友情は成立しそうですよね。いわゆる「お前のことは女として見れない」ってやつです。もちろんこのセリフも建前だけの場合もありますが、このケースでは本音もそう思っているということにして考えてみてください。

さて、ここでひとつの疑問が生じます。

それは「男女の恋愛はどちらかがどちらかを性的に魅力があると認識したら成立しえないのか？」という問題です。

皆さんはこれについてどう思います？

僕は正直、男女の友情はいずれかがもう一方に性的魅力を感じた時点で難易度がめちゃくちゃあがると思ってるんです。

だって性的魅力を感じた時点でいつ何時そのような状況になってもおかしくないわけです。それこそいい年の男と女がいたら何があっても・・・ってやつです。

言い換えれば男女の友情が成立するかどうかは「相手に対して性的魅力を感じるのかどうか」という点に依存する部分がある気がするんですね。

最近は同性愛への理解も少しずつ深まってきていますから、これはもう男女間だけでなく同性間においても同じような問題が起こるかもしれませんね。友情を成立させるために性的な関係性を介在させるのは難しいというのが僕の意見です。

ここでひとつ補足しておきたいのは、僕は決して性的な魅力を感じたり、もっといえば性的な関係を持っているから友情が成立しないと言いたいわけじゃないんです。

セフレという言葉はセックスフレンドの略ですが、世の中には性的な関係性において繋がるある種の友情があるということも僕は知っています。お互い後腐れなく身体だけで繋がる関係性を持った人達もいままでたくさん見てきましたし。人と人の関係ってその人たちにしかわからない複雑な事情ってあると思うので。

ここを掘り下げると、そもそも友情の定義は？とかいう話になってしまうので深くは追及しませんが。

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そうそう、僕の仲のいい男友達でふたりでしょっちゅう旅行に出かける女友達がいるヤツがいるんですね。

そのふたりは学生時代からの仲良しでふたりとも旅行好きなんです。なるべく旅費をおさえるために素泊まりすることも多いそうなんですが、場合によっては同じ部屋に泊まることもあるんだそうです。

信じられます？30超えた大人の男女、しかも女性は結婚していらっしゃるんです。

正直僕は理解ができないんですが、ふたりにとってはそれが当たり前で、本当にいままで何も起きたことがないんだそうです。少なくとも男性側はそのふたりでいる時にムラムラすることもないんだとか。

女友達も性に奔放とかいうわけではなく、なんなら夫にもその関係はすべて打ち明けているのだそうで。旦那さんは部屋だけでも別にして欲しいと思っているようなのですが(当たり前ですね、僕でもそう思います)、本人たちにとっては宿泊費をおさえることの方が重要なので譲らないことも多いらしいですね。

きっとこのふたりはシンプルに男女の、お互いの友情を信じているんだと思います。

ルックスもいいおふたりなので、傍から見ているとこの関係っていつ男女の関係になってもおかしくないと思うんです。たとえば旅行中についつい飲み過ぎてしまったときに同室だったらどうなるんだろうか・・・って想像したりしちゃうわけです。

でも現状でもう10年以上そういう関係を続けてきているんだから、この先一生そういうことにはならない可能性も高いですよね。お互いフリーの時期だってあっただろうし、それでもなにも起きてこなかったわけですから。

これは皆さんからみたら男女の友情が成立していると思うでしょうか？

僕はこの関係を男女の友情と呼べなかったら、もう男女の友情は存在しないと考えるしかないと思うんです。

もうこれって哲学ですよね。

このふたりの存在や発言を信じるのであれば、男と女の間には性差を超えた友情が成立しうる、と。でもそれは証明のしようがないわけです。

でもふと思うんですけど、たぶん多くの方は「そんな関係性が本当にあるの？」と疑問に感じると思うんですよね。なんなら「あんたの作り話なんじゃないの？」って思ってる方もいるかもしれません。

そう思うくらいに男女の友情が成立するのは珍しいケースだということも僕は確信しています。じっさいに友情で結ばれていそうだった男女が一線を越えたというケースの方が僕が知る限り多いですから。

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ところで質問者さんは男女の友情があるかどうかを何故気にしているのでしょうか。

考えられるのは、たとえば実現したい男女の友情がある場合。

たとえばフったりフラれたりしたような男性と友達付き合いをしていけるのか気にしている、とかです。

これは難しいですね。なぜなら少なくともどちらかはもう一方を恋人として考えたことのある関係だからです。つまり性的な魅力を感じている前提があるので、今回の話から言えば男女の友情は成立しえない可能性は高いです。

ふたりの関係を紐解いていけば条件が違うので友情が成立しうるかどうかの答えもまた変わってきます。

「男女の友情はあるのか」という大枠では「あるともいえるしないともいえる。でも成立しないケースの方が多い」というのが今回の答えです。

もし具体的なシチュエーションがあるのであれば、ぜひお互いの関係をもう少し細かく分析して考えてみることもおすすめしますよ。

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今回のテーマとは少しズレますが、被っている部分もあると思うので第10夜「付き合う前の旅行ってどう思う？」もあわせて読んでみてもいいかもしれません。

みなさんの男女の友情観についてもぜひうかがってみたいですね。

なにかあればtwitterやコメント欄などお気軽にご意見お寄せくださいね。

それでは、本日もご来店まことにありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

(男女の友情については僕のブログの「「異性の友達」と「恋人」の違いってなんだと思いますか？」という記事もあわせてチェックしてもらえればうれしいです)

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takumi