「愛」とは何か?という問いかけ
こんにちは。一人旅の好きなつまづきパイセンです。
ちょっと前の話になるのですが、5月の連休に、北陸3県を回る旅に出まして、その時に金沢21世紀美術館に行ったのですね。そう、中に入っても濡れないあのプールで有名なあそこです。
そこで見た、この展示に思わず長い時間見入ってしまいました。
絵のテイスト自体が私の好みだというのももちろん大きいですし、ポップな中にかなり魅せる技法が盛り込まれている点もすごいのですが、それだけではない何かが伝わってくるのを感じました。そこで解説文を見てみると、こんな事が書いてあるのですね。
「ちまたに流布し、あまりに軽々しく多用される「LOVE」という言葉への疑問や違和感、あるいは複雑で深刻な感情を作品に落とし込むことで、私たちの日常にありふれる「LOVE」という言葉の意味を問いかけ続けています。」
なるほど、そうきたか。
作者の横山奈美さんはもちろんクリスチャンというわけでもないのでしょうから、キリスト教的な意味合いでの作品というわけでもないかもしれません。
とは言うものの、我々クリスチャンの立場から見てみると、この問いかけ、実はかなり重い問いなのではないかとも思うのです。
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。コリントの信徒への手紙一 13:13 新共同訳
あまりにも有名な聖書箇所ですが、この箇所が言うようにクリスチャンにとって何が大事かと言ったら、ズバリ愛なわけです。
けれども、我々が果たしてそこまで愛というものを大事にすることができているか?
はたまた、あまりに軽々しく愛というものを扱っていないか?
日々、愛をもって人に接することができているか?
問いかけられたものは、クリスチャンにこそ重くのしかかる問いのように思います。私も日々、悔い改めです。
日々、少しずつでもよいから、まずは愛をもって歩むことができますように。そして愛にあふれる生き方ができるように。
神様から、絵を通して大きなテーマを与えられたような気がしています。