つらいときに心を軽くする4ステップ

足を運んでいただきありがとうございます。

むねさんと申します。

これを読んでいるあなたは、悔しくて泣けるぐらい辛い、失敗して辛い、いじめられるのが辛い。生きるのが辛い。すべてがしんどい。もう死にたい。いろんな思いが頭の中をぐるぐるとしていることと思います。

辛いですね。あなたはよく頑張りました。
休憩してもいいんですよ。
今は何もしなくていいのです。

生きているだけであなたはダイヤモンドより価値がある存在なのです。
生きてさえいればいいんですよ。誰に何を言われようがです。
 

僕も、人生失敗の連続です。
死にたくなることだって数え切れないほどありました。
10代、20代でたくさんあります。

でもそんな思いが必ずや成長に繋がりますし、
辛い時期は長くは続かないものなんですよ。安心してくださいね。
 

独身のときは、一年後はきっと笑ってられるはず。
家族ができてからは家族が支えで、なんとか踏ん張ろう。

今までそうやって耐えてきました。
生きていれば必ずや辛い局面というのはあるものです。
だからこそ、なんとか生きていてほしいのです。それだけで十分なのです。

私は20代までにいろいろ経験をしてきました。

上司に殴られる。部下にいじめられる。
営業で全く売れない。
管理職から平社員まで降格させられる。
働きすぎで倒れる。
子供が生まれるのに一文無し。
イオンの試食コーナーだけで1カ月間お腹を満たす。
妻と離婚しそうになる。
借金3000万円背負う。
ブラックリストに載る。
倒産する。
ワンオペ育児。
何度も訴えられる。
裁判所から呼び出される。
まだまだあります。書いていて泣きそうです(笑)。

それらの経験から、どうやって這い上がって生きているのか。
どうやって気持ちを切り替えているのか。

そんなコツを書きました。

難しいことはありません。
どんな出来事も、気持ちを切り替えるコツは特に大差がないと思っています。ちょっとしたコツだけなのです。


第一の休息
ー辛い今だからこそやること編ー

1、とりあえず何もしないと決める

 今するべきことは、何もしないと決めることです。
 そして、心にある辛い・しんどいという感情を受け止めましょう。できる範囲で大丈夫です。
 今は動くときではないのです。 
 例えば、友人と仲違いして辛い。失恋してしまった。仕事中に失敗してしまった。夫婦喧嘩をした。借金を背負ってしまった。
 そこで慌てふためいて手を打ったとしても、メリットはほとんどありません。そんなときは一旦ストップしてみましょう。ここで動いてしまうと、どんどん悪い方向に行きかねません。どんな方向に転がるかは、神のみぞ知ることなのです。もしかしたら自分にとってプラスのことを考えることができない状況に陥っている可能性もあります。そのため、どんどん悪循環になることが多いのです。悪い方向に行くぐらいなら一度立ち止まり、むやみに何かをするのはやめておきましょう。
 では、動かず何をするといいのでしょうか?
 まずは、今の心の状態と向き合うことです。
 どんなことが起きたのか。そのときどう感じたのか。今はどんな状況なのか。辛いのか。悲しいのか。怒れるのか。泣きたいなら泣けばいいです。今の自分の感情を、知ること。まずはそこからです。できる範囲で大丈夫です。まずはやってみましょう。

〜心が軽くなるポイント〜
 とりあえず、何もしないでおこう。


2、学校・会社に行かない 

 どんなことよりも自分が大切です。
 何よりも自分です。
 世の中のことは一旦置いておきましょう。自分よりも大切なことはありません。
 今は休むことです。学校や会社はあなたが少し休んだところで動いています。一旦放置です。一日でも一週間でも休みましょう。逃げましょう。少しでも心が楽になる環境へ。
 優しいあなたは、すぐにこう思うことでしょう。休んだら周りの人に迷惑がかかっちゃう、相手がどう思うかな? っと。私もその気持ちがよくわかります。私も人の気持ちを気にしてばかりだからです。しかしそう思ったとしても、堂々と休んでいいのです。
 周りに迷惑をかけることは悪いことですか?
 いえ、そんなことはないのです。
 本当は周りの人も頼られたいのです、任されたいのです。迷惑をかけてもいいのです。なぜなら、優しいあなたは、周りの人から迷惑をかけられることで辛くなっているはずだからです。
 だから今は、休むことが最優先なのです。心も体も思う存分休ませることが何よりも大切なのです。まずは辛くなる環境から離れる。学校や会社のことを気にかけるのは元気になってからでも十分に間に合います。世間の情報をシャットダウン。今は休みましょう。

〜心が軽くなるポイント〜
 社会から逃げよう。自分を大事にね。


3、生きること以外一旦やめてみる 

 生きること以外やめればいいのです。どんどんやめていきましょう。今のあなたは何より何もしないことが必要なのです。そのためならどんどん捨てていきましょう。極論を言えば、生きること以外一旦やめてもいいかもしれません。寝食だけは忘れないでくださいね。
 そうするとどうでしょう。
 何かしていないと落ち着かないのではないでしょうか?
 それはすでに休息が必要な状態です。何かに追われている状態で、休みのときににうまく休めていない可能性が高いからです。私も営業マンのときは、休みの日にしっかりと休んだことがありません。仕事のことばかりで、お客さんの対応に追われていました。会社経営をするようになってからは、売上や支払いが気になり1秒も休まりませんでした。それこそ休みが必要な状態でした。しかし、自分では気づいていませんでした。そのため、ムリが積もって辛くなってしまったこともありました。
 私は、どうしても耐えきれない場合は、意図的に何もしないようにしています。無になっています。ぼーっとしています。30分以上動かないときもあります。特に何も考えていません。これこそ、生きること以外一旦やめている状態だと思います。でもそれって、必要なことなんです。心が叫んでいるのです。休ませてくれ、って。
 心と体を休ませてあげる。とても大事です。
 心も体もリセットするために「無=何もしない状態」になってみてくださいね。

〜心が軽くなるポイント〜
 生きていればなんでもいいんだよ。たまにはぼーっとしてね。


4、すべてから自分を守る 

 自分が最優先です。誰でもなく自分です。
 何よりも自分を最優先してくださいね。すべてから自分を守ってあげてください。人間は脆い生き物です。ちょっとした言葉や行動で辛くなってしまいます。だからこそ、あなただけはあなたのことを大切にして守ってあげてほしいのです。そのためなら、逃げてもいいし、隠れてもいいのです。
 自分を守るために何ができるんだろう?
 そう考えてみてくださいね。ささいなことでも大丈夫です。
 一日中布団にもぐる。会社に行かない。今日は人に会わない。連絡をとるのをやめてみる。私がよくやるのは電話に一切出ない、一日人に会わないなどですね。誰か自宅に来ても徹底的に居留守を使います。これはよくやります(笑)。もしかすると、一見悪いことのように感じる人もいるかもしれません。しかし、自分のことは自分で決めていいのです。自分の心は自分が一番よく知っています。だったら私のように、月数回は会社を風邪で休んでいいのです。もちろん仮病です(笑)。サラリーマン時代、よくこの方法を使っていました。軟弱キャラを演じていました。それでも私は全く気にしていませんでした。なぜなら自分を嫌なことから守ることができたからです。そして気分も良くなって、次の日から元気に働けたわけなんです。
 大切な自分を、悪い環境にさらさないようにしましょう。守るために徹底しましょう。そして、自分の機嫌は自分でとってあげたいですね。

〜心が軽くなるポイント〜
 自分で自分の心を守るんだよ。最強のパートナーは自分だからね。


5、書き出してみる

 辛いときに、今の状況を書くことはとても有効です。
 今考えていることをすべて書き出してみましょう。ノートでも手帳でもなんでもいいです。思うがままに、綴ればいいです。言葉は選ばなくても大丈夫です。汚い言葉も酷い言葉も、あるがままに書きます。そうすると、気持ちの整理ができます。うまくいけば落ち着くことがあるかもしれません。
 何より、後から見返すことができるのが良い点です。そのときの状況を客観的に見返すことができます。あ〜そんなこともあったな〜っと。日にちが経つにつれ、そのときの辛い気持ちを忘れていきます。しかし、ここでメモをしておくことで、自分はどんな状況でどんな感情になったのか、思い出せるのです。そんなこと二度と思い出したくないよ、そんな声が聞こえてきそうです。
 もちろん、今は思い出したくないかもしれません。しかし、元気なときに見返せばいいです。それは1日後かもしれません。1週間後かもしれません。それでもいいのです。今後のためにメモをして、同じことが起きないように対策することもまた大切なのです。次はその問題を回避することができるかもしれません。それは偉大な一歩になることでしょう。
 ひたすら書きましょう。残しておきましょう。メモが苦手な人は、音声で残してもいいでしょう。心を楽にしてあげましょうね。

〜心が軽くなるポイント〜
 ひたすら書いてみよう。それはあなただけの「トラブル解決手帳」になるよ。


6、人に頼ってみる

 意外とできないものです。日頃から人の相談には乗るけれど、自分が相談するのはちょっと・・・。こういった優しすぎる人は多いのです。
 かく言う私もそうでした。人に頼れるようになったのはここ数年のことです。それまではなんとか自分の力で処理しようとしたものですが、うまく処理できないこともあるものです。辛すぎてにっちもさっちも行かなくなって初めて、周りに気づいてもらえ、相談に乗ってもらうということばかりでした。だからこそそうなる前に、元気なうちに日頃から人に相談するのは大切です。どんな些細なことでも、モヤモヤを感じたらです。
 家族、親友、電話相談窓口、商工会議所、法テラスなど。たくさん相談できるところがあるのです。国が運営している電話窓口もあります。ネットで調べてもいいですね。何でも相談にのってくれるので、気楽に相談できますよ。
 何でも相談しましょう。
 「私の問題は相談するほどでもないし、まあいいかな。」
 そう思った人は、その時点で相談するべきです。なぜなら自分が大変だと思っていなくても、周りから見れば相談するべき状況にあるかもしれません。もしかしたら次の日に、とても辛い状況になっているかもしれません。自分で判断せず、客観的に判断してもらうことをオススメします。
 そして何より、自分のことを一番大切にしていないからです。自分のことが大切なら、そのようなモヤモヤした感情を持ちづけるのは避けるべきです。モヤモヤしているうちにどんどん相談していけばいいのです。相談して、人に頼って、初めて解決できることはたくさんあります。日頃から遠慮せずに、抱え込まないようにしてくださいね。積もりに積もって爆発する前に、何とかできますからね。

〜心が軽くなるポイント〜
 モヤっとしたら話を誰かに聞いてもらおうね。

 

第二の休息
ー少し落ち着いたら考えてみる編ー

1、人間の数だけ物語がある

 しんどさも少し落ち着いた頃でしょうか? ちょっと休憩して、深呼吸してみましょう。

 
 さん、はい!
 ふーーーー。
 
 少し落ち着いて、世の中のことを考えてみましょう。
 世の中にはいろいろな人がいて、人間の数だけ物語があります。あなたはその物語の主人公です。
 人によって起こる出来事は違います。楽しさも幸せも苦労も違うわけです。今、あなたに起きている出来事というのは、あなたにしか起きません。他の人には全く同じことは起きないのです。
 では、なぜあなたにその出来事が起きたのでしょうか?
 それは、あなたなら乗り越えることができるから起こるのです。乗り越えられない人には起きません。それが世の中の摂理なのです。あなただけへのプレゼントなんですよ。また、乗り越えるというのは、克服するという意味だけにはとどまりません。受け入れる、受け流す、放置する、逃げる、投げ出す、解決する、いろいろな形があるのです。今あなたが一番心地よい形のままにしておけばいいのですよ。ムリに何でも解決なんてしなくていいんですからね。答えを出さないことが正解の場合もあるのです。
 あなたなら大丈夫、どんなことが起きてもあなたには幸せしか訪れないのですから。

〜心が軽くなるポイント〜
 その出来事、それはあなたにしか訪れない幸せの種なんだよ。


2、人生に意味はないと受け入れてみる

 極論を言いますね。
 人生に意味なんてありません。
 変な例えかもしれませんが、人生はラーメンみたいなものです。細い麺もあれば、太い麺もあります。短い麺もあれば、長い麺もあります。これがみなさんの人生です。個性がありますよね。そこに、どんな味付けをしていくか。塩、味噌、とんこつ、醤油? どれにしようか。トッピングはどうする? ゆで卵、ニンニク、ネギ、チャーシュー。自分の人生にどんなトッピングをするか。それが自分の人生を決めていきます。後付けですね。そして最後に食べられます。
 人が生きることが、人生です。生きているだけで人生なのです。ちょっと哲学的ですね(笑)。では、今の人生どう生きるんですか? って。どんな味付けをしますか?って。つまり、人生って結局後付けなんですね。人生自体に意味はなく、自分でどのように選んでいくか? だけなんですね。だから、どんなことが起きても自分で決めて行動してもいいんですよ。人生に意味はないのだから、どうせなら「悲しい」より「楽しく」生きてみるか。そんな感じで受け入れても面白いと思うわけです。
 「まあなんか、人生に意味はないけど、どうせならやりたいことやろっかな〜」
 そう思ってもらえたならうれしい限りです。今起きている辛い出来事も、意味のない人生の微々たるものなのです。そう思えるとどうでもよくなってきませんか? こんな問題に時間使いたくないな〜って。

〜心が軽くなるポイント〜
 「ムリに」人生に意味を見出さなくてもいいんだよ。


3、一年後には絶対笑っていると妄想する

 私はけっこう妄想族です。
 辛いときは、「この辛さはずっとは続かない。あと少しの辛抱さ。絶対一年後は笑ってるから」。そう思い、耐え凌ぐことが多いです。そして結果として数日や数週間で自然に切り替えてしまいます。
 そうなんです、そのしんどさって長くは続かないんですよ。しんどいときはそれが永遠に続くように感じてしまい、さらにしんどくなってしまいます。でもそれは仕方ないのです。その時点で思考回路が麻痺して、ネガティブになっているだけですからね。気にする必要はゼロです。絶対によくなります。流れに身を任せてみるのがオススメですよ。借金3000万円を背負ったときは今までで一番しんどかったかもしれませんが、1年ぐらいでなんだかどうでもよくなってしまいました。そんなものなのです。そして、もうその辛さを思い出すこともできません(笑)。もちろん赤裸々にメモはしてあります。
 世の中には自分でどうすることもできないことばかりです。結局自分以外のことはどうすることもできません。だからこそ、妄想することはとてもいいですよ。そして、流れに身を委ねてみましょう。今を感じましょう。それだけで、しんどさを乗り越える準備万端です。もう乗り越えてるかもしれません。
 どんとこい、楽しい未来よ!

〜心が軽くなるポイント〜
 辛いのは、今だけ。みんなで妄想族になろう!


4、お金はただの数字だと知る

 お金を否定しているわけではありません。 
 私はすごく稼いだ経験もあるし、一文無しの経験もあります。借金3000万円背負ったこともあります。だからこそ、伝えたいことがあります。それは、お金のことで命を絶たないでください。ということです。むしろ、絶つ必要がないということです。ただの数字で命を絶つのはムダなのです。もう一度いいます。勝手に人間が決めたただの硬貨と紙切れ、数字なのです。
 お金は確かにあればあるほどいいものです。しかし、なくても生きていけるのが日本なのです。生きてさえいればなんとかなるのが日本です。日本は素晴らしい国なんですよ。
 借金を背負うと、支払い催促、債権回収会社からの取り立て、弁護士からの連絡、裁判通知、辛く思えることがいっぱいあります。でもそれって、何もあなたを自殺に追いやりたいからではないのです。相手からしたら、ただ仕事をしているだけでなんですね。本音は、この未回収の分を年度内で解決したいな〜ぐらいにしか考えていません。催促されたとしても慌てなくていいんですよ。向こうはただの仕事でやっているだけです。私も含め、みなさんと同じように働いて、お給料をもらっているだけです。業務を遂行して定時で帰りたいな〜なんて考えているだけですからね。安心してくださいね。私も一日に50件ほど支払い催促の電話が来ていた時期もありましたが、全部放置です。出るのがしんどいからです。そして全部着信拒否します。それでいいんです。法テラスに相談に行くと、連絡はムシしてもいいよ。なんなら携帯電話を持たなくてもいいよとアドバイスをもらえるほどです。まずは生きること優先ですからね。借金返済はその後考えればおっけいです。自己再生もいいし自己破産もいいのです。お抱えの弁護士さんがいなければ、法テラスもオススメですよ。無料で相談もできるので、お金関係でお困りの場合はどしどし活用しましょう。URLも貼っておきますね。(https://www.houterasu.or.jp/)

〜ひとこと〜
 死ぬことに価値なんてありません。お金のことで命を絶つなんてもったいない!もっと楽しいことがあるのに!


5、死んだらどうなるのか徹底的に考えてみる

 人って死んだらどうなるのでしょうか?
 考えてみてください。
 自分が楽になる? 周りの人が悲しむ? むしろ悲しむ人はいない? 資産を誰に譲ろう? 誰がお葬式してくれるんだろう? 土葬かな? 火葬かな? いろいろ考えますよね。私は中学生の頃から死ってなんだろうって考えています。でもいつも答えは、死んだら無になるだけです。輪廻転成、生まれ変わり、そんなこともあるのかもしれません。私はむしろそういった話は大好きです。
 しかし、こと現実的な目線で考えると、生きている私たちはそんな記憶もなく体験もできないので想像のはんちゅうでしかありません。現実的に見れば今の人生を楽しむためにすがるものでしかないわけなんです。
 無の世界、自分がいない世界を想像してみてください。
 その世界は、どうですか? いつもと変わりなく動いていますよね。そうなんです、その事実に気づいたとき、人生って何だろう? となるわけです。世界から、歴史から見ても、とてもちっぽけな存在なんです。そう考えたときに、なんでこんなことで悲しんでるんだろう。辛くなってるんだろう。それでも世界は動いているのに・・・。自分だけこんな狭い世界で、窮屈だな。どうせ死んで無に帰るのならば、悔いなくできることをやっていきたいな。せっかくなら人生楽しんだもん勝ちだ、となりませんか?
 死から逆算してどう生きるのか。これを考えるのも面白いです。些細な出来事に一喜一憂しなくなる裏技でもあります。私は妻とどんな風に生きるのかしばしば会議をします。そして死ぬまでにこれをしよう、あれをしようと決めています。だからこそ今やるべきことに集中できているのです。ゴールがあるから人は今を楽しめるのかもしれませんね。

〜心が軽くなるポイント〜
 たまには「死」について考えてみるといいよね。生き方変わるかもよ。


6、人生に見栄は不要

見栄があるうちはどん底ではありません。しんどいかもしれませんが、まだ余裕がある状態です。
 人に相談するのはちょっと・・・。
 そんな人はまだまだ大丈夫です。元気な方です。本当のどん底では、なりふりかまうことができません。余裕がないからです。人の目を気にしているうちは自分の心を切り替えやすいチャンスがまだあります。自分なりの方法を模索するのがいいですね。
 見栄は不要です。見栄がなければもっと簡単に自分を楽にしてあげることができます。人に相談してこなかった人はなかなか相談できないかもしれません。なんでも自分で解決できちゃう人、いわゆる自分しか信じてこなかったタイプの人はこの傾向にあります。そしていつか自分で抱えきることができずに自然と人に相談するような出来事が起こるわけなんですね。私のことです(笑)。それぐらいならまだいいです。それよりも、どうしようもなくなり命を絶ってしまうことも起きます。こうなってほしくないのです。そうなる前に、自分の中にある見栄との向き合い方を一旦考えてみましょう。とにもかくにも不要です。
 服、腕時計、車、家などは見栄があってもいいのかもしれません。しかし、人に相談したくないという見栄はすぐに捨てるべきです。
 その一方で、多くの人は相談されるのを待っています。頼るのは下手なのに頼られたい人が多いです。人間の感情って複雑ですよね。そうであるならばどんどん相談していくべきです。心が楽になるだけではなく、相手からも好かれるようになる確率が高いのです。
 そして、一度でも人に相談するとこんなに自分を楽にできる方法はないと気づきます。なんて今まで損をしていたんだろう、と。見栄で自分が楽になるチャンスを潰さないようにしたいものですね。

〜心が軽くなるポイント〜
 見栄があると大変だよ。人より苦労するかもね、過去の私みたいに。


第三の休息
ー生きていることに感謝してみる編ー

1、自分へありがとう、と言ってみる

 優しいみなさんは他人にはありがとう、と感謝していることと思います。
 しかし、
 ・自分へ感謝していますか?
 ・何より可愛い自分にありがとうと言っていますか?
 生きているだけで素晴らしいみなさん。自分に感謝をしまくりましょう。鏡に向かって、笑顔で「いつもありがとう」って言ってみましょう。
 いますぐにやってみましょう。
 
 ほら、なぜか泣けてきませんか?
 
 もしかしたらあなたには自分に感謝することが足りていないのかもしれません。優しいあなたは他人のことばかり気にして、自分への優しさを忘れているのかもしれません。もっともっと感謝して自分を愛してみてください。
 ・いつも一緒にいてくれてありがとう。
 ・いつも頑張ってくれてありがとう。
 自分という最高のパートナーに感謝を。今日も明日もよろしくね。

〜心が軽くなるポイント〜
 自分にこそ感謝を言おうね。


2、今やってみたいことを早速やってみる

 辛い気持ちも吹き飛んで、前向きになってきたことと思います。
 とりあえず、やるべきことは全部放置しておきましょう。学校だったら、サボればいいです。もし余裕があれば、仕事だったら元気そうな人に頼んでおけばいいのです。家庭のことだったら、家族に任せておけばいいのです。
 そしてあなたは今できるやりたいことをやってみましょう。
 お風呂に浸かる、寝る、ドライブする、ゲームする、漫画を読む、映画を見る、好きなコーヒーを飲む、旅行する、何でもいいですよ。少しずつリラックスしながらやってみましょう。のめり込んでも大丈夫です。私は3日間寝食を忘れてゲームをしたこともあります。歌いたくて1週間カラオケ屋で生活したこともあります(笑)。まずは、自分が心地よくなる状態のままで。コツは気持ちを押し殺さずに、流れのままにやってみることですよ。普段から優しいあなたは自分の気持ちをすぐに抑え込んでいることでしょう。家庭や職場、いろいろな環境で過ごすうちに、次第に本音を隠すようになっているのかもしれません。だからこそ、自分の気持ちに素直になることも大切なのです。
 そしてやりたいことに飽きて、次第に現実に帰れる気持ちになってきたら現実に帰ってきましょう。
 それからで大丈夫ですよ、やるべきことなんて。後回し後回し。
 やるべきことより、やりたいことを。

〜心が軽くなるポイント〜
 楽しいことに意識を向けてみよう!


 3、人間の営みにはすべて意味がないかもよ

 人間のやることに意味なんてありません。一見あるようで、実はないことの方が多いというのが、本当のところでしょうか。これは持論ですが、どういうことかというと、ある出来事の大半はそのとき関わる人間の気分・感情次第で起こるということです。哲学的かもしれませんが、感情に意味を見出すのはムリというものです。なぜならそのときのただの気分で起こっているからです。世の中は、人の気分で動いていると言っても過言ではありません。
 例えば、お子さんのいる家庭だと、子供たちが怒ったりすると不意に「嫌い」なんて言葉を言われたりします。でもそれって、上辺の言葉で意味なんてないです。語彙が少ないので他の言いたいことを、「嫌い」と表現しているだけだからです。これは大人でも同じです。ちょっとしたミスでは怒らない上司なのに、今日はなぜか大声で怒られた・・・。もしかしたら夫婦喧嘩をしてから会社に来たのかもしれません。社長から怒られていたのかもしれません。コーヒーをこぼして少し機嫌が悪かったのかもしれません・・・。
 大人はちょっと複雑な言葉や行動で表現しますが、芯の部分は変わりません。よほど大人の方が子供達より子供っぽい人が多いのかもしれません。だからこそ、出来事に一喜一憂することなんてないのです。特に深い意味はないかもしれないからです。その時の気分かもしれないからです。
 そうであるならば、どんな出来事にも意味があるようで、意味がないと言えるのかもしれません。何でも意味を見出すのは大変です。原因はあれど、意味はないのかもしれませんね。


〜心が軽くなるポイント〜
 物事の意味を考えすぎて、深みにはまらないようにね。意外と意味がないよ。

 

 4、「今」生きていることに感謝してみる

 今、生きている。
 毎日ご飯を食べることができ、寝るところがあり、帰る場所がある。それだけでどんなにハッピーなことか。私は、それらがすべてない時期がありました。本当に一文無しの時期です。私はお馬鹿なので、その状況になって初めて気づいたのです。今までどれほど恵まれた環境で生きてきたのかを。そして悟ります。どんな状況だろうが、生きていればいいんだ、と。
 人生に意味なんてありません、人間のやることに意味なんてありません。しかし、今生きていることに意味はあります。なぜか生きている奇跡。結果論とは言え、自分が今の時代に存在している。自分はなんで生まれてきたんだろう? それを考えるのはとても大事で、面白いことです。何か役割があって存在しているのかもしれません。ないのかもしれません。
 だからこそ、今を楽しむのです。楽しんで楽しんで、そして感謝が自然と湧き出るほど幸せを感じればいいのです。今生きている奇跡に感謝するのです。
 では、誰に感謝しますか?
 まずは自分に感謝します。自分に、今を生きてくれてありがとうって。
 余裕があれば、親に感謝してみるのもいいですね。毎日ご飯があること、帰る家があること・・・。そんなことたちに感謝してみるのもいいですね。感謝の分だけ、しんどい・辛い感情とはかけ離れていきますよ。

〜心が軽くなるポイント〜
 まあいろいろあるだろうけどさ、生きていればなんとかなるよ。自分よ、ありがとう!


 5、何を頑張ってもいいし頑張らなくてもいい

 こんな経験ありませんか?
 自分が落ち込んでいるときに、周りの人から「頑張れ」と言われた経験が・・・。特に何も感じない人もいるかもしれません。
 しかし、私はこう思います。「もういいよ・・・」って。
 正直な話、しんどくありませんか?
 すでに頑張ってるのにまだ頑張るのかよ・・・。そんな気持ちになります。もちろん相手を元気付けようと言ってくれたことはわかります。それでも、ちょっときついなと思うときもあるわけです。
 私は、頑張ってもいいし、頑張らなくてもいいと思っています。どんなことでも、結果的になるようになっています。できるときやればいいし、できないときはやらなくていいです。ムリに何かをすることはオススメはしません。頑張って上手くいかないこともあれば、頑張らなくても上手くいくこともあります。その場合、頑張らなくて上手くいったことはあなただけの才能なんですよ。どんどん活かしてくださいね。
 私は斎藤一人さんが提唱している、顔晴る(がんばる)が好きです。日々笑顔で過ごそうということですね。私もこれが、がんばることだと思っています。だから頑張る必要はありません。できればやればいいし、できないならやらなくていいんです。どっちでもいいんですよ。気分で決めましょう。でも、顔晴ることは人生においてとても大事です。暗い職場を明るくするような、あなたの笑顔が必要なんですね。隙あらばニコっとしてみてくださいね。

〜心が軽くなるポイント〜
 できるときはできるし、できないときはできないよね。それ「が」いいんだよ。

 

第四の休息
ー明日からも笑顔で生きていく編ー

1、同じ過ちを繰り返さない習慣をつける

 ここで役に立つのが、辛いときにメモした内容です。

 元気になったら、辛い日のことを忘れしまい思い出したくないのが人間です。しかし、ここで一旦踏ん張って見返してみましょう。そしてその中から、どうすればその問題を回避できたかを抽出しましょう。必ず方法があります。そして抽出した方法はノートや手帳にわかりやすくまとめていきます。これは辛い・しんどい出来事があるたびに追加していくといいですよ。そうするとあなたならではのトラブル回避手帳ができます。その回避の方法を何度も読み込んで、身体に浸透させていきます。そうすればぐんぐん成長し、トラブルも減っていくことでしょう。
 はい、これは私が実践している方法です。
 すべて手帳にまとめています。このためだけに手帳を使っています。100円均一にとってもいい手帳があるのでそれを使っています。知りたい方は個別に連絡くださいね。
 私はこの方法で、さまざまなことに習慣があります。例えば、仕事、お金、主夫、子育て、家族、投資、引っ越し、など、テーマごとに同じ過ちを繰り返さないための習慣があるのです。このバイブルのおかげで、格段にミスは減り、効率が上がるので人生のよりよい時間が増えています。
 ここで注意したい点は、習慣に固執しすぎないことです。自分の成長や住む環境、時代とともに合わない習慣が出てきます。その場合、さっと入れ替えることが大事です。合わない習慣はさっさとやめていきます。そしていい習慣を取り入れていきましょう。それが柔軟に生きるコツです。特に移り変わりが激しい世の中なので、なんでも固執しないことが大切かもしれませんね・・・。

〜心が軽くなるポイント〜
 柔軟に自分だけのスタイルを確立しよう。


2、思いきって環境を変えてみる

 元気になったら環境を変えてみるのは面白いです。
 簡単なことからでいいですよ。机の位置を変えてみたり、アロマを焚いてみたり、枕を新調してみたり、普段聞かない音楽聞いてみたり、あまり読まないジャンルの本を読む、などです。そしてその中でも、引っ越しもオススメです。ガラッと環境も変わって新たな気持ちで過ごすことができます。毎回生まれ変わったような、ゲームでいうと強くてニューゲームのような状態だと思っています。
 私の場合は、今までで14回ほど引っ越しをしてきました。その中でも、自分の中で大きな出来事があったときは、住んでいる県を変えるほどの大移動をしてきました。ただ、本当に、引っ越してよかったな〜と毎回思うのです。気分も新たに、一気に環境を変えるわけですから。何か新しい人生が始まるような気持ちになるのです。辛いことも吹っ飛んでしまいますよ。独身の方なら、超ミニマリストになっていつでも引っ越せるようにしておくことをオススメします。最近流行りの車中泊生活も楽しいと思います。会社の駐車場で車中泊して、そのまま出社する人もいるそうですからね。楽しそうです(笑)。
 住む環境もそうですが、人間関係を変えることも大切だと思っています。もちろんすべてを変えろ、というわけではありませんからね(笑)。引っ越す意味はその意味合いも大きいです。住む場所が変われば付き合う人間が一気に変わります。人間関係のトラブルでの引越しなら、嫌な人間も近くにいないので、人生の幸福度が上がること間違いなしです。

〜心が軽くなるポイント〜
 本当に環境って大事なんだよ。人生変わるぐらいにね。


 3、一番自分を大事にして生きていく 

 何度も言います。
 まずは自分を何より大切にしてあげてくださいね。
 勉強熱心なあなたは、さまざまな自己啓発本を読まれていることと思います。そして多くの本に、ギブギブギブでまずは他者に何かしてあげるといい、と書いてあります。そして自分に幸せが巡り巡って帰ってくると・・・。ここでいうギブというのは、ギブアンドテイクのことで、何かしてあげるとそれが自分に帰ってくるという概念のことです。たしかにそういった側面があるのは確かです。それを勘違いしてボランティアばかりやってしまう人もいるわけですが・・・。
 ここで大切なのは優先順位です。まずは自分を大切にするのです。まずは自分にギブギブギブして、優しくしてあげてください。愛でてあげてください。他人へはそれからでも遅くはありません。そして余裕があれば他人へギブしてあげればいいのです。最初からベクトルが他人へ向いている人は、どこかで辛くなってしまいます。なぜなら他人の人生を生きてしまっている可能性が高いからです。他人に合わせるので、どこかで自分のライフスタイルにムリが生じやすいのです。昔、私もよくやっていました。自己満足のためのボランティアや、無料相談。取り組んでいるときは満たされるのですが、それ以上でもそれ以下でもありません。満足して終わりです。
 何をするにも、自分が心地よくいれる環境にすることが大切です。ゆったりした環境がいいならそれもいいでしょう。ハードな環境が好きならそれもいいでしょう。自分が生きやすい最高の舞台を用意するのです。自分の最高の状態をイメージして、それを保つのです。何者にも、あなたの幸せを邪魔することはできません。

〜心が軽くなるポイント〜
 まずは自分の心を余裕がある状態にするんだよ。


 4、すべては幸せになるために起きている

 すべての出来事は幸せになるために起こっています。
 すでに幸せなあなたのところに、もっと幸せになってほしいという神様からのプレゼントなんです。辛いとき、しんどいときもあることでしょう。それでも、それを乗り越えればいつか全部繋がります。まだ繋がっていないときは、どこかでパズルのピースがカチッとはまるときがきます。もがいてももがかなくても、楽しんでも楽しまなくても、同じ事象は起こります。それが人生なのです。だからこそ、どうせなら楽しんでくださいね。どんとこい、波乱万丈。そんな心構えで、荒波にぶつかっていくのです。どっしり構えておきましょう。何が起きても、あなたはさらに幸せになるようになっているのですから。
 辛いときは物事を一つの側面から捉えがちです。しかし、さまざまな方向から眺めることができます。モノの見方を変えてみるのです。これは、作家のひすいこたろうさんの教えです。ちょっとした見方を変えるだけで、物事をハッピーにとらえることができるんです。
 あなたに起きた出来事は、今という側面から捉えると辛い出来事。未来という側面から捉えると幸せになるための出来事になるわけですね。だから何が起きても大丈夫なんですよ。生きてさえいれば、すべてが幸せに繋がっていますからね。

〜心が軽くなるポイント〜
 結局さ、どんなことも幸せへとつながっているんだよね。ありのままで行こう!


 おわりに 
 
 なんとか生きている。それが私です。内気で引きこもりで、人の目を気にしてばかり。一人だと根暗でネガティブなのです。でも、妻や子供達と一緒にいることで元気をいっぱいもらい、私はいつも救われているのです。
 私にとって家族であるように、あなたにとってこの本が、辛いときの相棒になってくれれば著者としてこんなにうれしいことはありません。
 仕事があってもなくても大丈夫。会社・学校に行っても行かなくても大丈夫。友人がいようがいまいが大丈夫。パートナーがいてもいなくても大丈夫。お金があってもなくても大丈夫。何があっても大丈夫。どんなことが起きても大丈夫ですよ。あなたのことを思ってくれている人は世の中にたくさんいます。味方がたくさんいます。今は何もしなくてもいいですからね。のんびり休んで自分を大切にしてあげてください。それが今のあなたにできることですよ。
 
 そして、私からこの言葉を送ります。

 ・あなたは何をしてもしなくても成功します。
 ・あなたは何をしてもしなくても最高です。
 ・あなたは何をしてもしなくても幸せしか訪れません。

 生きていてくれてありがとうございます。それだけで私はうれしいです。いつか元気な姿を見せてくださいね。お会いできる日を楽しみにしています。

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