見出し画像

佃煮を贈る

弟にはお中元、お歳暮くらいは贈るのだけれど
「何が欲しい?」と聞くたびに
「佃煮!」と言われるので、もうこの頃は何も聞かずに盆暮には佃煮を贈るようになっています

昔は佃島まで買いに行くこともあったけれど
最近は弟の健康のことを考え、「塩分控えめ」というのを、デパートで買うようになりました
塩分控えめの他に、「柔らかめ」さらに「塩分控えめで柔らかめ」まであって、つまり、血圧が高くなったり、入れ歯になったとしても、永遠に佃煮ファンでいられるご時世になったというわけです

佃煮だけでなく人間も
その時々の自分の状況に合わせて
対応してくれるような人なら
永遠にその人のファンでいられる
と思えてきます

光凛

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?