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算数 問題づくり Class notebookで共有して見合う Microsoft Teams R3 GIGA記録


「ClassNotebook」を使うのは5回目くらいです。ClassNotebookと聞いて、その開き方が分かる児童が増えてきて、それで録音できたり、フリーハンドで絵が描けたり、先生からプリントみたいなのが配られたりするんだということが分かってきた児童もいる状況。そろそろ、「文字入力」と「画像の挿入」ができそうだ、ということで、チャレンジしてみました。結果、大成功です。

算数で、たし算や引き算のお話づくりのページの最後に、絵と式がかいてある「絵本」のようなものを作る活動が載っています。
絵を描いて、字を書いて、みんなで見合って、修正して…
と考えた時、まず、「絵が描けん!」「絵だけで1時間が過ぎた」という子の声が聞こえてきそうだと予想しました。
さらに、字を書くのがまだまだ難しく、修正するうちに紙がシワシワになったり跡が残ったりして、達成感や満足度が味わえない子もいると考えました。

そこで、タブレット端末を活用したのです。しかも、みんなで解き合えるように、「お話づくり」ではなく、「問題づくり」としました。

class notebook(OneNote)には、先生と個々人しか見られない各々のページの他に、共同作業できる「コラボレーションスペース」というタブがあります。その中に、出席番号ごとに1シートを作っておいたのです。
パワポの共同編集と似ていますが、違うのは、
★OneNoteなら、下にも横にもいくらでも書けること
★ページをコピーして、classではなく自分のOneNoteに成果を残すことができること
です。ただし、図や文字が思いどおりのところに配置できない時があるのは注意です。

これを使えば、
★「挿入」で「オンライン画像」を簡単に検索、挿入できる。絵文字も入力できる。絵も字も、「描画」でかきたい人は、そうすることもできる。
修正が簡単、綺麗。
★互いに、途中経過を見ることができる。

実際に始めると、図の挿入の仕方や、数字の打ち方で、友達のを見ては「それ、どうやるの?」と尋ねて教えてもらう姿が見られました。ICTスキル面の学び合いです。
算数的な面の学び合いは、…友達が「のこりはいくつ」の問題を作っていたので、自分もそのパターンでつくる姿が多く見られたことでしょうか。…悪く言えば「模倣」ですが、「のこりは」の問題でも、「3びき帰りました」もあれば「3こ食べました」もあります。中には「家が1軒崩れました」もありました!
そして、「のこりは」以外のパターンの問題をつくり始める子が何人か現れ、それを教師は移動しながらiPadで見ては価値付けたり、フォローが必要な子に助言して回ったりしました。(手にはめられるゴムバンド付きのiPadケースが重宝しています。)


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上のように、他の人とは違って、挿絵ではなく、絵自体を問題とする児童も現れました。


下の大作!しかし…  あれ? でも、子どもたち同士でアドバイスし合っていました。私も少し助言して、修正。もし紙だったら、書き直しで心が折れそうになるかもしれません。 

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上は、私が一緒にしているうちに、「どちらがなんびきおおいでしょう」シリーズにはまり、その後は1人でたくさん作りました!



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作り終わった後、まずは一斉でノートに式と答えを書き、答え合わせ。その後、自分で選んで解いて、友達と答え合わせ。
2時間とったけど時間が足りなくなったので、印刷して宿題プリントにも載せました。おうちの方に、「これ、自分で作ったの?!自分で字を打ったの?」と驚かれた、と子どもたちが言っていました。

多くの効果的な面があったと感じています。
授業を越えた成果にも気付きました。
① 同僚同士の研修に使える。→同僚を1年生のTeamに招待すれば、いつでも学習の様子が自由に覗いて見られる訳です。
② 学習がゆるやかに続く。→授業が終わって先生がプリントを回収して、時には壁に貼って、当分経ってからノートに貼るか、そのまま持ち帰って、おうちの人が見たり見なかったりして、ゴミ箱に入る。それに比べると、「思い立った時に見返せて、『あ!こんな問題もつくれるなぁ』と思い付いたことをいつでもどこでも書き加えられる。」
(学期末懇談会で、保護者に、端末を見せながら学習の足跡を見せることもできる。) 「足跡を残す」ことについての他のよさはまた書きます。端的に言えば、自己肯定感につながると思っています。

私の大好きなOneNote、よさが子どもたちや同志に伝われば幸せます。


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