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私はなぜバレエをやめられないのか

私のざっくりバレエ歴

バレエ、鑑賞するのもレッスンに通うのも好きで、ずっと続けています。

ブログやTwitterで趣味でバレエをされている方を見ていると、再開組が多いのかなという気がします。
その中で私は、子どもの習い事から(ブランクはありつつも)そのまま大人の趣味に移行したタイプの人間。
小さい頃から一緒にレッスンしてきた人の中には、進学や就職を機に辞めた人、社会人になってレッスンを続けている人も、プロのダンサーになって今ではスタジオで教える側になった人もいます。
最後のはつまり、レッスンメイトが先生になったということです。

正直、習い事としてなんとなくレッスンに通っていた頃は、先の人生こんなにバレエを続けるとは思っていませんでした。
事実、幼い頃はほかにも多くの習い事をしていましたが、いずれも進学や留学にかこつけて辞めました。
そしてバレエも、習い事の中では一番好きだけれど、いずれ同じように辞めるのだろうと漠然と思っていたのです。

そりゃそうです。
鑑賞する方はともかくとして、プロのバレエダンサーにならない、なれないと決まった時点でレッスンはいくらでも辞められたはずだし、私一人がバレエを辞めても誰も困らないわけです。
まして受験や留学のたびにがっつりブランクを挟み、高校時代は部活やら受験勉強やらで忙しく、今思えば辞めるきっかけは沢山転がっていたように思います。

さてそれがどうして、
あらゆる辞めどきを逃しに逃しまくり、
バレエ好きの成れの果てのようなアマチュアが出来上がってしまったのか。

結局、なぜやめられないのか

それは、バレエが好きだからです。(真顔)(トートロジー)
言うのも小っ恥ずかしいですが、無意識下では多分、好きで好きでたまらないんだと思います。

では何がどう好きなのか。
見るだけでは満足できないのはなぜか。

ここではとりあえず二つに分けて噛み砕いてみます。

一つはやはり、踊ること、ひょっとすると表現することが好きなんだと思います。
上手な人の動きを研究したり、作品の背景や音楽を学ぶことも含めて、バレエを踊ることを楽しんでいるんだと思います。

ですが多分私にとって大事なのはもう一つの方。

本番がさほど多くないアマチュアにとって、バレエを習うということの大部分は日頃の基礎レッスンです。
私にとってレッスンは自分と、自分の身体と向き合う作業。

これがたまらなく好き。

自分で気をつけようと思うこと、その場で先生に注意されること、前回までに注意されたこと、あれもこれもと常に頭の中でぐるぐるしています。
レッスン中の私は、バレエ以外のことを考える余裕なんて1ミリもありません。

なんかもうゾーンに入ったみたいになってるときもあります。
(でもこれは逆にダメ。ゾーンに入らないと上手く踊れなくなっちゃっても困るし。)

とにかく、バレエのことだけを考えていられるレッスンの時間が、あの集中状態が、もう癖になってるんです。

きっと一生踊るんだろうな。
以上、誰も興味ない、レッスンが好きすぎてバレエをやめられない私の話でした。

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