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土から離れては生きられない私たちの春に、かの小説を思う。【26日目】

ほわんとした太陽光に春の空気を感じる日。
今日は、子どもたちと川沿いの桜を見に行ってきました。

近所には桜の名所で有名な場所があります。
桜の並木がずっと続く、美しいところなんです。


行ってみると、大勢の人が笑顔で散策しているようすが見えました。
みんな、桜を見に来たのでしょう。

お天気が安定しないからか、満開はまだまだ先のようです。

つぼみはふくらんでいるけれど
全然咲いてなかった……


ここが満開になると、本当に美しい景色になるんですよーーー!!
この街の強みだといってもいいでしょう。


昨年の今頃。
次男の入学式を控えて
写真を撮りに行ったときの様子です。


歩いて数分の場所に、こんな素敵なところがあるのです。

ここに行かずとも、我が家の窓から見える桜でお花見もできちゃいます。


桜並木が毎年当たり前にある場所に住んでいるって、めちゃくちゃ贅沢。
自然に染まるピンク色を見るたび「自然がそばにない世界では生きていけないな」と思うんです。

人工物ばかりに囲まれた世界にいたら、きっとおかしくなってしまうんじゃないかな。

そこで思い出したのは高校生の頃に読んでいた小説でした。

長野まゆみさんの『テレビジョン・シティ』です。
無機物に囲まれて暮らす少年たちの物語ですが、桜の見えない都会は私にとってまさに『テレビジョン・シティ』だなと。

何もかも安全で安心なはずなのに、かすかに感じる不安の気配。

長野まゆみさんの小説は数多く、どの作品も独特の世界観があって惹き込まれます。

久しぶりに読み直そうかな。

もし長野まゆみさんの作品を知っている方がいたら嬉しいです!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。



こちらの本でブックライターデビューしてます!

今日の投稿は放課後ライティング倶楽部(AWC)の『66日ライティング✖️ランニング』のお題で書いております。

放課後ライティング倶楽部については、こちらをご覧くださいね。


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