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ポッドキャストとzine文化〜かそけきつながり〜

ニューノーマルになってからPodcastも含めて音声メディアを聞く人自体がとっても増えたよね。大げさな機材も、編集力がさほどなくても、簡単に音声配信ができるサービスも増えたおかげで、音声メディアを自らはじめる人も増えている気がする。(わたしたちも「らじかるまじかる発酵クラブ」というラジオごっこをはじめてみた。)

日常的に聞く音声メディアやpodcastも、有名人ではないけど、語りたいこと、独自の視点を持ってるユニークで魅力的な人たちが発信している番組が多くて、そういう番組をひとつひとつ聞いていくのがとても楽しみ。配信アップデートと日々のルーティンが合致してるので、1人でいる時間はほぼポッドキャストを聞いているといってももはや過言ではない。お気に入りのpodcastをいくつか紹介してみるね。(あとでリンクも貼ります)

・ドングリFM

・ゲイと女の5点ラジオ

・ゆとりっ娘たちのたわごと

・ゆる言語学ラジオ

・超相対性理論

・味な副音声

などなど。。


いろんな人がそれぞれ伝えたいことを熱量をもって伝えてくれる、という点ではzineに近いかなと最近思い始めてきた。昔ともだちといくつかZINE(小冊子)を作ったり、zinepartyで他のzinester(ジンを作る人、読む人をこう呼ぶ)とお互いのzineを交換したり…ということをしてたんだけど、そのZINE文化にも似た香りを、インディペンデントで個人が好きな発信できるpodcast番組に最近少し感じはじめた。

zineてどんなもの?という方に。以前私がつくってたzineをご紹介。(あまりにラフでキッチュな作りにびっくりするかも…。)

▼前に作ったzine「ヒビコレハッコウ」その時から発酵=発光ゆってた…。

女の屁がテーマのzineシリーズ

lilmagでもまだおならzineを販売してくれていました。(モモさんありがとうございます!)

lilmagにはおもしろいzineがたくさんあるので、zineってどんなもの?って方にはぜひここから何が読んでみてほしいです。


podcastもzineも。どちらも、大手メディアでは遠慮して語られないような、その人が感じたことや出来事を素直に話したりしてくれているDIY感があるところが共通して好きなところ。そこでしか聞けないささいなつぶやきとか。タレントでもパーソナリティでもない、同時代を生きている一個人が日々の日常のなかで感じ、発する何気ない一言が妙に心に残ったり、ときにはそこから自分のなかのなにかが触発されて番組とはまったく関係ないところで自分の思考がはじまったり・・・。

五感覚のなかの耳だけを使って、その他の感覚は家事したり、運動したり、自分の作業とミックスさせていけるところが、プライベートなリラックスした状態に入り込んでくる理由なのかもしれない。

あったこともないのにやたら親近感を感じてしまったり、昔からのともだちのような気がしたり。そういえば緊張した状態で聞くラジオってのもあまりないような気もする。ふとぽっかり空いた時間、なんか退屈な時間、ちょっと人の声が聞きたい時、イヤフォンをそっと耳にいれてアクセスしたくなる。

わたしたちが作る番組も聞いている人たちにとってそういう作用をするきっかけになったらいいな。…と、思うけど。

いちばん大切なのは友だちと一緒に「やってることがただ楽しい」って思えることかなとも思う。変な目的意識とかではなく、単純に週1回友だちと集まってだべる。クスクス笑いながら、時には真面目に語り合ったり。

友だちと取り組む「真剣な遊び」。それはZINEもPodcastも変わらないのです。

まじめにあそびましょう。



「3人よれば文殊の知恵」ということで、80年代生まれ魔女っ子ブームの薫陶をうけてすくすくと育ったレディ3人(わたしコットン、コニタン、キムキム)があーでもない、こーでもないと語るラジオごっこPodcast「まじかるらじかる発酵クラブ」を更新したよ。ぜひお耳に合いましたら。

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