010.「Al-ice」

まるで氷のような 冷たいその視線と
心無い言葉たち そんなのも心地よい
嘲笑う君の目 僕は何故か高鳴る
何時まで続くのか 何処まで続くのか

君をちゃんと愛せるのは
この世界で僕だけだから
君に彼氏が出来たら
そっと勝ち誇るんだ

我儘だろうと構わない
ギャーギャー言いあれる日々が
どんな綺麗な雪景色より
目に焼き付けたいから

氷みたいな、氷河みたいな、
吹雪みたいな、いや、
こたつみたいな。かまくらみたいな。
君へのAI(アイ)だ。そうさ。

僕は知ってるよ 君の冷たい態度は
あったかい本心を 隠すためのかまくら
僕だけ知ってるの 僕だけであってよ
君まで離れてく もう春が来てしまう

いつか君に愛する人が
全然 出来ないってなったら
僕が貰ってあげるから
君は我儘のままでいいよ

僕が好きな君でいて欲しい
君の我儘な声が表情が
どんな暖かい春が来ても
溶かさせはしないから

好きじゃないや、気にしてないや、
愛してないや、なんてね、
ホント大好き。文句でもあんの?
君をice(愛す)るよ。そうさ。

君をちゃんと愛せるのは
この世界で僕だけだから
君に彼氏が出来たら
そっと勝ち誇るんだ

我儘だろうと構わない
ギャーギャー言いあれる日々が
どんな綺麗な雪景色より
目に焼き付けたいから

氷じゃなくて、氷河じゃなくて、
吹雪じゃなくて、きっと
この本の中の。アリスのように。
好きな君だ。そうだ。

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