011.「遥」

初めて見た君はとても可愛らしかった
魅力に気づくのはちょっと少し先だけど
きみがいる日常は少し輝いて見えて
君が休んでる日は少し心配なんだったな

喧嘩してまた傷つけて
つい泣かせちゃったりもしたっけ
「好きなコには意地悪してしまう」
で許してくれはしないかな

遥か彼方から好きな君のことを
見守っててもいいかな
君と仲良くなりたいんだけど
勇気が出せなかったんだ

君は僕のことどう思ってるんだろう
「キライ」なんて思ってるのかな
それでもいいよ僕は大好きだから
一生忘れないから

この気持ちはしまって
もう伝えないでおこうかな
伝えたいけど勇気が出ないんだ
臆病だからさ 笑ってよ

別れの日が来たんだ
君は遠くに行っちゃうんだね
君にとっては「希望」なのに
それが嫌な自分が悔しいんだ

君と出会い君と喋り君と
じゃれ合ったあの日々が
どうしようもなく大好きだったんだ
ずっと続けばよかったのに

もう二度と実らない恋だったとしても
君を好きでいたあの6年間は
紛れもなく大切なアオハルだ
恥ずかしいこと言わせんなよ

アルバムを開いて
君の映るページを見つけて
まだ忘れられないなんておかしいかい?
それだけまだ君が好きなの。

遥か彼方から届け「大好きだ」
今ならちゃんと言えるのにな
君に久しぶりに会っても
そんなに話せないと思うよ

君は僕のことどう思ってるんだろう
もう忘れてしまってるのかな
それでもいいよ僕は大好きだから
一生忘れないから

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