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生成AIのビジネスは動いているか?

いま、職探しと関連して市況を調べているのですが。
生成AIビジネスはどうも情報システム部が主導っぽいですね。
コンサルティングファーム・SIerにスクラッチでのアプリケーション・システム開発を依頼しない。
コンサルティングも日本はMicrosoft 365 Copilotが11/01に実質的に入ってこなくて、動けいているコンサルティングファームはないんじゃなじゃないかな。
SNSで宣伝している人、まぁ、わたしもですが声はかからないですよ。
もともとSNSのCVRは悪いしそんなものです。

問題は業務改善の提案をできるコンサルタント・SEがいない。
顧客が欲しいものは業務改善の提案。
コンサルティング・ファームとSIerは自分たちのビジネス自身の改善までで止まっている。
ここはNTTデータグループの動きを見ていると顕著です。

NTTデータグループでいまは「生成AIのソフトウェア開発分野への適用」が中心っぽいです。

また、昔話ですが90年代のダウンサイジングの時に起こったEUC(エンドユーザーコンピューティング)に似ています。
当時、Windowsがオフィスに入りはじめて、クライアントPCでExcelやAccessを使って業務改善をしようという動きがありました。
これの時はコンサルタントの出番はほとんどなかったです。
今回も同じようなことが起こっているのかもしれません。

わたし、iPadでChatGPTをAPIを使ったアプリのデモを面接の時にしているんですけど、反応が悪い。
プロンプト、コードが書ける証明をしていても生成AIが使えない人材と呼ばれます。

ダウンサイジングの時とこれも似ていて、ダウンサイジング初期はメインフレーム・COBOLが使える人材の需要が強かった。
今回も同じようなことが起こっています。
結果がどうなったかは書きません。

ただ、情報システム部は特にJTCで見られるホワイトカラーの致命的に悪い生産性の改善をしないといけない。
ここをコンサルタント・SIerをほとんど入れないでやるみたいです。
もう、コンサルティングファーム・SIerはソリューションを持っていない。
提携業務のERP・業務システムの子守りだけしかさせない。
新規業務ではお付き合いをしない。

これは、コンサルティングファーム・SIerのビジネスモデルが変わっていないからです。
コンサルティング・SIerの淘汰は起こると思います。

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