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コミュニティについて考える「なじむ」

コミュニティになじむ。
今週はこの言葉をよく耳にした。

コミュニティになじむというのはどういうことか。

改めて、なじむという言葉自体を調べると…

馴染む
1.なれて、しっくりする。うちとけて親しくなる。また、なつく。ある場所や物などになれ親しむ。物が他の物としっくりするようになる。
2.なじみの客になる

“しっくりくる”というのはコミュニティにおいて非常に肯定的な言葉だと思う。

“しっくりくる”という言葉をもう少しかみ砕いてみると、コミュニティでの過ごし方が分かり、そのコミュニティの一員となっている自覚がある状態に近いと感じる。
「コミュニティになじむ」というのはコミュニティの文化を理解し、自分自身がその文化の一部となっているということだ。

「なじむ」と「居場所になっている」ということはほぼ同じ状態を示している。
コミュニティの文化を理解できているということは不安な状態を払しょくできている。つまり安全安心な状態でもあるからだ。コミュニティに必要不可欠な要素だ。


「コミュニティになじむ」という状態に至るに必要な要素を二つ上げたいと思う。

・人とのつながりの形成
コミュニティとは人の集合体である。そのコミュニティで過ごすにはその集合体の中で関係性を築くことが必要不可欠である。関係性を築く意思がないのであればコミュニティに存在する必要性がないからだ。知り合いが増えるのに比例してそのコミュニティに存在する安心感も増えていく。
コミュニティになじむためにはそのコミュニティのメンバーとたくさんのつながりを作る必要がある。つながりの線は多ければ多いほどいい。

・コミュニティのコンテクストへの理解
ひとつひとつのコミュニティには必ずコンテクストがある。コンテクストこそがそのコミュニティらしさを醸し出す。
コミュニティになじむためにはそのコミュニティのコンテクストを理解し、そのコンテクストに則して過ごすことが必要である。


コミュニティデザインの観点で「コミュニティになじむ」ことを促進するために必要なことは、

・人のつながりを生み出すためにオンライン・オフライン関わらずコミュニティの集まりに顔を出してもらうこと

・コミュニティのコンテクストへの理解を促すためにそのコミュニティの先輩とのコミュニケーション量を増やしてもらうこと

つまり、集まる機会をいかに作れるか、雑談する機会をいかに作れるかということが求められる。

「コミュニティになじむ」ことを促すのに必要なのは、人と人との接点を生み出すことに他ならない。


#箕輪編集室 #SalonxSalon #コミュニティにつてい考える

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