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理にかなっていない不思議な事


始めに

いつものあれな兄(ADHDな彼)に発狂しそうな今日この頃ですがあれは最近アニメのダンジョン飯にハマっているらしくしばしばその手の話題を一人で楽しそうに語っては消えます。

別段いつもの事なのでこちらはひたすら「そう」とか「よかったね」みたいなRPGの村人もびっくりな返事を適当に返す。

真面目に付き合うと以前のパルワールドの様に正しい事を言っても君以外は賛同してくれたよ?みたいな意味不明な事になるのでその辺りは察してくださいとしか言い様が無い奴。

今回はそんな話の中でも個人的に使えそうな話を数個ピックアップ。

ダンジョン飯(個人的解釈)

まずは今回の話題で使うこのタイトル。
簡単に言うとファンタジー世界なダンジョンから敗走、仲間を助ける為に再度ダンジョンに向かいたいが食糧やらが調達出来ない。
色々あった結果ダンジョンに出てくる敵を調理して現地調達すれば良くない?→それで行こう!

みたいな感じの作品。

この発想自体は面白いと思う。

実際説明文でも

ファンタジー作品では定番のモンスターの生態を改めて論理的に考察し、それに基づき「いかに調理すれば美味に食べられるか」を主眼に置いている。作中で作られた料理にはレシピが記載され、そのことによってファンタジーでありながらリアリティー、説得力を生じさせている。

Wikipedia先生のダンジョン飯説明文の一部より

そこは良いと思う。

個人的なイメージとの不一致

今回気になったのはミミック(宝箱モンスター)の解釈。

ミミックのイメージとしてはドラゴンクエストのあいつ。

適当にGoogle画像検索で出てきたミミック系イラスト

こいつのイメージが非常に強い。

とりあえずイメージとしては宝箱を開けた冒険者にそのまま喰らいつく様な感じ。

まぁ、分類するなら某モンスターズみたいな物質系や魔法生物みたいなカテゴリーでしょうか・・・・

後は似たようなイメージだと世代的にはSFCの聖剣3のオーガボックス(当時スクウェア様の名作の一つ)

基本的に跳ねて移動か、中から触手的な軟体生物の足が出てきて走ってくるや逃げようとするものを捕らえるイメージ。

理由としてはある程度中身が不定形じゃないと箱の中に納まらない事と宝箱に擬態して待つ理由がないから。

そのイメージだっただけに今回のダンジョン飯で出てきたミミック・・・・

今回のミミック(右側)

バチクソヤドカリ系の甲殻類。

個人的にあの手の甲殻類は中の身の部分の弱さを外の外骨格が守る形になってる事から少々鈍足のイメージ(今回の奴はめっさ早かったけど)

早いタイプの甲殻類ならそもそもミミックみたいな宝箱に擬態して待つ意味が無いと自分は思っています(だって早いなら獲物を自力で狩れるんだもん・・・・)

わざわざ箱の中で待ってインファイトする意味が無いよね。

それと今回の箱の形状的にも走ってればそのまま脱げるし・・・・

ヤドカリが巻貝やらを背負ってるのはあの長い胴体が巻貝に収納されてるから殻ごと一緒に動いていく訳で・・・・

ヤドカリ画像(グーグル画像検索にて)

まぁ、彼はリアルで面白いって楽しんでたけど自分の中ではこれは無理なのでは?っと首を傾げる事になった話。

甲殻類の場合は脱皮やらもあるので長時間待ちを決めると脱皮した殻が近くに転がってたりでバレやすい。

自分で脱皮した殻を食べるにしても脱皮中は常時弱点を曝け出す様なもので、宝箱を開けたら脱皮中の糞雑魚ナメクジが入ってるなんてシャレにならない事態は起きたらまずい(なので虫とかも基本脱皮中は葉の裏側とかバレない位置で脱皮する)

脱皮の際は箱から出て安全な場所で時を待つとでも言うのだろうか?(ダンジョンに安全な・・・・場所?)

なので設定や雰囲気は悪くないもののどうしてもダンジョン飯の説明文のリアリティや説得力には常時疑問状態。

少し前の金貨に擬態する虫もそうだけど・・・・

虫は近くのありふれた物に擬態して天敵から身を隠したり、獲物相手に奇襲するけど、ダンジョンに金貨ってありふれた物・・・・なのでしょうか?

基本的にダンジョン内に当たり前の様に商店が開いてるなら別ですけどそういった場所で擬態して相手を狩るにしては金貨に擬態する価値が殆ど無いと自分は思っています。

仮に擬態して獲物を狙うとして、金貨1枚のサイズ的に大した事が出来る大きさではありません。

それに金貨みたいな貨幣は大きさが決まっているので生物として擬態するとして、全て同じ大きさの個体で擬態出来るのか・・・・?

言い換えるならちょっとでもサイズの違う金貨が混じった金貨群が落ちてた場合、それほぼ件の金貨に擬態した虫じゃん?

って事は人間を化かすには不向き。

そういったダンジョンで出てくるモンスターを化かすとして、そいつらは貨幣に喜ぶタイプだろうか?

なのでそういった虫が出てくる事や料理して味がどうのは良いんだけど・・・・

そもそも金貨に擬態する虫って設定が個人的にはちょっと無理では??って方が強い。

その他

他だと結構前のアニメの鬼滅の刃での出来事。

主人公の炭治郎一行が列車に乗る為に駅で待ってると廃刀令が出てる中で刀を持ってる事で駅員に追い回されるシーン。

あれも堂々と街中を刀を腰に下げ歩いてる段階で交番的なポジの方に捕まったり、村にその手のよそ者がそんな危ないものぶら下げてやって来たら噂が一瞬で広まってもっと偉い事になってると思うんだよなぁ・・・・

当時のその手の村はよそ者まで助けれる程の食糧やらが無い時代、自分達の明日を守る事で精一杯の状態でそんな刀下げた蛮族?みたいなよそ者が来て、駅まで何事も無くたどり着けたとしても既に駅員の耳に入ってるレベルだと思うんだよなぁ・・・・

当時の娯楽とかが少ない中での数少ない娯楽の噂話。
それも娯楽と一緒に自分達の生死に関わる情報ならなお更・・・・

後はここ最近だとアニメのシャングリラフロンティア。
あれは以前から何度か記事にしてるので今更な所はありますがかなりツボにハマったのが少し前のボス攻略前のPK狩りのシーン。

仲間に情報を売られてPKが逆に狩られるシーンでイベントエリアに逃げようとした際に使用中で入れない事からPKがそのまま狩られる事になった場面。

悪い事をした人がデスペナルティが重くなるやらは分かる。

PK狩りで祭りになる(まだ分かる)

逃げ場がなくなってイベントゾーンに逃げた末に使えなくて逃げ場がない(コレガワカラナイ)

SAOとかもかなり無茶な設定だなぁ・・・・っとは思いながらもそれなりに楽しんではいたよ?

でもさ・・・・

シャングリラフロンティアはSAOみたいなデスゲームな縛りとかないじゃん?(SAO初期の頃以降は・・・・ね)

ならさ

オンラインゲームとして一番安全な逃げ場所があるよね?

魔法の呪文 ログアウトが!

ゲーム外に逃げれば良いだけなのにあの人達はどうして真面目にゲーム内だけで逃げようとしてるんだ?

PKとかで悪い事してるアウトサイドの人間なのに赤信号だから止まらなきゃみたいな常識人を突然始めちゃって何してるの?ってあれはやばい。

マジでギャグマンガかと思ったぞ・・・・

真っ当に遊んでるプレイヤーならアイテム収集やキャラ育成、お友達とのワイワイチャットでそんな悪い事したプレイヤーを万年追いかけ回すほど暇じゃないんだよなぁ(それこそ半年も放置してれば逃げ切れるよ)

それこそ万年暇してるのはPK同士で相手を倒す遊びをしてるその手のPK集団位で。

その手のPK集団ですら技術向上で仲間内で競いあってる所ならそんな多少報酬が美味しい程度の相手なら追いかけ回して倒すよりも見かけたら倒す程度になるんだよね(同格の相手なら同じ速度で移動するから捕まえるのが困難)

格下なら倒しても大した報酬にならないし・・・・

そんな中でお上品にゲーム内鬼ごっこしてる様は流石に驚いてしまった。

原作小説様やアニメ中にログアウト無効やらの何かしらの制約があるなら御免。

ただ、その場合はそんなPKだからログアウト禁止ですみたいな意味の分からない状況を作るゲームを神ゲーとは微塵も感じませんけど・・・・

感想

今まで様々なそういった作品に触れて来たけどなんというか・・・・
日に日に設定が曖昧になってる気がする。

その設定の曖昧さから新たな創作が生まれるなら良いのですがなんというか・・・・

知らないけど真似して作りましたって感じが凄く伝わってくる。

全部そういった設定のお作法を守って作れば面白いものが出来るか?っと聞かれるとNOと答えるし、自分で作ったらもっと良いものが出来るか?っと聞かれてもやれる自信は無いと即答するけどさ。

ただなんというか・・・・もう少し騙されたくなる嘘であって欲しい(以前のブレイブリーデフォルトの時とかもそうですが)

そういう意味ではマッシュル-MASHLE-とかは最初からそういう世界観ですって雑にぶん投げて来てる分安心して見れてる気がする(マール王国での根性魔法とか大魔法峠とかに近いイメージ)

大魔法峠とかで思い出しましたが以前やってたアニメのアルドノア・ゼロとかも衝撃でしたね。

ネットでも最初の方は良かったのに途中からグダグダだったとかよく言われていますが個人的には最初からグダグダだったと思っています。

最初の敵のロボットが周囲に強力なバリアを張ってるもののバリアが張れてない部分が見えない様に周囲から映像を投影する事で弱点を隠している感じなのですが・・・・

本来ならバリア展開中は外部からはほぼ黒一色に見えるはずだが、これにはバリアの上に元のカラーリングを光学迷彩で展開・投影することでバリアの隙間の発覚を防いでいる。

Wikipedia先生より説明文一部引用

バリア展開中はほぼ黒1色・・・・言い換えるなら光を吸収してる訳で・・・・

光すら吸収するバリア相手にどうやって映像を投影するんだ?

っていう奴ね。

やれるもんならやってみやがれwwって思いました。

映像照射しようとバリアに吸収されて黒1色になりますけど大丈夫でしょうか?って思った。

発想は嫌いじゃないけどSF系で理詰めしていく際に使う論の軸に使う設定としてはかなり無茶が過ぎる気が個人的にはしますね。

まぁ、それで放送出来ちゃう位周りもそれで行きましょう!って納得出来てる所が個人的にはガクブル要素ですが。

そういう意味では今のポケモンのプレイ動画を見た時に腹にタイヤ?が付いてバイクみたいな感じで主人公が乗り回してる事もこれって・・・・そういう生き物が存在する世界かぁ・・・・って衝撃を受けましたね。

なんていうか・・・・自分が想像してる以上にその手のファンタジーの世界観はやべー事になってるのかも知れない。

そりゃやおい穴とかが出て来ても何ら不思議ない世界だったのかも・・・・知れない!

想像力って凄い。


おしまい

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