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ロックマンシリーズから学ぶ 成功と失敗 設定の変容


始めに

自分が最初にプレイしたロックマンシリーズはファミコン版の「ロックマン4 新たなる野望‼」です。

そこから様々な続編に手を出して1~8、11とXシリーズは1~8(後はロックマン&フォルテ)

ゲームボーイやその他タイトルを含めるならロックマンワールド1~5、ロックマンXサイバーミッション、X2ソウルイレイザー、PSPのイレギュラーハンターX(初代ロックマンXのリメイク)、ロックマンX DiVE オフライン

ロックマン・ザ・パワーバトル、ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス、ロックマンズサッカー、ロックマンバトル&チェイス

これらの作品のほぼ全てをクリアしています(ワールド1と3がワイリーステージにて挫折)

ロックマン4の発売が91年なのでもう30年以上の付き合いになる作品です。

以前のロックマンX DiVE オフラインについてあれこれ言ったのもこれだけの作品に触れた上で感じた事を書いた次第です。

これら作品をそれなりに遊んだ人の目線から感じた事をこれから書いていきたいと思います(個人の解釈や記憶の為間違い等をそれなりに含んでいる可能性があります)

ロックマンシリーズの設定

これらは作品が増えるにつれ設定が変化していき絶対の正解は無い物と思っています(ケイン博士の日記等)

当時は漫画等でのメディア展開も多く、それぞれの漫画家先生の解釈による様々な設定がありました。

まずこれです。

ロックマンワールド1の武器取得時の画面にこのロックマンの画像が出てたと思いますが書籍による図解(ロックマン&ロックマンX大図鑑より)

腹の部分に存在するEPロムと基板、この部分の基盤にボスから入手した武器チップをはめてロックマンが特殊武器を使用出来るようになってたのが自分が最初に見た特殊武器の設定でした(後にXシリーズでバスターに武器チップをはめるスタイルが流行ったからかロックマンシリーズでもそっちのスタイルになってたりよくわからなくなります)

当時の漫画での設定だったか知り合いから言われた設定だったかは覚えてないのですがヘルメットで太陽光をより効率よく取り入れる事で動力炉を動かしているみたいなイメージでした。

なので事前に太陽光を蓄えておけばドリルマンステージみたいな坑道?やダストマンステージのゴミ処理施設、ジェミニマンステージみたいな惑星でも活動出来ているイメージでした。

ところがロックマン7のオープニングステージ冒頭。

彼はヘルメットを装備していません。

これから戦闘が開始される場所に向かうのにどうして準備万端ではないのか?っと当時からロックマン7にマイナス印象をもったものです(まぁ、遮蔽物が無くダイレクトに取り入れられるならそっちの方が良いかもですが)

おまけにメットールのヘルメットを渡されて装備するのにもマイナス印象でした(さっきの設定画像から分かるけど通常のロックマンヘルメットには太陽光取り入れ口があるのでメットールのメットに太陽光取り入れ口が無い)

まぁ、太陽光がなくても1ステージ丸まる攻略出来るレベルで活動出来る事を思うと誤差みたいなものですがどうも戦闘を甘く見てる部分が当時から嫌でした(そりゃロックマン1~6までずっと付き合って来たからそれ位ある程度学習してくれ><って思ってた)

今思えばそういう作品なんだよって自分が学習するべきだった訳ですが(笑

ただ、こういった考えに至るにはロックマンワールド2の存在が大きいです。

ゲームとしてはワールド2はかなりあれな作品でしたが物語としては物凄く重たいものです。

簡単に言うとワイリーがタイムマシンを作って色々悪さをするみたいな話なのですがワールドシリーズのロックマンキラーポジション(ワールドシリーズは前後2作品のボス4体ずつ+ワールドシリーズ用追加ボスが登場 それの追加ボスポジ)

これのクイントが漫画やそれら関連作品から分かる事なのですが未来で平和になった世界からワイリーが拉致して来たロックマンを改造して作られた設定になっています(今回参考にした書籍だと未来からロックマンを助けに来たロックマンをワイリーが改造した形になっています)

まぁ、最終的にクイントを倒してワイリーを何時もの様に土下座させる訳ですが・・・・

そしてエンディング時に宇宙空間に逃走するワイリーにミサイルを撃ち込んで地球に墜落→ドクロ雲が発生してエンディングの流れになります。

ここで押さえておきたいポイント

・ロックマンの最後は過去の自分に破壊されて終わる事
・ロボット3原則やらを無視してワイリー博士の脱出艇に容赦なくミサイルを撃つ事(笑

この当時のワールド2を題材にした漫画ではワイリーが未来の自分を破壊するのか?っと精神的揺さぶりをかけ、その結果今の平和を維持する為に未来の自分を破壊→だからこそこの悪を始末しなければならないとかなり覚悟の決まった世界観になっています。

ワールド2はメタルマンやウッドマン、ハードマンやタップマン等のロックマン2~3のボスがメインの時間軸なのでその戦い前後の段階からロックマン4に繋がってると解釈してました。

なので形振り構わずコサック博士の娘カリンカを誘拐してコサック博士をロックマンと戦わせる形を取った4のストーリーに色々なものを感じたものです。

自分で倒せないなら別の優秀な科学者に戦わせる的な・・・・ね。

まぁ、ワールド2のラストで宇宙空間で脱出艇にミサイルを食らって地球に墜落して爆散した訳ですが

言っていいならそれ以前のロックマン3の段階でライト博士と協力して未知の惑星探査→各惑星でロボットの反乱→黒幕はワシじゃよ(いつもの デデン!)

ってやってるのでそこはそれ、これはこれな所はある訳ですが・・・・

この頃はそういったメインストーリーとは別の外伝作品(ギャグ漫画等)でワイリー博士サイドの物語が描かれることもそれなりにあり、妙に憎めないおじさんな側面が描かれています。

科学の世界で常にライト博士が1番で自分は2番、そして様々な理由からその表舞台から姿を消し復讐しようとしてる事やロボットにはとても優しい事(だからこそワイリーナンバーズのボスキャラ達もワイリーを慕っている描写がちらほら)

そしてXへ

この辺りのロックマン7のスーファミへの移行する段階でロックマン作品は通常のロックマンとロックマンXの二つの作品に分かれて行くことになります(ロックマンXが93年ロックマン7が94年)

当時ロックマンが次世代のXになると言うことで様々な雑誌が取り上げたものでその時の記事で書かれてたらしい事を当時周りから聞いたのですが、ロックマンXはロックマンと共に育った子供達が中学、高校生になっている事を想定している。

なのでロックマンXはロックマンよりも身長を伸ばし、ロックマンの時よりも上の年齢層をターゲットにしていると。

だからこそ7でのギャグシーンやらは子供向け路線を、そしてXシリーズは更に深い世界観になるものと思っていました。

設定的にロックマンの時代から100年後を舞台にXが目覚めた世界はレプリロイドなる新しい自分で考えるロボット達がいる世界。

そこでレプリロイド達が考えた結果、人類不要論や能力の無い者に従う理由が無い等の至ってはいけない考えに至ったものを同じレプリロイドがイレギュラーとして処理する世界観。

この世界観に最初は凄くワクワクしたのを覚えています。

そしてゲーム冒頭の部分(ロックマンXアニバーサリーコレクションの初代Xのオープニングにて)
この後も文章が続く為冒頭のみスクショ。

まぁ、簡単に要約すると

Xは人間的思考能力を持つ新しいタイプのロボットです。
この能力は自分の意志でロボットが人間を傷つけてはいけないという原則を破るに至った場合、誰も彼を止めれず恐ろしい結果になる。

30年もあれば彼の安全性を確かめれると思うけど先に自分の寿命が来る、しかも研究を託せそうな人もいない。

なのでこのカプセルに彼を封印。
カプセル内で彼の安全性を検査するので時が来るまでこのカプセル開けないでね。

って内容です。

そのオープニングからゲーム開始時、ハイウェイで発生したイレギュラーの暴動をXが解決しにいく部分に繋がります。

ここからはこの冒頭の部分とオープニングステージ開始時までを繋ぐストーリーが必要になります。

当時の漫画やその他設定から自分がくみ取れたものは
・ライト研究所のカプセルとXを発見したのはケイン博士
・そのXを元にレプリロイドを開発
・レプリロイドの生みの親にしてシグマの造り手(初代X説明書にて)
・レプリロイドの他に人間もいる(漫画作品等より)
・Xとゼロは階級は違えど親友
・ゼロはワイリーが制作したロボット
・何故かシグマ隊長は反乱を起こした(後作品で様々な解釈あり)

ゼロがワイリー製なのは結構早い段階でその設定が言われてたものの具体的に何処で知ったかはあんまり覚えてない(20年以上前ですんで・・・・)

ただこの頃の漫画で二人の仲が良いのはライト博士とワイリー博士のロボットだから見たいなのを何作か見かけたので遅くてもX2の段階までにはわかってたはず・・・・

これらの断片的な世界観から自分が想像してた世界は・・・・

・ライト博士制作、カプセルの中のXを元にレプリロイドを作り人類に貢献したケイン博士
・その結果ライト博士の想像してたイレギュラーが蔓延
・そのイレギュラーを討伐するハンター組織を結成
・シグマはイレギュラーハンター第17部隊隊長(この設定は元から)
・Xとゼロが仲が良いのはライト博士とワイリー博士の合作だと思ってた(後にそれぞれが残した最高傑作なだけで博士達の共同制作ではない。後の作品でライト博士から設計図を盗んで作った事に)
・Xは成長途中な為ハンター部隊内では下っ端
・ゼロはある種の完成形だから強い(他の武器を取り込んで強くなるロックマンとワイリー製ロボットの関係を考えるとある種納得。後に都合の良いラーニングシステム等の設定追加)

なのでライト博士の研究を横取りしてそれなりの成果を上げたケイン博士。
そして問題が起こった際に自身の最高傑作のシグマを引っ提げハンター組織を設立。
カプセルから目覚めたXをそれっぽいハンターの地位に付ける(ゼロはどっからか生えてきた)

こんなイメージで正直、Xシリーズでの諸悪の根源はケイン博士その人だとずっと思ってました(なのでX2で出てきた際にどの面下げて出てきたんだこの爺・・・・って思ってました)

初代Xの段階からラスボスのシグマはコピー品である事が示唆されていたのでX2でのシグマ登場は普通に納得。

初代Xのエンディングでのシグマからのメッセージ

お前が倒したものは、私自身ではない。
バラバラになった機械は、私の分身のようなもの。
私は再び、実体となって蘇る・・・
エックスよ、また会える日を楽しみにしているぞ。
ハハハハハ・・・

X2で変わった事

・まずはフットパーツ無しでダッシュが出来る事(このダッシュが存在しない世界をなくしてくれたのは真面目に嬉しかった)
・ゼロが三つに分かれてなんかおまけパーツが増えて帰ってくる(サーゲスが敵側に居るのでゼロの構造をある程度把握してる部分からある種納得)
・シグマが最後にポリゴン技術でウイルス的表現、シグマウイルスである事が発覚

サーゲス撃破時のセリフで「ライトの忘れ形見のロボットにまたも敗北するとは」とある事からライト博士制作のロボットに過去に敗北経験のある人物。
当時からワイリー説が囁かれており、ケイン博士ですら修理出来なかったゼロを修理出来てる事からほぼワイリーとみて良いキャラ(ところがX4の当時の書籍だとサーゲスはシグマに作られたとなってる ピクシブ百貨辞典より
これにより若干設定が迷子に)

後から追加される設置で解釈するならばX4の時、回想シーンであったイレギュラー時代のゼロとシグマとの戦いでゼロからその手のウイルス感染→イレギュラーシグマ+ワイリーの意思→シグマによりワイリーボディサーゲスの制作

この流れが濃厚な気がします。(ただ、この路線で行くなら全ての発端がワイリーとその制作物ゼロになり何故ゼロがXと仲良くなれたのか?の部分が怪しくなってきます。ワイリーの邪悪さをその身の内に宿す者と平和の心を持つ者の共存の謎やX4の回想シーンでダメージを受けたゼロが誰も解析出来ない技術の塊を修理出来る世界観も謎)

X3にて

ここでドップラー博士が登場し、シグマウイルスに感染して色々やっちまった事やその後処理を自爆して済ませる等のある種サイドエピソードで済む様な話が展開される。

ここに来て大きな変化といえば取り返しのつかない要素が多い事でしょうか。

ゼロにプレイヤーチェンジ出来るや上にもエアダッシュが出来る等の利点がある一方でゼロにチェンジ中にゼロのライフを0にするとそのデータでは二度とゼロが使用出来ない、ライドアーマーも同じ、パーツの更なる強化で4種のチップをどれか1つだけ装備出来るが装備すると変更出来ない等

チップは4種全てのハイパーチップがあるものの金色になる事やパスワードに残らない事からパスワードパターンを解析して3種チップ装備のパスワードを作ったり当時はしてました。

ゼロは特定の条件を揃えてドップラーステージ2である種サーベル引換券になる為結構慎重に扱いたい所(まぁ、そもそも全部揃える事をメインで遊んでた自分には基本的に欠ける事をかなり避ける傾向でしたが)

上方へのエアダッシュは画期的でしたが妙にチャージ時間が長い事や横にエアダッシュしたいのに暴発して上で隙を晒してしまう等、手放しに喜べない仕様。

後に外注制作な事を知って今までの作品と遊び心地が何か違うと引っかかってた部分が氷解(何気にサターン版のエンディングで流れる歌は今でもかなりお気に入り)

ただ、この作品のエンディングでゼロ生存時

そしていつか おもいだされるであろう
じぶんのきおくが、
ゼロとのたたかいを うんめいづけていることも
いまは しらずに・・・

この文章辺りから何かがおかしくなって来た気がします。

そしてX4

この作品は好き嫌いが大きく分かれる作品だと思います。
自分は嫌いと言い切るレベルではありませんがかなりネガティブ派です。

ゼロがついに独立して主人公になれた作品でもあり、当時の次世代機のサターンやプレステに移った事で新たな操作感、グラフィックの一新等様々な改革がなされた作品です。

お話としてはイレギュラーハンターとは別にレプリフォースなる組織が存在し、それらのレプリロイドが様々な事件を経てレプリロイドオンリーの国家を作る!ってシグマ隊長の乱を新たに起こしてしまった事でハンター側と全面戦争が本作の流れ(裏でシグマの暗躍でそんな風に至ってしまった訳ですが)

まず残念な点が特殊武器の印象薄すぎ問題

X3でも結構空気な武器がちらほらありましたがまだそれなりに使った記憶があります(海老の後ろに飛んでくスピニングブレードやトライアードサンダーなんかはそれなりに使った記憶)

ですがX4の武器は正直微妙の一言。
まずスパイダスの武器はXだと空中で壁蹴りをする為だけに作られたような武器であれを敵に当てようと微塵も思えない使えなさ(壁蹴り用に設置タイプなので一度設置してしまうと次弾が撃てない為ほぼ無防備)

ゼロの場合だと雷の突き技になるものの溜めてから放つまでの時間が長く普通に殴ったほうがダメージが出やすい印象。
強いてあげるなら一部突然顔を出すタイプの中ボスや弱点のボスに発射タイミングを合わせて当てる位(キャンセル斬りを知ってしまってからはほぼ使う事もなくなりましたが)
特に地上限定でしか使えない部分が溜め時間も合わせて致命的。

クジャッカーの武器はXだとエイミングレーザー。わざわざロックオンを合わせて使うには面倒だしそこまでの価値を感じれない(主にプラズマチャージとかのチャージショットやバスター連打したほうが早い)

ゼロだと地面ドーンからの放射状に攻撃。それなりに便利なものの地上限定な事と武器エネルギー消費型(便利なものは大体制限付き)

マシュラームの武器はXだとソウルボディ。なんか謎の分身がXの前に出てそれに攻撃判定がある。クジャッカーの害悪ボールを倒せる位しかイメージがない・・・・

ゼロ側だと二段ジャンプとジャンプ攻撃が回転斬りになる等のかなり有用な技。

まぁ、他も似たようなもので正直これを書くためにサイトを開かなかったら忘れてるレベルの武器が多数(今作のヘッドパーツが特殊武器の消費量を0にして無制限に撃てる様になった為当然の対応な訳ですが・・・・余談ですが溜め特殊武器は消費します)

特にXにアルティメットアーマーがある事やプラズマチャージやストックチャージが便利な事からボスの弱点を突いて行動パターンをリセットする位でしか特殊武器を使わないイメージが今作は強いです。
特殊武器使用時に通常バスターが撃てる様になった仕様も相まってわざわざ武器を切り替えてまで使うか?っとなると怪しい武器が多いです(個人的に)

次に残念な点がよくわからないサブキャラ

レプリロイドは次世代のロボットな訳で謎にドジっ子するダブルやアイリスの存在がよくわからない・・・・

ダブルはシグマ側からのスパイである程度のドジと密偵部分は納得出来るのですが部下を撃つ事の苦悩や葛藤やらと漫画等で描かれていても???っとしかなりません。
何故ならゲーム中の描写でドジな場面とXの部隊の仲間達と行動中にXの部下を始末してXの元にやってくる部分しか映らない為、かつての部下を撃つ事を躊躇う以前に真面目に頑張ってた部下をこれにやられたのかと思うと殺意しか湧きません(笑)
それとそんな悪を見抜けなかった不甲斐ない自分を責める位でしょうか。

逆にゼロサイドのアイリスは何故あんなか弱い設定になってるのかよくわかりません。
そりゃヒロインがゴリ子よりはアイリスみたいな方が良いと自分も思うよ?

でも、アイリスが所属してるのはレプリフォースなんだよ・・・・

あれでも軍隊なんだよ・・・・

カーネルやジェネラルの部下っぽい人がアニメシーンで映るけどさ、凄い軍人さんなんだよ!

量産型なんだよ!

どうして・・・・ワンオフ機のアイリスがあんなにか弱いんだい?

リアル世界の軍隊だってオペレーターだから弱いって事はあんまり無いと思うんだよなぁ・・・・

最低でも軍人だからそれなりの訓練は積んでる訳で・・・・

んで、話を戻すんだけど・・・・どうしてアイリスはあんなに弱い設定になっちゃったの??

おまけに突然謎アーマー引っ張り出してきてゼロと戦ったり・・・・ほんとよくわからん。

せめて謎アーマー前にそんな事すればもう戻れないぞみたいなセリフの一つや二つあればまだ何となく察っせる部分はありますが・・・・(特に続編のX8でクリア後にプレイヤーキャラにオペレーターが追加されてほぼXやゼロの動きしてるのを見ると色々やってしまってる感じあるよね)

それにどれだけドラマティックに展開を演出した所で解析しきれないXやゼロは替えがきかないけど後から制作されたレプリロイドは記憶部分の回路を別ボディに移植すればしまいですし・・・・(漫画版のXでその昔人魚のレプリロイドを守り切れなかったものの記憶メモリーを別の機械に保存してるシーンやらを考えると出来る世界観の方が自然な近未来機械社会と言えると思う)

X5とX6

この辺りはもう一括りにしてもいいレベルでオペ子がうるさくてテンポが悪い(X6はかなりマシになった)
X4から引き続き特殊武器の印象が薄い。
ボスのゲージがレベル制を採用して途中から無駄に体力が多い。
謎の強制スクロール面がある(X4のスティングレンも何気に嫌だった)

しゃがみアクションや特殊行動(ゼロバスターやファルコンアーマーのフリームーブ等)の新しい要素が増えたからか動きがスーファミ世代から更に固くなったイメージ(X5のファルコンのフリームーブはかなりお世話になりましたが)

記事を書くために久し振りにX5を起動したらエニグマや強化パーツの面倒な点等で途中で投げてしまった・・・・(昔に比べて短気になった気がします)

腕的にそこまで鈍ってないのでボスは倒せるのですがどの強化パーツを作るやエニグマが6割以上の%まで上げて10発連続で外したりとかの運にイラついて思考放棄。

X6の方はXにセイバーが最初から付いてる分には良いのですがゼロで慣れたセイバーがあの大振りだとやる気がかなり・・・・下がるよね。

DNAソウルやらよくわからん概念がこの辺りから出始めてレプリロイドは替えが利かない的な雰囲気を醸し出すも未解析のXやゼロなら分かるけど他はコピーして作り放題な気がするんだよなぁ・・・・(DNAソウルって単語から考えてもどの道思考パターンのseed値から経験でパターンを学習しただけで、結局そのデータ全てをバックアップしとけば問題ない訳で・・・・)

まぁ、一番テンションが下がるのはスーファミ世代から数段動きが硬くなった事ですが・・・・(次に強化パーツがフルコンプ出来ないや運でゼロが大破して使えなくなる等の個人的完璧なデータを作れない事)

他にも突然湧いてきたダイナモなる存在にもあれだけハンター達とやりあえる陽気でよくわからん奴が居るのも納得いかないですが・・・・(おまけに伏線回収が出来ないと悟ったのかX7辺りから姿を見かけなくなりましたし)

X7

この作品も結構賛否が分かれるものです。
主にポリゴンを使用した3DでロックマンXをするとこんな感じといった意欲作。
これに関して否定的な意見が多かった為次作はポリゴンなものの2Dベースになった訳ですが・・・・
自分としてはX7は遊び方を知ってれば結構な良作だと思っています(周回前提ですが)

ぶっちゃけ周回してアイテムを回収すればほぼ全てが揃うのでレスキュー対象の一人や二人潰れる事前提の動きをするとかなり幸せになれるゲームです(最終的にライフアップやらの数の振り分け位ですがその程度なら通常難度の範囲なら誤差レベルなので・・・・フル強化済みの場合)

多少壁蹴りで3D特有の方向ミス等は起きますがある程度なれればそんなに世間で言われるような問題は無いように感じます。

ゲームとしては好きですが世界観はうーん・・・・っと思う作品でもあります(もっさりっシュな動きはあれですが)

残念世界観

特に新キャラのアクセルがそれなりのドヤポジで出てくるのがなんとも・・・・(X5とかでレプリフォース枠でシグナスとかの司令官まで居る訳だからレプリフォースの他軍人さんはある程度戦えるんじゃないの?)

なのにどうして突然沸いた新型レプリロイドのアクセルがプレイアブルキャラなのか・・・・(新しい遊びを提供する為コピー出来るカー〇ィ的キャラを増やしたかった感じは分かりますが)

ただ、コピー機能はこの時はあれでしたがアクセルのローリングによるスルーや特殊武器はそれなりに楽しめた記憶。

まぁ、旧来のレプリフォースやらに比べてレッドアラートの組織が設定的に弱い部分が更に印象が悪い(ゲーム内で確認されたおよそ10人程度でレプリフォースと合併したイレギュラーハンター相手に善戦出来るとでも?シグマが加担したからとは言え御冗談を・・・・)

X4であれだけハンター側とレプリフォース側で大戦争した後にただの非合法レプリロイド自警団如きでどうにかなるハンター部隊って・・・・

それがXが不在だからってここまで幅を利かせれる程大きなことがシグマ込みでも出来るか?っと言われると無理では??っとしか思えない。

イレギュラーハンター側はある程度レプリフォース側の人員を飲み込み強大化してるのにどうしてX一人が悩みこんだ程度でここまで弱小組織にやられるのだろうか・・・・?

それと前にも書きましたがXシリーズはある程度上の年齢層向けに作られた作品だったのに敵が言ってくる内容が妙に幼かったりするのががっかり。

特にソルジャーストンコングのがっかりっぷりはやばいです。

まず彼の説明をWikipedia先生から抜粋
「ディープフォレスト」に待ち構えるゴリラ型レプリロイド。硬石の盾と剣を装備している。

哲人と讃えられし歴戦の兵士で発する一言や言葉遣いには重みがあり、哲人の敬称に恥じない威風たる風貌である。このため、彼の反乱にはアクセルも動揺していた。

っと凄くそれらしい説明。
Xやゼロ、アクセルでそれぞれボスに到達すると対応したセリフシーンでそれっぽく盛り上げてくれます。

ここまでは良いのですが・・・・

歴戦の兵士がまさかの敵対した相手に背を向けてジャンプ(しかも両手をあげる昔のロックマンスタイル)

敵対者を前に背を向けて大岩召喚も当たり前

挙句がら空きの背中にバスターを叩き込めるぞ!

最終的に背中の武器が壊れた歴戦の兵士がこちら。

別にゲームのボスだから無駄に強くしろとは言わん。

だけどせめて・・・・設定的に歴戦の兵士がしないような隙だらけのジャンプや柵につかまって無防備な背中を晒すのはやめよう?(せめてこっち向いて視線を外す様な戦う者としてあり得ない動きはやめて?マジで)

おまけにボスボイス。

ボイスが付いた事は頑張ってるなとは思う。

だけどこの歴戦の兵士がジャンプするのにウッホーウ!ってやる気のあるゴリラボイスは真面目にやめて?(いい声でそんな事言うから動きも相まって集中出来ない ギャグかな? 正におもろうてやがてダメージ)

他のボスにも色々言いたいけどこいつのシュールな笑いの前には些細な事よ・・・・

後はオープニングステージでアクセルの導入部分での温度差。

アクセルは悠長に事件の捜査をしてるレプリロイド(ゼロ)に急いで逃げる事を伝える(文面からも何かに追われてる感じ)

だが、これに対するゼロの返事は・・・・

この能天気ぶりである。

ついにぽっと出の新キャラに置いて行かれ、この後アクセルを追って来た大型メカニロイドを擦り付けられる始末(圧倒的強者の余裕というよりはただの間抜け感が凄い)

一応キャラチェンジの説明やアクセルも手伝ってくれる的な描写がこの後入るもののアクセルに置いて行かれ、追いついて協力して倒すって流れが凄く不自然(ゼロが何かしら高速の移動手段持っててボスに追いかけられつつアクセルに追いついたとかなら分かるのですが・・・・)

明らかに先に行ったアクセルがゴール地点で待ってる流れですもん・・・・

ただ3Dで壁蹴りアクションを含めた操作は新しいもので慣れればそれなりに楽しめます(スピード感もロックマンDASHシリーズに近いですし)

今でもロックマンDASH3を待つ声をちらほら聞きますが正直このロックマンX7なるロックマンDASH3試作型がこれだけクソゲー扱いされてればDASH3の制作許可を上が出すか?っと言われると自分だとNOと言い切れる自信があります。

X7は悪い部分も凄く目立ちますが良い部分をそれなりにすくい上げて欲しい作品でもあります。

まぁ、オープンなフリーランとXシリーズの少々早めのゲーム展開のミラクルフュージョン自体が属性的にそもそも相性が悪い気がしますが・・・・

X8に関しては久しぶりにプレイしたらダッシュジャンプで針一直線とか被ダメがきつくて途中で投げちゃったので割愛(昔、なぜこれを最後までやれたのか知りたいレベル)

今のゲームに慣れてるとENDER LILIESみたいにRスティックで回りを見渡すやらがほんと欲しくなるレベルで視界が悪い(ボス曲やらは好きなんだけどねぇ)

まぁ、この若干ブレるロックマンX世界軸にロックマンの物語が別途絡んでくる訳でメカに優しかったワイリー博士がX軸で未だにゼロを通じ世界に迷惑かけてる様からただ悪い博士を続編でも続ける事に・・・・

ただの悪い博士になったドクターワイリー

ロックマン作品の始めのうちはただ悪いだけ、話が進むうえでそうなった過去や人に裏切られた経験からメカには優しい一面を見せたりボスキャラ応募の時代には募集してない時期に送られてきた子供の夢に対して「あいにくじゃが、今はロックマンを倒すロボットは募集していないんじゃ 次の機会にまた送ってくれ ワイリー
なんて話があると言われてる位憎んでいる者に容赦はしないもののそれなりに話の分かりそうな博士でした。

気が付けばロックマン9でライト博士制作のロボットに悪さしたりと初代ロックマンリスペクトみたいな流れになり10ではロボットエンザなるよくわからないものが絡む謎世界観に・・・・(一部では後のシグマウイルス等の元では?みたいな事も囁かれてるらしい)

そして11で驚いたのがロボットを酷使する為のスピードギアとパワーギアの制作(正直、メカや子供に優しいワイリー博士は何処に行ったのか・・・・)

まぁ、それ以前にワイリー博士の悪のロボット軍団が悪さして被災した人達を思うと素直にワイリー博士を擁護出来ない側面はあるのですが。

ここまで来るとロボットの部品やらの寿命を削るレベルの酷使、ダブルギアシステムは彼が開発する設定にするならもう少し何かしら情報が欲しいなと感じます。

ライト博士がロックマンに搭載して、ギア強化パーツを購入すれば一部本家を超えるギアシステムが使えたりとこっちはこっちでロックマンをそこまで本格的な戦闘メカにしちゃって大丈夫?って不安もありますが・・・・

特にX世界線で決まってしまってるものにロックマンシリーズでその伏線の回収や片鱗を見せようとした結果、ワイリー博士が設計図パクってゼロ作る流れや過去のワイリーナンバーズメカが離反しそうな行いをガンガンやっちゃうよくわからない事に・・・・

個人的結論

言ってしまえば表現出来る限界以上のものをあれやこれやと詰め込み過ぎてパンクしてる状態な為、多少何かで塞ぐ、新しい路線を切り開くにしても穴の開いた個所から流れ出てしまう様になってる事がこのシリーズの伸びしろをなくしている様な気がします。

ゲームとしてはそれなりに盛り上がれても、物語としてはどうしても入り込もうって気が起きない。

特にロックマンXシリーズなんかはコマンドミッションやX8のオペ子が使えるなんかでXやゼロ以外でもそれなりに戦える事が証明されてしまってる以上ハンターベースから出撃出来るキャラがX、ゼロ、アクセル程度で他の活躍シーンが見えなくなると他の人達は何でサボってるの?って感じる部分が強いです(グラフィックなんかもリアルに寄せれば寄せるほどそういった細部が気になるもので変にかかれてあいつらサボってんじゃね?って疑惑が沸く位なら最初から回りにそういった戦える人が居ない方がまだ集中出来てマシだと自分は感じてます)

ここに来てX DiVEなんかでアイリスやリコが無駄に強かったりすると色々ショック受けるよね(あれ自体はソシャゲですしデータ世界での話だから無駄に考える事が野暮な訳ですが)

ただ考えてしまうと水着アイリスなんかは「どうしてレプリロイドでこんなに胸揺れるの?」って違和感がやばいですね。

レプリロイド相手に胸揺らして誘惑する理由もありませんし、レプリフォースの軍隊で胸を揺らす理由が更に分からない・・・・

そうなると人間相手にそう言った事をするレプリロイドな訳で・・・・

軍隊やらで治安維持すらレプリロイドがしてるとなると人間相手にそんな色仕掛けするなら政治家とかの国を動かしそうな人に向けてな訳で・・・・FF7的に言うならスラムの花売りな訳で・・・・

そんなレプリロイド社会はちょっと・・・・嫌かなぁ(笑)

後は最初の方にちょろっと書いたケイン博士の日記。

ロックマンXのパソコン版についてたらしいのですが時系列的には初代Xが始まる少し前からの事をケイン博士の日記という形で説明してるものなのですが・・・・

ライト研究所を見つけXのカプセルが検査完了してるので開封。
Xやその他もろもろを持ち帰り研究解析、レプリロイドを完成させてからシグマの乱までを繋ぐ内容が書かれてる訳ですが途中に

「ハンターのリーダーとしてシグマというレプリロイドが任命された」

っとケイン博士が作った設定のシグマが他人行儀な書き方で記されているらしい(やっぱり諸悪の根源はこの痴呆爺では?)
っと制作側で様々な設定が迷子になってる様子を感じる所からこのXの世界線を続ける事自体がある種限界が来てる様に感じます。

そりゃどれだけゲームが面白くてもそれ以上踏み込みたくならないよね。製作者すら設定が迷子になってるんだもん・・・・

っというのが個人的な見解。

世間一般的にはX5やX6での救出システム、以降3Dでの失敗から2Dに戻したけど離れたファンは帰って来なかった的解釈が多いと感じます。

それはゲームシステム的に見ると合ってると思います。

ただ、その表面的なものとは別にもっと根本的なファンに対する様々な設定での裏切りや描写不足、過描写なんかも原因だと自分は思います。

よくそういった設定にある程度の余白を置いておくことが肝心だと言うのはこの作品の流れを見れば良く分かると思います。

過剰に描写してしまえば想像、妄想する余地が無い為、目や耳で感じた事だけになってしまいます。

逆に描写が足りなさ過ぎると設定を想像や妄想で補完するには空白が大き過ぎる。

そういう意味ではさっきのアイリスの乳揺れなんかがいい例じゃないでしょうか?(所詮ソシャゲって蹴っ飛ばしてしまえばそれまでですが)

レプリロイドでそういった色気を出す意味は考えるだけでいい気分はしないですな(見た目としてだけなら良いんですけどね)

平和な世界な頃のロールちゃんがライト博士の趣味やら自分の意思でオシャレしたいとかなら分かるのですがXの世界はそんなオシャレにこだわってられる程優しい世界ではありません(ハイウェイ一つですら襲撃されて崩壊、それをハンターが後手後手に対応してる世界観ですから)

この話のまとめ

・設定は増やしすぎない、そしてある程度匂わせる程度に描写する。

・ある程度のスピード感をキープする。

・強制スクロールや即死トラップ連打をしない(何の為にライフポイント制にしてるのか分からなくなるからね。それに2Dアクションをしに来たので会って強制スクロールや即死トラップのイライラ棒をしに来た訳ではない)

・分岐による水増しを避ける(慣れてない人は数時間かけてクリアした後に分岐を見る為に再度数時間お願いしますって言われたら先に投げるよ)

・取り返しのつかない要素を減らす(これも分岐水増しと同じね)

・ゲーム内報酬はそれなりに出す(ボスキャラ特殊武器なんかそれなりの達成報酬な訳でこの報酬の払いがショボいとやる気の下がり方は凄いよ)

この辺りの基本をしっかりしつつBGMやSE、物語なんかがしっかりしてればユーザーはついてくると思うよ(特にソシャゲの記事でも書きましたがメーカー側からステータスの暴力やらでどのキャラでもクリア出来るの売り文句に散々裏切られてる今は特に効果的)

そういう裏切りに散々あって、ロックマンシリーズは主に手に馴染んだロックマン4かX2をもう10年以上遊んでる自分が言うのだから・・・・全く的外れな答えでは無いと思うよ。

それでも遊んでもらえないならそもそもジャンル自体が衰退して誰も必要としてないか周りへの宣伝不足と捉えた方が良いと思う。

っというのがこのロックマンシリーズとかれこれ30年以上付き合ってる自分が持つ感想やイメージであります。

ゼロシリーズやゼクス、ゼクスアドベント等も別途全クリやらはしてますが今回の流れに対して少々関係が薄いと感じ今回は割愛しました(あっちは更に難度辛口ですしおすし)

ただ、ゼロの世界観は凄く好き・・・・(他の人サボってるの?問題も殆どありませんし)


とりあえず長々と書いてしまい疲れてしまったので今回はこの辺りで。

ここまでお付き合いして頂いた方がいるなら本当にお疲れ様でした。

もし、また機会がありましたらよろしくお願いします><b


おしまい

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