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ジャニーズ事務所の事件から思う事

アイドルやらに興味がなかった自分ですら嫌でも耳に入るくらいニュースやネット記事で見かけるジャニーズ事務所の性被害問題。

これについて少し思う事があったのであれこれ書いてみようかと思った次第。


発端

一時通っていた飲み屋で出会った女性が最近のジャニーズは質が落ちたと言う単語を1年程前に聞いた。

妹やらにそういった話を聞いた際も似たような答えが返ってきた。

当時は別に何とも思ってなかったし、そういう路線変更でもしたんじゃないの?程度にしか思ってなかった。

その昔、学生の頃には同級生がそういったアイドルの話をして盛り上がってた事をその時思い出す。

まぁ、歌や踊りが出来る上で顔も良いとなれば人気は出ますわなって当時は思ってた。

ニュースにて

様々な角度から連日話題が上がりそういった性被害はつい最近始まった事ではない事を知る。
古くは1988年のフォーリーブス、89年にはジャニーズ、96年にはジャニーズjrに居た方がそういった暴露本を出版してるらしい。
そういった性被害にあった方の本が出版されてる事は自分はこのニュースの時に初めて知った訳ですが世の中にそういった本が出版されてるという事はそれなりの人が認知していたということだと思います。

特に今はインターネットで検索すればその手の話題は一発なものでこんなにアイドルに興味がない自分ですら一瞬で情報が手に入る。

被害者とは誰なのか

実際性被害にあった方がニュースで取り上げられてるのを何人か見かけましたがそういった業界に入ったという事は事前にある程度調べられてるものと思います。
言い換えるなら1988年の段階からそういった煙がたってる訳でネットで調べられるこの10数年間に至っては分かっててその業界に飛び込んでいると思われます。

確かに加害者は悪の論法は理解できます。

ですが分かってて飛び込んだ人達を被害者だと言うのはあまりに安直な答えだと思います。
特にそういった事で耐えられなかった方は暴露本やらを出してその業界相手に戦う事を選んだ訳ですから。

言い換えるなら戦わずにその行為の結果、しっかりそういった大物のバックアップを過剰にもらっておきながら被害者を名乗るのは当たり屋とそう変わらないのでは?っと自分は思います。

実際業界を去る選択をした方も居たみたいですし、その被害にあってでもその業界にしがみついた方はただ被害者だといえるのでしょうか?

同じ穴の狢

ここに来て最初の話題で最近のジャニーズの質が落ちてると言っていた人達の話を思い出して欲しいのですが全部がそれに当てはまるとは思っていません。
ですがそういった事を行っていたジャニー喜多川氏が亡くなった前後にそう言った話題を聞くと色々合点がいくものでジャニー喜多川氏がお気に入りの子には女性ホルモン注射等を行っていたなんて話やらを聞くとそりゃ綺麗な訳だと納得するもの。

彼が存命の際のプロデュースでもそういったファンの間で”劣化”を感じれるのはそういったドーピング的な事がしづらくなったからか?みたいなものが頭に浮かぶのは世の常。

それを考えると元からの美形でその存在を約束された様な本物とある程度人工的に作られた美形、それをコレクションしてたジャニー喜多川氏のジャニーコレクションが彼らな訳で、一部のファンが彼らに謝って欲しいと事務所に訴えかける様をニュースで見かけたりするのですが・・・・

そういった業界に分かって飛び込んだ人とそういった感情に地位や名声であれこれした人、そのコレクションのおこぼれをもらって喜んでる人・・・・

そのどれもが同じ穴の狢ではないか?っと自分は思います。

私事

自分事ではありますが昔、会社の禿げた上司にお尻を触られた事があります。
彼の言い分としては「女性にこんな事すると捕まるからね」っと笑顔で返された事を今でも覚えています。

庶務のお姉さんの前で無駄に触られて仕事中にイライラしたものです。

それを考えるとそういった性被害を受け入れるだけである程度大物のバックアップを約束してもらえるのならむしろ安いものでは?っとすら思ってしまう自分がそこにいます。

以前様々な理由で女装した時の事を少し記事にした事もありましたがその際も近所の食事処であなたの後ろを使って良いですか?的な発言をもっと下品な単語でされた事があります。

世の中草食系男子とか嘘じゃん!って思った次第ですが(笑)

今では声かけられる位自分って魅力的?やったね!みたいなポジティブさになれましたが世の中そういった性にある種飢えている気はします。

そんな中YOUTUBEでネズミでの実験、UNIVERSE25(ユニバース25)の話を聞いたときは衝撃でした。

動画で簡単に聞いた話ですが要約すると餌や居住スペースをある程度用意した上でネズミの雄雌を置いておくとどういった結果になるかを観察したものらしいです。

流れとしてはある程度増えてくると強者と弱者がそのうち産まれていき、強者の雄が雌をある程度独占→その強者のポストの奪い合い→そのうち強者の席の雄が雌を庇わなくなり雌が自衛の為独立→雌が攻撃的になる事で子供が守られなくなり産まれてから常に弱者の存在が並行して増加→最終的には個体数が減少していき餌や居住スペースが残ってるものの全滅

これがこの実験の大まかな流れと結果だそうです。

この時の弱者ネズミの一部は雌化していくらしいです。

全てがこうなるという訳ではないですが最近のニュースで出産しても子供を捨てる母親。
男を狙う男。
女装する人。(このカテゴリーに自分が含まれますね)

それぞれ様々な理由があると思います。(細かくカテゴリーを出せばもっと沢山ありますが今回はこの辺りをピックアップで良いと思います)

ですがこういった出来事を知って欲しかったのは今回発端とされるジャニー喜多川氏が先天的なものだったのか後天的なものだったのかはわかりませんが・・・・

そういった弱者側から生まれた性の思考だったとしたなら彼はただの加害者なのか?

それにすり寄って行ったアイドル達はただの被害者なのか?

それを蚊帳の外から応援してて、とりあえず加害者側に謝罪を要求してたファンは正義の味方といって良いのか?

長い歴史の上でどれだけ加害者を切った所でその加害者が生まれる土壌が出来上がってる以上第二、第三の加害者が同じ環境、同じ理屈で出現するもので・・・・

そういった土壌、環境そのものを見直す時代が来たのではないか?っと今一度周りを見てもらいたく本記事を書いた次第です。


おしまい





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