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ものづくりのこと

肩書きは?と聞かれたら、料理講師。
しかしここ数年は、益々何屋かわからなくなってきている。

移住のきっかけも料理教室だったけど、新庄村の特産品を使ったメニュー開発がひとつのミッション。そこから、特産品を使った商品開発を始めました。

発案して、試作を繰り返して検証して、賞味期限検査をしたり、栄養計算したり、ネーミングやデザインを考えたり、宣材グッズを作ったり、営業したり。
OEMも何度かお願いしましたが、やはりコストが高くなってしまう。
そこで、約3年前に自社で小さな工場を作り、そこの運営をすることになりました。

今メインで製造しているのは、カレーなどの業務用の真空パックや粉末の調味料。
業務用というのは、例えば飲食店さんが「メニューを増やしたいけどキッチンオペレーション的に難しい」「新しいメニュー作りが難しい」などの困り事があったら、発案から製造までを請け負って解決するというもの。
新庄村の玄関口、道の駅がいせん桜新庄宿(岡山県真庭郡新庄村2190-1)の村の食堂のメニューもいくつか監修、製造させていただいています。

元々ひらめき型というか右脳人間なのだけど、感覚を検証するのに数字はとても大切で、塩分濃度とかスパイスの量とか、火の入れ方とか、そういうものを細かく裏付けを取る作業がとても好きです。
レシピ作りの時にもその作業がとても大切で、自分のデータバンクをもの凄く利用しています。

料理教室とものづくりの作業は全く別物ではあるけど、どちらにも活きてくる。
(ただ、製造は肉体労働でもあるのでキツい)

食材や食文化、中医学の勉強など、色々なものを見たり体験したりするのは大好きだけど、最終的にはそのエッセンスを生徒さんやクライアントさんに還元していくことが目的なんだよなと常々思ってやっています。
あとは忘れないように。手紙を届けたい人にちゃんと届くように仕事をしたいな、と。今年は特に心に留めてやっていこうと思っています。

ご依頼いただいているものづくりのことも沢山あるし、今年は新しいことにも挑戦しよう。
またそちらも少しずつ、投稿できたらと思います。

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