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夏をモザイクで終えて、次へ向かう。

 8月のスクーリングは、モザイク画だった。本当なら、博物館実習を取る予定だったが、年度末までに取得しなくてはいけなかったメディア論を落としたので履修登録できなかったのだった。けれども、モザイク画の六日間を体験できた後でこの流れでよかったなと感じた。

 通学生だった頃にできなかった、大学の実習室で課題を作る、というのを思い切り体験できたので、ここの学生になった満喫感を味わった。実習室は、通っていた当時、視覚伝達デザイン学科の棟だったから、ほとんど縁は無かった。たまたま通学時代のサークル仲間の人と連絡が取れたので、満喫の話をしたら、「してないかも」という返事だった。自分の場合は3年間通ったのだが、4年間通ったその人も、きっと課題に追いまくられている間に卒業になってしまったのではないかと想像した。

 通信の場合は、自分で日々、課題やレポートを選んでコツコツやってゆくので、時間は経つが、何をしているのかは把握している。毎日、日記代わりのメモに、「フランス語、卒論、保存論」など、少しでも進んだレポートをメモしておくので、とりあえず、少しでも前に進む。

  早朝に自宅を出て、国分寺からバス。国分寺駅はモーニングが充実していたので楽しかった。そのうち、作品製作を進めるため、朝食を買って実習室でさっと食べることもあった。

 昼は昼で、これも自由だったので(とはいえ、クラスにいたみなさんは時間を守っていた)、早めに食堂でいただき、図書室で卒論の資料探しにくれていた。図書館員の方々に書庫で探していただいて、コピーを取るを繰り返した。

 モザイク画は、大理石をコツコツ割ってゆき、モルタルで固定してゆく作業が面白い。画面は設計図通りにはなかなか行かないし、埋まっても行かないのだが、集中する時間が良かった。また最後の日の講評ではみなさんの作品が素晴らしかった。

 あまりに楽しかったので自宅で貼り付けられそうなタイルや貝を集めて、小さな板に石粉粘土をモルタル代わりにモザイクした。大理石も割るための道具もないので、そこはスルーしても何かしら似たようなものを作りたかった。

    第三回科目試験では、フランス語の最後の科目を受験。これでフランス語のテキストとはしばらくお別れだ。また何か読もう。離れるとすぐ忘れてしまうから、中級の文法あたりでウロウロして、もはや十年、、、。

 



図書館に向かう窓から。パン屋さんで買ったあんぱん。

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