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通信教育課程を比較して。

 さて、KO通信を十年かけて卒業した後の九年後に母校のM美通信で勉強を初めて半年。双方を比較すると、まあ、学費はM美の方が高いけれど、科目試験を受けないでも良い科目、つまりレポートだけで取得できる科目があるのはありがたい。そして、美大ならではの実技の科目があるのは楽しいし、嬉しい。とはいえ、日本画や油の学生は大変なのかもしれない。
 KO通信では文学部だったので無論実習もなく、レポートを出し、科目試験を受け続け、それも教科書丸ごと暗記だったからいつもギリギリで合格だった。スクーリングも一つの科目が一週間続いてほぼ三週間かけて幾つかの科目の単位を取得した。体育のみスクーリングで実技を受けた(剣道)。 KOでは科目試験においては過去問ブックなるものがあって、こんな感じで出るよーというのはわかったし、レポートの返事を待たずに科目試験を受験できた。だから、過去問ブックあってもいいよね、と思う。どちらにせよ、全部覚えておかないといけないのだから。
 レポートはKOで鍛えられて、何が論文なのかというのを学ばせていただいた。最初の年はなかなか合格をもらえなかったが、いくつ目だったか、『文学』のレポートを出したとき、やっと合格をもらい、「これは卒論のテーマになります」と添削で書いていただいた一言で、その後十年頑張れました。いきなりM美通信だけでレポートを書いていたら、なかなか合格までは辿り着かなかっただろうと思った。
 来年はもしかすると卒論なのだが、前回の卒論は二年かけて仕上げたのでどうなのだろう? 卒論は楽しい。終わってしまった時はとても寂しかった。勉強とは学んでいる時、その過程が楽しいものであり、卒業してしまうのは寂しいものなのだ。新しい観点を知るのは本当に面白い。
 もしもイタリア・ルネサンスをテーマにでもしたら、原書を探さなくちゃいけないし、イタリア語まで勉強しなくちゃなである。さて、何をどうしよう。
 とりあえず、毎日、何かを少しずつ。
 今日はクロッキーを二枚。
 返却されたデッサンには丁寧な添削をいただき、しっかり読みました。
 ありがとうございました。

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