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日の光の下で

少し前になりますが、
今年も可愛らしい紫陽花たちに
たくさん出会えました。








6月の雨が降る季節。ときに雫をたくさん乗せて
日の光の下で、きらきら輝いていました。

紫陽花は、日本原産だそうです。

小さな花が寄り集まって咲く様子は、
なるほど、和を大切にしてきた日本に
よく合うように思います。

青から紫、やわらかな桃色、
水彩画のにじみのように
色がまざりあって生まれたような色合い。

見れば見るほど、
その色の美しさに引き込まれます。






ひとくくりに紫陽花といっても、
その姿は本当にさまざま。

どれもなんて可愛らしく、綺麗だろう。

そして、

人も同じだと、思った。

みんなそれぞれの色・かたちがあって、

日の光でおめかしすれば、
きらきら、輝いて見える。

この地球上の、どの国でも。きっと。

アジアの片隅で見た
飾らず人なつこい子どもたちの笑顔なんて、
光そのものみたいだった。

おじいちゃんやおばあちゃんの表情も
明るい太陽の下で光っていた。

飾らない笑顔には、その人の奥深くにある
ほんとうの “心” が
映し出されている気がする。


幾多の悲しみや苦しみを乗り越えた強さ、

他のものへと広げられた優しさ、いとしさ、

この世界への好奇心や驚き、よろこび、

その、すべてを閉じ込めて。


今日もどこかで
笑顔の花が咲いている。

お日様は、笑って見ている。

草木花たちは、おいでとばかり
気持ちよさそうにそよいでる。


今日があなたにとって
素敵な一日になりますように。


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