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自分を愛すること

自分を愛すること

それは、熟れたりんごが赤く熟していくように
心を艷やかにする。

新鮮な香りと、からりとした明るさ。

自分を愛する人は、
周囲を幸せな気持ちにする。

太陽の光を浴びて、
すくすくと育った花々のように
愛らしく、凛としている。

遠くを見つめる狼のように
生命力に満ち、目標に向かって駆けてゆく。


それは決して、自分勝手なことではない。


自分勝手さは
自分と他者を隔てていることから生じる。

自分と他者の関係を、よく知らないから起こる。

自分を愛することとは、別のことだ。

自分を大切にできる人は
他者も大切にできる。


そんな大切なことを、どうしてわたしたちは
教わることなく育つのだろう。


自分を愛することは、
深く 深く 自分を知ること。


知る心は、他者にも世界にも心を開く。


自分を愛することは、
世界を愛することと繋がっている。

自分と、この世界は、ひと続きだからだ。


誰かが自分を愛するとき、
この世界は、愛される。


暗闇に差し込む朝陽のように
今日も誰かがこの世界に光を灯す。

自分からはじまる
すこやかさに満ちた心で。


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