間をつくる
子どもの頃、話題になっている漫画について、
「どのキャラが好き?」
と聞かれて、答えられなかった。
わたしが好きだったのは、
その物語に出てくる“誰か”じゃなくて、
キャラとキャラの間にある
信頼関係や親密さだったからだ。
心から離れないのは、
誰かが誰かを見つめるときの瞳だったり、
沈黙の中、寄り添い合う二人を包む
温かな空気、だったりした。
間にあるもの、
それは、一人では生まれ得ないものだ。
人と人の間に生まれる美しさが好きだ。
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間は、目に見えない。
でも、音楽も、絵も、
間があって調和が生まれ、
その世界観が完成する。
間があるから、
心地よく在ることができる気がする。
心に、間をつくる。
空間に、間をつくる。
仕事に、間をつくる。
間を、つくること。
そうすることで、流れができる。
なんでもないことが、
本当は尊かったりする。
世界は対象物だけでできていない。
わたしたちが休むとき、
間はひっそりと
次なる夢を育てているかもしれない。
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ひとつ、嬉しかったことがありました。
お知らせです。
noteで絵を公開されているtenさんが、
わたしの「生きることを愛している」
という記事から受け取った想いを
絵にしてくださいました。
とても素敵な世界が広がっているので、
よかったら、こちらもお立ち寄りください。
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暑い日が続いていますね。
夏はにぎやかなお祭りが各地で開催されるので、
そんな様子が見られると、
とってもワクワクします。
今日も皆さまが楽しくすこやかに
過ごせますように。
いつもありがとうございます。
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