東京都瑞穂町農家さん、かっこいいネーミングにカテゴリ分けされる【都市農業】
こんにちは、
東京都は横田基地のある「瑞穂町」出身の
地域と農業のブランディングデザイナー江藤梢です。
最近こんな動画を上げたので良かったら見てね。
さて、最近ふと
「これから町の農業ってどうなっていくんだろう?」
と気になりました。
タイトルの通りなのですけれど、さっそく調べてみたら誰かに伝えずにはいられなくなってしまったので、久々にnoteを書いてみました。
町農家さん、7つに分けられる
これが最新の、これからの瑞穂町の農家さんだそうです。
まさかの全部英語…!
横田基地もある町だからグローバル路線なのでしょうか?
もしこれをコンサル会社さんが入らず農家さんだけで決めたとしたら、それはとても熱意を感じるし、かっこいい決断だと感じました(真実はわからず)。
ちなみにこのネーミングがどこから出てきたのかというと、
瑞穂町には町が定めた「瑞穂町農業振興計画(令和3年3月)」というプランがあります。これは国や都の農業方針を組み込んだ上で瑞穂町版として独自に作成されました。その中でさらに小分けされた「地域振興プロジェクト(令和元年度)」という会議の中で、瑞穂町の農家さん方がつくったもののようです。
「地域振興プロジェクト」は以下のように3回に渡り行なれました。
では、7つの農家さんの特徴を具体的に見ていきましょう。
お急ぎの方は以下から飛んでください。
1.トップ・ランナー
一言で言うと、
「瑞穂町農業の中核。規模拡大・安定的発展を目指す農業者」とのことです。具体的には、
-売上額
・2,000万円程度以上
-特徴
・企業的要素が強い(経営主の家族だけではなく、雇用される職員の家庭もこの経営により維持されている(経営規模縮小が考えにくい))
・労働力に加えて、経営や管理に関わる人材も確保されている
・町の産業としての農業を左右する
・優良農地を確保し、集約化を図っている
・個々の経営自体がブランド化している
2.アグリ・ファミリー
一言で言うと、
「家族で農業を営んでいて、農業所得をメインに生計を立てている農業者」です。具体的には、
-売上額
・800- 1,000万円程度以上
-特徴
・家族経営農業を継続したい経営体が多い
・家族で営農している(=家族の状況に応じて生産規模に変化が生じる)
・補助的にパート等の雇用がある
3.アグリ・コミュニティ・リーダー
一言で言うと、
「農産物を直売所や量販店などに年間を通し出荷する農業者」です。具体的には、
-売上額
・200- 800万円
-特徴
・個人とそれを手助けする家族等での経営
・給与+年金等の所得で主な生計をたて、労働的には農業が中心
4.ヘルシー・ファーマー
一言で言うと、
「直売所等に通年出荷はしていないけれど、農産物は生産している農業者」です。具体的には、
-売上額
・30-200万円
-特徴
・年間を通して販売品目があるときは直売所等に出荷
・品目によっては高い技術力を持っている生産者もいる
5.ノー・セイラー
一言で言うと、
「農地があるけど農業をしていない人」です。具体的には、
-売上額
・0万円
-特徴
・生産した農産物は自家消費のみ
・作付けを行わずに管理(耕耘)のみ
6.ネオ・ファーマー
一言で言うと、
「農業経営に参入したての人」です。具体的には、
-売上額
・0万円
-特徴
・農業経営に参入したての新規就農者さん
・新規就農を希望する人
7.アグリ・サポーター
一言で言うと、
「農業に興味があり、関わりを持ちたいと考えている人」です。具体的には、
-売上額
・0万円
-特徴
・植物や動物を育てたり土と親しんだ生活をしたい人
・趣味的に農業をしたい人
以上、瑞穂町農家さんカテゴリ7つでした。
私たち住民に、どんな影響があるの?
でも、町の農家さんが7つに分けられたことで
町民のわたしたちにどんな影響があるのでしょうか?
プランを読み進めると、
すでに町の農業界隈ではあらゆる計画が進んでいるようでした。
それは次回また記事にしていきますのでご一緒に読み進めていけたらと思います。
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ではまた!
地域と農の”小さなトリコ”を大切にするブランドデザイナー、コトリコ江藤梢でした。
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