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「みどりの食料システム戦略」毎月WEB勉強会やってるよ

こんにちは、地域と農のブランディングデザイナー江藤梢です。
朝活始めました。続くかな?笑
この「地域と農の勉強帳」マガジン記事も11回目となりました。


今回は農業界で話題の国の施策「みどりの食料システム戦略」をまとめましたので共有します。
WEB勉強会をすぐに知りたい方は、目次の下から2番目からどうぞ。

「みどりの食料システム戦略」って?

2021年5月に農林水産省がつくりました。

「みどりの食料システム戦略」は
”食料システム”を2050年までに
サステナブル(持続可能な形)に変えたいのです。

”食料システム”には
・調達
・生産
・加工
・流通
・消費

があります。

「みどり」=農業、サステナブル
「食料システム」=調達から消費まで
きっとこんな感じでしょうか。

食料・農林水産業ではこれまで
「生産力向上」に大きく取り組んでいましたが、
これからは「サステナブル」という視点をガッツリ加え、
これらを両輪で動かしていくことを目指しています。

この計画が、ついに2022年には法律にもなりました。
「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)」が4月22日に成立、7月1日に施行されたそうです。


みどり投資促進税制、爆誕

さっき紹介した”食料システム”に関わる以下の事業者は、条件を満たせば税金が安くなる制度ができました。
1.水稲農業者
2.畑作当農業者
3.食品事業者
4.堆肥製造業者
5.農業機械メーカー

その中でも、

1と2は、青色申告した生産者または団体
3、4、5は、日本政策金融公庫による審査に通った中小企業

という条件が大前提です。

これらの事業者さんが

・化学肥料や化学農薬の使用低減に取り組む
・みどりの食料システム法の認定を受けた計画に従って一定の設備等を導入する

を行なうと、

・設備等に「特別償却」という制度をが適用できる
・導入当初の所得税と法人税が軽減される

という、なかなかアツい制度になっています。
制度の詳細は以下リンクをご覧ください。

ちなみに、対象機械の一覧は以下リンクの最下部にPDFがあります(※前述の1と2の生産者さん向けのみの一覧です)。


取り組んでいる生産者さんが応援されています

みどりの食料システム戦略」サイトに生産者さんを紹介するページがあります。以下は関東農政局のサイトなので関東のみの掲載ですが、東京は5軒が掲載されています。

「こういう取り組みでもOKなのか」と驚くかもしれません。取り組みのカテゴリ的には以下に分かれています。

・有機農業
・農薬・化学肥料の不使用・使用低減
・温室効果ガスの削減・吸収
・スマート農業省力化技術
・食品ロス削減
・国産、地場産の供給拡大
・その他


有機農業だとハードルは高いですが、以下だったらすでに多くの都内生産者さんが取り組んでいそうです。
・農薬・化学肥料の使用低減
・地場産の供給拡大の取り組みとして体験イベントなど
・CSA
・コンポスト利用

きっと登録した生産者さんには今後、より新しい情報が直接届くようになったり、取り組みへの支援をよりしてもらいやすくなると予想します。

現在も「情報収集中」とのことなので、興味ある方は関東農政局へ連絡してみると良さそうです。

なお、掲載されたら自分のサイトのSEOにある程度の効果が見込めますよ。なぜなら、(特に)大きなサイトに自分のサイトアドレスがリンクされることは、SEOの向上に繋がるしくみになっているからです。
私の場合はこんな感じです↓

そんな意味でもメリットはありそうです。


有機食品販売店舗さんが応援されています

みどりの食料システム戦略」では”食料システム”の一連を支援をしているので、国産の有機食品を応援する店舗の紹介ページまであります。
残念ながら東京はまだ1店舗も掲載されていませんが、少しずつ増えていくのかもしれません。


しっかり事業として取り組みたい方はこちら

以下のサイトは、農水省が「補助事業参加者の公募」ページです。

超ざっくり言うと、「国としてこれらの取り組みが必要!やる事業者さんは手を挙げて下さい!」という内容がずらりと掲載されているページです。「みどりの食料システム戦略」以外もたくさん掲載されています。

このページは、こんな使い方でも役立ちます。
・「みどりの食料システム戦略」の今後の動きをチェックできる
 (「みどりの食料システム戦略」をページ内検索すると◎)
・日本の農業全体としてどう動いていくのか予想ができる
・各事業をどの企業が担当するかわかる


毎月「WEB勉強会」が開かれています

農水省が「みどりの食料システム戦略」についてのWEB勉強会(Webex使用)を毎月開催しています。今日で3回目です。

目的:管内の多くの方の取組の参考にしていただくため
対象者:自治体、農業者、農業団体、食品等事業者の方々を始め、本件に関心のある方
※事前予約制です(開催日数日前に締め切っているようです)

6、7、8月のテーマは「土壌の力と持続的な農業」です。今日は「土壌の力と微生物の働き」とのことですよ。

今後も開催されると思うので、見逃したくない方は以下リンクから関東農政局メルマガを登録しておきましょう。


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ではまた。
”小さなトリコ”を大切にしたい
地域と農のブランドデザイナー、コトリコ江藤梢でした。


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