民泊日記　1

気がついたら、美瑛に移住して16年、私は50歳になろうとしていました。
いつか何かをやりたいと思いながらなかなか踏ん切りがつかないまま
随分長い時間がたっていました。
子育ても大変だったし、何をしたらいいのかもよくわからなかったのは
育ちとか、私の優柔不断さとか、いろいろ理由はあったのだと思います。
しかしふと気づいたら、もうすぐ50歳。
ありきたりですが、人生の時間はもうあまり残ってないかも？！
そんなとき、民泊という制度が新しく立ち上がることに。
田舎で、子ども達も巣立ちかけ、部屋数も多い我が家。
しかも、住んでいるのは一大観光地、北海道の美瑛町。
自宅を利用して簡単お手軽に始められそうじゃない？よしやろう！
決断は一瞬でしたが、もちろん、実行はそう簡単にはいきませんでした。
新しい何かをやろうとする時、どんな人にも必ずと言っていいほど起こる
「予想もしなかった大問題」がもう次から次から…
振り回されて、くじけて、嫌になって、泣いて、笑って
開業まで結局3年かかりました。
でも、何とか開業出来た自分を、今ちょっとだけすごいと思っています。