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ホラー短編集

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オムニバス形式の怖い話の短編集
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#小説

ホラー短編「餌」

兄の様子が可怪しい。 先週の休日、兄の恋人と登山から帰ってきてから、奇妙な言動が続いてい…

ホラー短編「Yes or No」

 夜、スマホからの着信音が部屋中に鳴り響いた。友人のアヤからの電話であった。アヤからの通…

ホラー短編「悪戯な乗客」

 最終バスの席は閑散としている。仕事疲れで疲弊したサラリーマンや飲み会帰りの泥酔した大学…

ホラー短編「幽世・後編」

美代子、透を抱きしめ、泣いている。 美代子、涙を袖で拭う。 「よし、ここを出よう。そのため…

ホラー短編「幽世・中編2」

洋一達は鳥居の前に立ち尽くしている。 鳥居の奥は暗闇が続いている。 長尾がカメラを肩に担ぎ…

ホラー短編「幽世・中編1」

暗い森の中、多くの人ならざるもの達が木の陰から覗いている。 見つめる先は木漏れ日に倒れて…

ホラー短編「幽世・前篇」

森の入口に鳥居。奥に進むと昼間でも薄暗く異様な空気が漂っている。 最奥には古いお堂がポツンと建っている。お堂の扉が独りでにギーと開く。 お堂の扉の奥は真っ暗。この世のものとは思えない呻き声が響いてくる。そして、扉をガシッと掴む手。 美代子、透の隣に布団で寄り添うように寝ている。 美代子、透の頭を撫でながら、優しく微笑む。 「透、オソロシドコロには近づいてはダメだよ」 「どうして?」 「あそこは神聖な場所で、この世の場所ではないからだよ」 「そこに入ったら、どうなるの?」 「

ホラー短編「赤ずきんちゃん」

テレビの電源がつく。 画面にはニュースアナウンサーが原稿を読み上げている。 「監視カメラの…

ホラー短編「罰する絵画」

女性が行方不明となる事件が多発している。 行方不明者の共通点はその人の部屋には断崖際で俯…

ホラー短編「残飯処理」

コンビニで弁当等の残飯廃棄している男性がいる。 その日もコンビニ裏のゴミ箱に残飯を捨てよ…

ホラー短編「笑う男」

私の夫は暴行衝動を抑えられない。そのため、毎晩、私を殴ってくる。それも笑いながら。狂って…