2. 0.01%アトロピン投与は、無投与に比べ、強度近視児の近視進行に対して優れた効果を示した
Role of 0.01% atropine in high myopic children of Moradabad, India (RAMCOM Study)
Agarwal P, Khurana A, Maan V, Sutar S, Chauhan L.
Indian J Ophthalmol. 2022 Dec;70(12):4400-4404. doi: 10.4103/ijo.IJO_679_22. PMID: 36453353.
目的:低濃度アトロピンは近視進行に対する新しい治療法であるが、強度近視の小児における有効性はまだ不明である。強度近視の小児における低濃度アトロピン点眼薬(0.01%)の有効性と安全性を評価すること。
方法:1日1回就寝時に0.01%アトロピンを点眼した介入群の等価球面値の1年、2年後を評価した。
結果:0.01%アトロピン1年後の近視進行は、介入群0.15±0.9Dに対して対照群は1.1±1Dであった(P = 0.001)。治療2年後の近視進行は、介入群0.3 ± 1.1 Dに対し、対照群1.4 ± 1.1 Dであった(P ≦ 0.001)。
結論:0.01% アトロピン投与は、無投与に比べ、強度近視児の近視進行に対して優れた効果を示した。
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