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震災、コロナとDragon Ash の2曲『光りの街』『VOX』

こんばんは。
今日は、大好きなバンドの1つであるDragon Ashの2曲をテーマに楽曲内のコールアンドレスポンスの意味合いと、
この2曲が歌う「日常」についてただのファンの私が思ったことを綴ります。

ちなみに、Dragon Ashを古くから知っているわけではなく恥ずかしながら2022年の京都大作戦で好きになりました。
古参だからなんだ!好きなら好きでいいじゃないか!と常に思っていますし、好きになるタイミングは人によりけり、と思っているので、そこはおおらかな心で読んでいただけると嬉しいです。


1.『光りの街』について

2016年11月9日発売したアルバム『MAJESTIC』に収録された「光りの街」。

「東北ライブハウス大作戦」をはじめ震災復興支援に積極的に取り組んでいる彼らが、被災地支援のステッカー&ピンバッジの売上を全額寄付した石巻市内の児童公園「スマイルパーク」で見た子供たちの笑顔が、まさに今回のシングル曲“光りの街”のモチーフとなっている。

rockin’on.com 『【コラム】Dragon Ash、希望を歌う“光りの街”で示した新たな「闘いの形」とは?』(2016年11月9日)より

大震災という非日常を経験して、作られたこの楽曲は
「光り」=子どもたちの笑顔
つまり希望をテーマにしています。
子どもたちが元の日常で、ただ希望を持って幸せに生きてくれれば、それだけでいい。
このようなkjの想いがこもっているように感じます。

ライブ映像でしか見たことがないのですが、
"So we hope"
とkjが歌ってからのフロアの合唱はまさに圧巻。
生で聴きたい、歌いたいの一言に尽きます。

これ、合唱できるパートがなくてもいいんじゃないか?と思う方もいるかもしれません。

世の中に訴えたい、声を大にして、伝えたい。
バンドだけの力じゃ、この望みは叶わないかもしれないけど、みんなで希望を求め続けたい。

私は、そんな想いが、このパートにはこもっているような気がします。
レスポンスをバックにkjが歌うことで
曲の温度が上がる、と感じます。




2.『VOX』について

ここで、2023年2月7日に発売したシングル、『VOX』の話に移ります。

こちらはコロナ禍に作られた曲。

ライブやフェスを自由に開催できない、開催できても以前のような形ではできない。
バンドによってそれぞれのやり方や正義があって、それに対してファンの中でも、ロックシーンに興味がない方も、意見が分かれ対立する。
そんな時期に、世に出された1曲です。


"I say hey yay yeah
呼び掛けるこの声ももう それだけじゃ意味がなくて
Yon say hey yay yeah
答えてよ その声こそ
僕らが音を鳴らす理由自体なんだ"

というサビや、

"否応無しに伝えたくて 僕だけじゃ歌えなくて
君の声を探すよいつだって"

という歌詞からは、
演者だけではなく聞き手が「応える」ことによって
Dragon Ashが伝えたかった曲の本来の意味を、
より一層引き立てる、ことを感じるのです。

いや〜、かっこよすぎます。

声出しが禁止されていた2022年京都大作戦、
10-FEETの舞台で出てきたkjが、
私たちに暗黙のもと声を出させてくれたこと。

賛否両論あると思いますが、
私は、周りにどう言われようと自分の正義を貫く姿がかっこいいと思いました。
呼びかけに応えられたのも、素直に嬉しかった。

『VOX』も『光りの街』と同様に
コロナ禍という非日常において日常を願った曲です。
きっと、Dragon Ashをはじめとした全てのバンドが、いや、音楽に関わる全員が、
コロナ禍さまざまな葛藤を持っていたことでしょう。


何が言いたかったんだかわからなくなってしまいました。

とにかく、Dragon Ashの曲は、
生で、共に歌うからこそより心の芯に響く、
そんな気がしています!

見ている側が、音楽に共鳴して
会場が一体になる瞬間。
ファンなのに演者と一緒に
曲をさらに輝かせられる、とまでは言えないと思いますが、
もっと心に響く瞬間にできるのって、素敵!

そんな話でした。

ダラダラ長ったらしいただのファンの語りに付き合ってくれた皆様、
ありがとうございます😊

よければDragon Ashのこの2曲、続けて聴いてみてください。

少し前に行ったスタジオ

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