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外語ロゴ Tは信用できない

外語ロゴ Tシャツ

 自分の給料で洋服を買うようになってから、なるべく無地やシンプルなものを選ぶようになりました。
 最近は無地やシンプルな写真をメインにしたデザインが流行りで、嬉しい限りです。特にUTは最高です。

 小学生の頃は、ほとんどしまむらで服を買ってもらっていました。
 有名なブランドの模倣がきっかけだそうですが、当時は(今も?)ゴシック体の英語羅列のデザインが多くて、それを私も当たり前のようにかっこいいと思っていました。
 ただ、とある出来事があって、私服制の高校に入学してからはそんな服を愛用している同級生を内心冷めた目で見ていました。今はスマホの機能で、写真に映った外国語を翻訳できるようになったので便利ですね。

 小学高学年の頃、親戚が外国人と結婚しました。
 何度か親ぐるみで一緒に夕ご飯を食べに連れて行ってもらったのですが、ある日私が着ていた服を見て、その外国人の方は複雑な表情を浮かべました。
「その服は着ない方がいいかも」
 と親戚を介して私に言ってきました。

 その日着ていた服はしまむらで買ってもらったロングTで、手書き調のウサギの絵がとてもお気に入りでした。
 ただ、そこに書かれている英単語が、実は「娼婦」だとか「あばずれ」を指すスラングであることを教えてもらうと、その瞬間からこの服を着ている事が恥ずかしくなりました。

 あれ以来、服に書かれている外国語には警戒しています。
 最近、夫とアウトレットモールに行ったとき、夫がTシャツを買おうとしていたので「ちょっと待って、変なこと書かれてない?」と呼び止めたのは、そういう経緯があったからです。
 ときどき、フランス語でうまいこと誤魔化して適当な事が書かれているので、やっぱり注意が必要だな……と感じています。


症状

 というよりは、症状として受け入れて甘えてしまう自分が信用できない。
 例えば、精神疾患を患っていたとして、日常生活で何か発達特性に関係ありそうなしくじりをしてしまったとき。
 後になって
「それはあなたの病気に現れる症状の一つ」
 という事実を知ったら、元々自分がポンコツなのか、病気の症状なのか分からなくて釈然としない時ってありませんか?

 私には「不安神経症」「抑うつ状態」「パニック発作」という症状があり、毎日漢方と錠剤を水でザラザラ、ジャラジャラ流しこんでいます。

 プログラマーとして働いていると、割と簡単にメンタルがやられます。
 お金欲しさに復職したのはほんの数ヶ月前なのですが、通勤や出社で感覚過敏とパニック発作が(主治医と薬剤師が言うには「やっぱりね」)起きてしまって、最近は会社に相談してリモート勤務がほとんどになっています。

 リモート勤務になるとほとんどストレスフリーで働けるので、とてもとても助かります。
 その反面、起床時間が緩くなったりしていて、自分のリモート勤務に甘えてしまう怠惰な一面がイヤになります。
 しかしそれらを「鬱の症状」として調べると「過眠」などが出てきて、それを確かに症状の一つとして受け入れたら気持ちが楽になります。
 実際、服用している薬の中には神経を落ち着かせるために傾眠や過眠を引き起こすものもありますし。

 でも、そうじゃないでしょう? と自分が語りかけてきます。
 自分が信用できません。これを信用してしまったら厚かましすぎる。
 でも許してほしいなと思う自分もいる。

 だからといって出社して仕事をすれば、効率は上がる代わりに体調は崩すわけで、うまくバランスを取って働けたらいいのになと毎日考えています。


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