My role 11話
マネージャー会議
今野:次のシングルについて話し合いを始めていきたいと思うんだが...
白石がこのシングルで卒業したいと言ってきた...
菊池:...ここで、ですか...
今野:あぁ...
甲斐:紅白前に発表しますか?
今野:いや...メンバーには直接言いたいと本人が言っててな...
集まれるのが正月休み明けだからそこで言いたいと...
菊池:そうですか...
今野:まだ公表していないが...
紅白はシンクロニシティで行きたいと...先方が言ってきた
ただ...
甲斐:ただ?
今野:坂道合同でシンクロをやると...
甲斐:それを乃木坂の出番で、ってことですか?
今野:あぁ...
甲斐:なんか複雑ですね...
今野:それだけ3坂道として出てきたということではあるが...
柳田:乃木坂のアンダーメンバーはあまり映らない...
今野:そういうことだ...
白石の最後の紅白でこれはな...
菊池:うちは昔のAKB48さんみたいにほかの姉妹グループも合わせて選抜、みたいなことをしてないからな...
今野:欅坂、日向坂としては是非ということだったが...
これは先方が仕切っていることだから私たちには何もできない
出させてもらっている身でもあるからな...
菊池:ありがたいことに年明けすぐの音楽番組にも呼んでもらってます
そこでほかの曲を見てもらいましょう
今野:あぁ...
この件はもう少し決まってから全員に俺から話します
甲斐:わかりました
今野:逸れてしまったが選抜会議だ
センターは白石で確定だから周りをどうしていくか、だな...
菊池:私的には1期生を全員入れた選抜、もしくは新世代を配置した選抜のどちらかがいいかなと思います
今野:確かに、白石から次世代にか1期生全員で送り出すかだな...
甲斐:人数はどうしましょうか...
今野:4人増やして22人にしよう
まだ曲は秋元先生に書いてもらっているから来ていないが...
前回ダンス曲だったから、今回は送り出す曲になりそうと聞いている
甲斐:わかりました
小林:それなら1期11人を福神に入れても面白いかもしれないですね
今野:確かに...
となるとまえから5-6-11か...
小林:はい
今野:1期全員選抜案で行こう
全員:はい!
今野:後ろの11人は...
小林と○○君で案を考えてくれないか
○○:...ネット及び握手会での売り上げ状況それらを考慮して、ということですか?
今野:そういうことだ
今週には上海にみんな行ってしまう
こちらに残る君たちに頼みたい
○小:わかりました
今野:よし!じゃあ今日は解散にしよう
上海ライブに行くものは準備とメンバーへの周知を忘れずに
全員:はい!
今野:あと、○○君が作ってくれたツールがメンバーからの発信をかなり助けてくれている
みんな使っているが、かなり好評だ
○○:ありがとうございます
今野:モバメの誤字で可愛いなと思うものは、そのままにして送ることもあるが...
ブログの方も過去に比べて載せ直しがなくなってきてるし改善できている
本当にありがとう
○○:いえいえ...
今野:今後も引き続きよろしくな
○○:はい!
今野:あともう一つ!
3,4期でライブの開催が決まりました!
これから準備も始まるからよろしく!
じゃあ解散!
小林:○○君...
○○:選抜案ですよね...
小林:うん...
○○:残酷ですけど...やらないとですよね...
3期で前回選抜に入ったのは、梅澤美波、久保史緒里、与田祐希、山下美月
4期は、賀喜遥香、遠藤さくら、筒井あやめ
そして休業から体調が安定し、復帰した大園桃子
○○:ここに蓮加もいれてあげたいし...
2期生さんもいるしな...
小林:ひとまずそれぞれで案を作って出してみる?
○○:そうですね...そうしますか
小林:じゃあとりあえず4期のみんなにライブの開催を伝えよっか
○○:はい!
ガチャ
小林:はーい!みんな集合!
レイ:なんですかー?
小林:3期生と4期生だけでライブの開催が決定しました!
レイ:やったー!
...ってみんな嬉しくないの?
美緒:いや...嬉しいよ
嬉しいけど...
悠理:少しプレッシャーでもあるの...
真佑:3期生さんにも迷惑をかけるんじゃないかって...
○○:...じゃあやめる?
真佑:...えっ?
○○:4期は辞退します、3期ライブでお願いしますって言ってくる?
レイ:ちょっと!○○!
○○:これは技術とか関係ない
気持ちの問題...
沙耶香:...私はやりたい
もちろんライブは好きだし踊れるのも楽しい
けど...4期の一つ上の3期生さんと仲良くもなれるチャンスなんじゃないかな...
紗耶:私も...同じ意見かな
全国ツアーをやってみて、まだまだ踊りが先輩たちと差があることを知った...
その中で少しでも見て学べたら私たちはもっと強くなれるんじゃないかな
○○:うん...ありがと
たぶん急に言われて混乱しているのもあると思う
けどね...遥香、さくら、あやめは上海ライブのリハーサルもあってそこでどんどん吸収して成長してるの
置いて行かれるとまでは思わないけど...同期の中で差ができてしまうと思ってる
真佑:...
美緒:...
悠理:...
○○:...小林さん、明日オフでも大丈夫ですか?
小林:えぇ、大丈夫よ
○○:明日みんなうちに来て
そこで少し話をしよ
真佑:わかった...
○○:じゃあ今日は解散!
レイ:○○、ちょっといい?
○○:ん?どうした?
レイ:なんで...あんな突き放すようなことしたの...
○○:言い方がきつかったな...ごめん
レイ:...なんか悩んでるんでしょ?
○○:...
レイ:○○!
○○:確かに...悩んでんのかもしんない
レイ:レイじゃ力不足?
○○:...そんなことない
レイ:じゃあ...
○○:でもごめん...それは話せない...
レイ:...じゃあもう聞かない
その代わり、もうダメだってなったら言ってね!
○○:ありがとな、レイ
みんな頑張ってるから、みんな選んでやりたい
でも、そこには個人の感情を持ち込んではいけない
前作の握手会やネットの反応、見てて苦しくなるものが選抜を選ぶときに頭によぎる...
勝手に怖がってんだろうな...自分も
次の日
ピンポーン
○○:はーい
レイ:おっす!
聖来は大阪帰らないといけなくなったからいないけど、後はみんないるよ
○○:レイが連れてきてくれたのか
レイ:私は○○の家知ってるしね笑
○○:ありがと
じゃあ、みんな上がって!
紗耶:お邪魔しまーす!
...ってすごい広い!
○○:もの全然ないからね
広く見えるだけだよ笑
沙耶香:でもPC4台もある!
○○:よく見てんな笑
沙耶香:これって...ゲーミングPC?
○○:あってるよ
沙耶香:すごっ!あとでやらせてね!
○○:わかったよ笑
真佑:...○○
○○:ん?
真佑:昨日はごめん...
美緒:私もごめん
○○:なんで謝んのさ...
謝んないといけないのはこっちなのに...
真佑:...昨日帰ってからいろいろ考えた
怖さもあるし、選抜に行ってる3人が遠くなっちゃう感じもして怖かった...
その感情で、マイナスなこと言っちゃったんだ...
美緒:私も乃木坂をずっと好きで見てきて...
入ってまだ浅い私たちが、3期生さんの邪魔になるんじゃって考えちゃった...
○○:そっか...そうだよな
真佑:でも!帰っていろいろ考えて...
乃木坂に入った以上、私たちからも盛り上げていかないといけないし
美緒:技術的にもまだまだだけど3期さんから学んで、自分たちも成長したい!
○○:そっか...わかった!
昨日は突き放すような言い方してごめん
みんなで頑張ろうな!
全員:うん!
ガチャ
日芽香:ただいま~
全員:...えっ?
日芽香:あれ?4期ちゃんじゃん!
○○:おかえり、早かったね
日芽香:研修生のみんなならもう大丈夫だよ
あの子たちはこのツアーで成長してる
○○:そっか...ありがとな
真佑:ちょ、○○!
○○:ん?
真佑:ん?じゃなくて!なんで日芽香さんと暮らしてるの?
○○:従姉だし...日芽香の大学もここからの方が近いからこっちに来たの
真佑:そっか...って納得するか!
日芽香:まぁまぁみんな疲れてるだろうからゆっくりしてきな
レイ:ありがとうございます!
○○:じゃあ3・4期のライブの概要と今日みんなを呼んで決めたかったことを話すね
会場は代々木第一体育館、日程は2日間
ここまでは決まっている
真佑:うん...
○○:そこでねみんなに決めてもらいたいのは...
セトリの中の期別で何を歌うかなんだ
紗耶:そんな大事なの私たちで決めていいの?
○○:むしろそこは4期の思いを伝えたい場所だし、こっちで決めるよりもみんなに決めてほしい
もちろん今いないメンバーにも聞くけど、とりあえず案をだしておきたい
それに...悠理おいで
悠理:...
○○:悠理が学業の都合でライブに出演できなくなった
4期の大事な仲間に託していくからこそ、一緒に決めてほしい
真佑:悠理...
悠理:みんなごめん...
レイ:謝っちゃダメ!
悠理が考えて決めたことでもあるから!
悠理:ありがと...レイちゃん
○○:じゃあ少し出てくるから、話しててもらっていい?
何かあったら日芽香に言って
全員:はーい!
○○:もしもし、お疲れ様です
小林:おつかれ、○○君
○○:...PCの切り替えうまくいきました?
小林:うん
リハ室で使っていたPCは新しいのに変えたけど...
○○:ありがとうございます
小林:でもなんで?
○○:もう切り替えたPCの電源は入っていないですよね?
小林:えぇ...
○○:実は...
あれに侵入した形跡があって...
小林:えっ?そうなの!?
○○:はい...
それで内蔵カメラを遠隔操作できるプログラムが入っているのを確認したので、あえてみんなを家に集めて切り替え作業をお願いしました
小林:そうだったんだ...
○○:自分もなんで侵入されたのか、わかってはいないんですが...
でもみんなに伝えて不信感を煽るよりはいいという判断でこのようになりました
小林:そっか...
ありがとね
○○:いえいえ...
そのPC後日頂いてもいいですか?
小林:うん、大丈夫
○○:ありがとうございます
ちょっとそれを解析してみます
小林:ありがと!
みんなの様子はどう?
○○:みんな楽しそうに決めてます
始めこそ少しネガティブなことも聞きましたが...
小林:ならよかった!
じゃあこの後もよろしくね!
○○:はい!
To Be continued...
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