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My role 29話

蓮加:えへへへ///
リズム~

リズム:ワン!

蓮加:○○も私のこと好きだったんだ~


でも桃子と約束したからね
ここからは切り替えないと...

ピロン

○○L:蓮加にお知らせ
蓮加が主演の映画を撮ることになったからよろしく


蓮加:なんで電話で連絡してこないのよ!
いいもん!こっちから電話してやるし!


プルルル ガチャ
○○📱:...どうした?

蓮加📱:どうした?じゃないわよ!
なんで電話じゃなくてラインでお知らせなのよ!

○○📱:わりぃ...すぐに伝えようと思ったんだけど...
今外にいるから先に送っちゃった

蓮加📱:あの後帰ったんじゃないの?

○○📱:あの後秋元さんから呼び出しをくらってね笑

蓮加📱:すごっ...
...でも電話で伝えてほしかった...

○○📱:それはごめん...
でも...映画を一緒に撮りに回るの、俺だから

蓮加📱:ほんと!?

○○📱:ほんと

蓮加📱:やった♪
で、なんの映画やるの?

○○📱:とりあえず詳細は後で決まるって
カテゴリー的にはヒューマンドラマだって

蓮加📱:ヒューマンドラマか...
あまり見たことないな...


ねぇ○○?

○○📱:ん?

蓮加📱:今度役作りのために映画一緒に行こ!

○○📱:役はまだ決まってないって笑
まぁ行きたいのはやまやまなんだけど...
今回はごめん


蓮加📱:なんでよ...

○○📱:今もう一つ動いてることがあるから

蓮加📱:...私にも言えないわけ?

○○📱:まぁメンバーなら知っててもいっか

今度白石さんの卒業ライブに向けて、動画チャンネルを開設することになったのね

蓮加📱:そうなの!?

📱○○:うん
今もその打ち合わせで外にいるんだけど...

蓮加📱:そうだったんだ...
いいなぁ白石さん

○○📱:なんでよ笑

蓮加📱:だって○○が裏で働いてくれるんでしょ?

○○📱:まぁそうなるね

蓮加📱:いいなぁ...

秋元:『○○君、ちょっといいかね』

○○📱:は、はい!
じゃあまたな蓮加
ツーツーツ


蓮加:ちょ、ちょっと!
もう何なのよ...
もうちょっと話してもいいじゃん...



秋元:○○君、岩本に伝えてくれたかい?

○○:はい!

秋元:反応はどうだったかね

○○:ヒューマンドラマを見たことがないって言ってましたけど...
でも本人は凄いやる気でした

秋元:そうか、ならよかった

それで…君と岩本は付き合っているのかね

○○:いえ、付き合ってはいないです
恋愛禁止と明言はされていないですけど...そういうことですよね?

秋元:あぁ...
ある意味ファンの人たちとの信頼関係で成り立ってるビジネスだからな
本人たちには悪いとは思っているが...

○○:まぁでも芸能活動ってそういうことですよね
ファンの人たちに喜んでほしいと思って行動する
ある意味、それが破綻すると応援されなくなり、衰退の一途をたどることになりますからね

秋元:まぁそういうことだ
岩本もそこはわかっているな?

○○:えぇ...
気持ちを伝えてはくれましたが、この気持ちは卒業まで閉まっておくと

秋元:そうか...
なら一安心だ

では、本題に入ろう


○○:これが本題じゃなかったんですね笑

秋元:あぁ
白石の卒業ライブだが、配信で行うことになったのは知ってるな

○○:はい

秋元:そこでだ

『君にライブのセットリストを考えてもらいたい』

○○:...それはどういった視点での選出ですか?

秋元:実は今野からセットリストの提案を受けているんだが、パッとしなくてな
白石の希望した楽曲が上手く活きてこないんだ

○○:...ではなぜ私に?

秋元:君は物事を客観的に見ることができるだろ
それとネットのリサーチ能力も申し分ない
その二つを生かしてやってみてくれないか

○○:ありがたい提案ではありますが...
秋元先生はおやりにならないのですか?

秋元:実は飛鳥の方から、曲をつくってほしいと頼まれててな
そっちの調整と作成の作業が忙しくて手が回らない

○○:そうでしたか...

秋元:どうだ?やってくれるか?

○○:ここまでお話を聞いてすみませんとは言えないですよ笑
誠意をもって考えさせていただきます!

秋元:よし、よろしく頼むよ
白石と話し合ってもらっていいからな

○○:承知しました!

秋元:46時間TV終わりで疲れてる時に呼び出してすまなかった
では決まり次第連絡してくれ

○○:はい!


すごい役割を担ってしまったぞ...
白石さんの動画チャンネルの設営、ライブのセトリ決め...
46時間TV中に仕掛けられたサイバー攻撃の出元も探らないといけない...
頑張らないと…




翌日...
白石:○○君!聞こえる~?

○○:聞こえてますよ!
お疲れ様です!

白石:お疲れ!
それでセトリ決めるんだっけ?

○○:そうなんですよ
おそらく白石さん主導で決めてもらって、バランスを取っていく形が理想だと思うんで...

白石:そっか♪
演出も聞いてくれる?

○○:できる範囲であれば...

白石:オッケー♪
じゃあ一曲目なんだけど...

そこからライブの一曲目とその演出、後輩、同期と一緒に踊る曲
全て白石さんが頭の中で考えていたものを出してもらって、そこから歌うメンバーを決めた


2時間後…

白石:ふぅ...やっと決まったね!

○○:ですね笑
でもさすがです

白石:何が?

○○:自分ほとんど聞いてるだけでしたよ笑

白石:そんなことないじゃん笑
メンバー決めるときとか、よくみてるなぁって思ったよ?

○○:いえいえ、自分はそんな...
でも見ててくれたのは嬉しいです笑

白石:○○君は話しやすいなぁ...
だからみんなにも好かれるんだろうね

○○:///

白石:あ~!照れてるな!
可愛いじゃん!

○○:///じゃ、じゃあ次に一本目の動画何にするか決めましょうか

白石:え~、ちょっと疲れたから雑談しようよ~

○○:...そうですよね
ぶっ続けでは疲れますもんね...すみません

白石:謝らなくていいのに...



ねぇ!○○君は彼女いるんだっけ?

○○:...今はいないです

白石:今は...ってことは過去にいたの?

○○:過去にもいないですよ
ずっと独りで生きてきたようなもんなんで

白石:そっか~
今も過去もいないってことは...これからできるのか!?
ねぇ○○君!そういうこと!?

○○:...ノーコメントで

白石:え~つまんない!

○○:(ここは話の話題を変えないと...)
白石さんはどうなんですか?

白石:ん~、ぶっちゃけ言い寄られたりはしてるんだけど...
乃木坂在籍中に言ってくるような人は、相手のことを考えられてないって思っちゃうから...
どんなにイケメンでも、金持ちでも、そんな人は論外かな~

○○:やっぱり...そういったことはあったんですね...

白石:あるある!
もう断るのに慣れちゃった!笑

○○:...白石さんが尊敬されるのはそういった事も徹底されてるからですね

白石:ううん、やっぱり乃木坂って自分の中で優先度が一番高いからさ...
そこに泥を塗りたくはないんだよね...

それに...いこちゃんとか、七瀬とか卒業生もそういったことを徹底してたから
まぁ...七瀬は変な記事出たことあったけど...

○○:そうだったんですね...



白石:…○○君、蓮加から来たんでしょ?

○○:...

白石:まぁ図星か...

悪いとはいわないよ
蓮加もそれをわかってるし、二人の関係もある程度教えてもらったから別に今のままでいい
だけど...乃木坂に迷惑をかけると卒業生にも迷惑が掛かる、それだけは忘れないでね

○○:...はい!もちろんです

白石:○○君はしっかりしてるから大丈夫か...
後は蓮加の方かな...

○○:そこは自分から言っときますよ

白石:ううん、それじゃ弱い
今の蓮加はまだ精神的に子供の部分がある
それが良さでもあるけど...一歩間違えればそれが思わぬことに発展もしてしまう

○○:...

白石:だからといって○○君を今の乃木坂から切り離すことはできない
だから...蓮加とお話させてもらってもいい?

○○:えぇ...それは調整しますよ

白石:ありがと
じゃあ動画のやつ、決めちゃおっか

○○:はい
一本目なんですが...


白石さんとお話をしていく中で、自分の弱さを突き付けられた気がした
それはこの乃木坂46というグループとの付き合い方
蓮加との付き合い方も考えないといけないと思ったが...

白石:○○君は蓮加との関わり方を変えないで!
今の蓮加にとって、○○君はなくてはならない存在でもある
そこを引きはがそうとしないから

と言われてしまった...



その後すぐに白石さんのライブリハーサルが始まり...
白石:いくちゃん!忙しいのにピアノごめんね

絵梨花:まいやん!何言ってるの!
まいやんのお願いなら何が何でもやるから!

白石:頼もし~!
ありがとね!

絵梨花:うん!

未央奈:白石さん、バレッタの所なんですが...

みんな初めての配信での卒業ライブに向けて、いいものにしようとコミュニケーションを取って進めていた


そんなある日の練習終わり…

白石:蓮加、ちょっといい?

蓮加:は~い!


蓮加:白石さん、どうしたんですか?

白石:蓮加、○○君のことが好きなんだっけ?

蓮加:...はいボソッ

白石:やっぱりそっか...

蓮加:でもなんで...

白石:この前○○君と話した時に、ちょっと聞いてみたらそうだろうなって
でも、別に否定したいわけじゃないよ?

蓮加:え?

白石:蓮加がずっと○○君のことを支えてきたのも、学生時代のことも知ってる
蓮加も卒業まで閉まっておくって決めたって○○君からも聞いた

でもね、蓮加とは話しておきたいと思ってから私が○○君にお願いして、時間作ってもらったの

蓮加:...

白石:私は今後3期の中心になっていくのが蓮加と久保だと思ってる
だから蓮加には苦しんでほしくないって思って、話をしてる

蓮加:...なんで私なんですか?

白石:この前の3,4期ライブ見て思ったの
梅ちゃんは今後仕切っていく立場になるだろうし、美月はエースになると思う

蓮加:じゃあ...

白石:でもこれから伸びていくのは久保と蓮加だろうと思ったの

蓮加:...

白石:でなんで蓮加と話しているかというと...


週刊誌が蓮加の周りで動き始めてるの


蓮加:えっ...

白石:○○君には言ってないんだけどね...

蓮加:...でもなんで週刊誌がいるってわかったんですか?

白石:この前打ち合わせで蓮加と一緒に取材受けたことあったでしょ?
その時甲斐さんが、蓮加の家の近くに変な車が止まっているのを見つけてね...
雑誌の撮影の時にそういうのに詳しいスタッフさんに聞いたら、この人は週刊誌の記者だって言ってたの

蓮加:...

白石:週刊誌の記者は過去の話なんて知らない
いくら○○君との関係を話したところで聞いてくれるような相手でもないでしょ?

蓮加:えぇ...

白石:だから...しばらく会社やリハーサル室でだけ○○君と会うようにした方がいいと思う
それでも何か聞かれたらマネージャーです、って答えればいいと思うかな

蓮加:...わかりました

白石:こんな硬い話してごめんね
でも蓮加には期待してるから、ここでつまずいてほしくないの

蓮加:ありがとう...ございますグスッ

白石:蓮加~、泣かないで~
○○くーん!


○○:どうしました!?

白石:ニヤニヤやっぱり聞いてたか

○○:あ....

白石:だろうなとは思ったよ笑
蓮加泣かしちゃったからあとお願いしてもいい?

○○:...えぇ

白石:じゃあお願い!
蓮加、ごめんね

蓮加:グスッグスッ...コクッ


○○:蓮加...

ギュ
蓮加:グスッ...今だけは許して...

○○:いいよ、会社の会議室だし...

蓮加:○○...ほんとにごめん

○○:なんで謝んだよ...

蓮加:だって...私の身勝手に○○まで巻き込みそうになってる...

○○:俺のことはいいんだよ
今は自分の心配をしな...

蓮加:うん...

○○:週刊誌が張るくらい蓮加が大きい存在になって来てるってことじゃん
そんなにびくびくしなくてもいいんだよ?

蓮加:うん...
でも最近誰かに見られてるなってことがよくあるの...

○○:この外出自粛の世の中で!?

蓮加:コンビニ行くときとか、仕事に出るときとか...

○○:そんなことが...

蓮加:それがまさか週刊誌だったなんて...

○○:...教えてくれればいったのに...

蓮加:...ごめん
怖くて...誰にも相談できなかった

○○:まぁそうだよな...

蓮加:それに…
さっき白石さんの言葉聞いて...私最低なことしてるなって思ったの...

○○:...なにもそこまで...

蓮加:ううん...これは事実だし
だから○○

○○:ん?

蓮加:映画で蓮加についてくれる人、○○から変えてほしい

○○:...そっか...わかった
今野さんには伝えておくね

蓮加:うん...
○○も迷惑かけてごめん

○○:もう謝るの禁止
何か出たらすればいいんだから
それに…


俺は蓮加との関係を変えるつもりはない

蓮加:え...

○○:送迎とかはできなくなるかもしれないけど、ゲームも一緒にやるし
メンバーも白石さんぐらいしか知らないだろ?

蓮加:うん...

○○:じゃあこの話はここで終わり
何かあったら俺が対応するから!
いいね!

蓮加:わかった!

○○:じゃあこれからもよろしく👊

蓮加:うん!👊





To Be continued...

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