20年分のお年玉を使って始める歯列矯正の話

100万円あったらどこまで行けるのであろう。

居酒屋のトイレのポスターによると99万円で世界一周できるという。地球一周だと4万キロくらい?

そんな中、僕は歯をたった数ミリずらすのに100万円を投じようとしている。


僕は歯並びが悪い。


特に、重要な前歯2本が前後に大きくずれている。

写真や鏡を見るたびにその醜さを痛感し、「僕は歯並び悪いです」ということを会う人会う人に予め宣言しておきたいくらいである。


しかし、人は他人に興味がないらしく、もしくは優しさからか、こんな話をすると「そんな歯並びわるいっけ?」「そんな気にならなかった」といわれることも結構ある。

「100万もいるならほかのことに使おうとは思わないの?」ともいわれる。


確かに僕はいま「100万円あったら何したい?」

と聞かれたら、一番に「矯正!」と答えるつまらない人間になってしまっているかもしれない。


果たしてこれからしようとしていることは単なる自己満足なのだろうか、、。


人は失ってからしかその大切さに気付けないとはよく言ったもので、そんな人たちにとって矯正に100万円をつかうことは考え難い話であるらしい。


このような歯並びになったのも、小学5年生くらいの時に平均台で転倒し、手よりも先に歯が直撃したことが原因である。

その時は歯の神経が生きているかが悩みであり、

「歯の神経さえ残ってくれたらもう何もいらない!」と思っていたのに、

今では神経はあるものとして、歯並びというもっと高次的な悩みの解決を求めてしまっている。


これが人に悩みがなくならない原因であり、すでに手にしている人はその恩恵に気づきにくい。


そう感じた僕は友達に矯正を始める話をあまりすることができない。

大金を使うというイメージばかりが先行してしまい、悩みや不安が共有されにくい。。。

(ん?タイトルや書き出しと矛盾してないか?と思う人もいるかもしれないが、初心者がキャッチーな導入を使いたかったと理解してもらいたい)


それならいつか矯正の効果が表れ、思いっきり笑えるようになったとき、一言「口元きれいになったね」「すっきりしたね」と言ってもらうことにしようと思う。


きっと自己満足だけではなく、今では知りえない効果があると信じたい。


と、ここまで少し大それたことを書いてきたが、noteを始めようと思ったのはやっぱり矯正を一人で始めていくのが怖かったからである。怖い怖い

友達に言うことはできないが誰かに話して共有してもらいたい。

費用、病院選び、時間、抜歯、虫歯、器具・・・・・・考えることが多く、一人でやっていける自信がない。

ありがたいことに母が今までもらってきたお年玉と祝い金を銀行に貯めておいてくれた。

小さいころは、そのままお年玉をもらえる友達が羨ましくもあったが、今思うと無駄にゲームや漫画に使わずに済んだし、こうやって将来の投資として有意義に使えることが嬉しい。お母さんありがとう。

20年間のお年玉と祝い金 58万7千円

足りない分は仕送りをなしにする代わりに払ってくれると言ってくれたが、いつか必ず返したいと思う。


親のおかげで費用に対する心配が少なくなったものの、まだまだ不安や心配が山積み、、、、


こんな他人のどうでもよい悩みにどんな人が見に来てくださったのか分かりませんが、今後の歯列矯正の動向を見守ってくれたら嬉しいです。


どうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?