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2歳からの絵本「はらぺこあおむし」 その2

2歳からのお勧め絵本「はらぺこあおむし」です
「はらぺこあおむし」のあらすじ
おあむしはとうとうお腹をこわしてしまいます。
前回はここで終了しました

「そんなに食べたらお腹が痛くなるよ」
自分も言われることのあるかもしれない子ども達は
「あ~やっぱり・・」とあおむしをとても可愛そうに思うのです。

けれどその後、あおむしは緑の葉っぱを食べ丸々と元気になります。

全体には大きくて「ふとっちょ」になったあおむしが描かれ
右画面には、さなぎになった茶色いあおむしが描かれます。

最終ページでは美しい見事な羽を広げ
ちょうちょになったあおむしが大きく描かれています。

もうちっぽけではありませんが
顔があおむし時代の面影を残して可愛いです。

2歳の子ども達は、少しずつ母親から離れた自己の存在を意識し始めます。

胎児の時はもちろん一体の母子ですが

1歳の時は体は別々になっても
まだ一体的な関係だといえます。

しかし2歳児は依存しながらも少しずつ自立していこうとする時期です。

大人と子どもは
一体化して重なった部分もあるものの離れつつある状態です。

外からは見えなくても幼い子ども達の中で
めまぐるしく変化が起こっています。

「はらぺこあおむし」は
自立と依存の間で
これから大きく成長しようとする2歳の子どもの応援歌なのです。

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