「ドラえもん のび太と新恐竜」を見て、のび太の能力を引き出す教育について考えました。

本日「ドラえもん のび太と新恐竜」を鑑賞しました。

のび太が遅刻をした時、先生はこう言いました。
「こんな時間に登校して、何やっとったんだ。バカもん。廊下で立っていなさい。」
のび太は同級生にも笑われていました。先生に怒られ、同級生にも呆れられたら、学校に行きたくなくなると思います。さらに廊下で立たせるというのは、世界標準では虐待にあたるそうです。
やる気を出させる声かけだと、こうなるかな。
「遅くなったけど学校に来られて偉いね。先生は嬉しい。先生はのび太が来てくれると信じてたよ。」

のび太が3点の答案を受け取った時、のび太は「良かった。0点じゃなかったんだ。」と言いました。それを受けて先生はこう言いました。
「3点だって喜ぶ馬鹿がおるか。」
のび太はやはり同級生の前で笑われました。苦手なテストを受けさせられて、さらに同級生の前で辱めを受けて、やはり学校に行きたくなくなると思います。
メンタル・コーチング的にはこう言ったほうが良いでしょう。
「そうだね、結果はともかく前向きに考えることことができるなんて立派たね。できたところを振り返ってから、次に何をしたら良いか考えてごらん。それを積み重ねていけたら、次にはもっと良い結果が出せると思うよ。」

のび太だって、自分で考え、自分で学び、努力することができます。恐竜の赤ちゃんを育てるために創意工夫をしたし、困ったことがあったら学芸員に聞きに行ったし、学芸員のアドバイスを聞いて調べ物をしました。ああ、これって、アクティブ・ラーニングだなと思いました。
仮に今回のエピソードで経験したことを一研究にまとめることができたら、文部大臣賞を取ることができるでしょう。
のび太は恐竜の成長に触発され、逆上がりの練習をして、逆上がりができるようになりました。

従来型の教育が、のび太の可能性を引き出せてなかったなあと思います。その一方でのび太は自己肯定感を削られてばかりの学校にそれなりに楽しそうに通っていて、すごいなあと思いました。

この映画のメッセージとは別のところで気になることがったので書き記しました。


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