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コスモテックという、ある箔押し屋の話

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十数年をコスモテックの営業として過ごした僕(青木)の思い、お客様・職人・コスモテックへの感謝を言葉にしたい。今だからこそ伝えられることがあるのではないだろうかと思い立ち、僕なりの… もっと読む
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#西谷浩太郎

「箔押しのコスモテックを見つける」

コスモテックの青木です。 この記事でご紹介するのは、箔押し印刷会社 コスモテックが取材していただいたり、加工のお手伝いをさせていただいたり、制作過程で何かしらの接点があった書籍、新聞、テレビ番組などです。 今から約20年前、僕は町工場の雰囲気漂うコスモテックの門を叩きました。その頃は取材を含めメディア掲載、書籍のクレジットとして載ることもゼロでした。 20年かけて少しずつ今のコスモテックへと変化し、振り返ればこんなにも沢山の出会いに恵まれ、まるで夢のようです。 個人出版

「2010年の『 BEFORE_AFTER 展 』」

8年程前の話。 僕が今でも忘れられない展示会が、大阪の平和紙業株式会社による企画展、「 Think PAPER『 BEFORE_AFTER 展 』 」です。 グラフィックデザイナー 増永明子さんがデザインをし、コスモテックは箔押しで全面協力をさせて頂いた展示会です( 会期は2010年11月8日(月)~17日(木) ) 約20種類の紙を使い、コスモテックで箔押し加工をしたB1サイズのポスター24点を展示した大阪 『 BEFORE_AFTER 展 』。 今、改めて振り返

「『 謝恩会 』という名の展示会」

平和紙業株式会社( 西谷浩太郎 )と有限会社コスモテック( 青木政憲 )、その周辺の方々の5年間を振り返る展示会『 謝恩会 』を開催したのが2014年( 11月~12月 ) 僕が平和紙業株式会社の西谷浩太郎さんとはじめてお会いしたのは2009年頃までさかのぼります。 まもなく10年の付き合いになるのかと思うと、感慨深いものがあります。 『 謝恩会 』 という名の展示会は、西谷さんと僕、その周辺のデザイナーたちの5年間の活動を振り返る展示会でした。 僕らが出会い、 「

「かけがえのない人と過ごす時間」

振り返れば、僕が箔押し印刷所であるコスモテックに入社して、早15年。 今だからこそはっきりと分かることは、今まで過ごしてきた年月や、コスモテックに信頼を寄せてくださるお客様、印刷加工業界を共に盛り上げている仲間、そこで腕をふるう職人たち、そしてコスモテックのメンバーと共有している時間は、かけがえのないものであるということです。 この15年あまりの間にも多くの職人が年を取り、残念ながらお亡くなりになってしまった方、体力の関係上引退を余儀無くされた方も多くいらっしゃいます。