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風の記憶、時の雫

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note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
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2019年7月の記事一覧

夏風邪くんがやってきた

夏風邪くんがやってきた。 4日前くらいに突然に彼はやってきた。 特に招待したことはない。 押しかけてきたというのが正しい。 いわゆる招かざる客人だ。 熱はそれほど高くはないけど、 この暑さの中、微熱でもしんどく感じる。 それより酷いのは咳。かなり頻繁に出る。 おかげで喉は痛く、声帯も傷ついて、頭痛もする。 真夏にこんな症状はそれこそ何十年ぶりか。 そんな状態だから、PCに向かうにも 集中力は続かない。よって仕事にもならない。 書き物もままならず、 メモの類を細々と書く程度

進歩と進化の力

人間は「進歩する力」と「進化する力」を 持っています。 進化は環境適性をしていく力、 進歩は生きる力を積み重ねていく力です。 このふたつのバランスが人間を支え、 文明を築き、文化を育んできたと思います。 「自然を捉える力」はその両方の力に 必要なのではないかと思うのです。 いくら文明社会が発達しようとも人間は 季節のない社会では 人間らしく生きられないからです。

一言の大切さ

「自分が思う一言と相手が感じる一言は  深さも重みも違うものだ。」 ということを知っておく必要があります。 言葉の尺度は人それぞれに違うもの。 何気ない一言に救われることもあれば 深く傷つくこともある。 言葉をナイフのように発してはいけない。 投げかける相手はいつも鎧を着けているとは 限らないのだから。

さみしさを思い出に

「さみしさ」は 胸の中で膨らんで張り裂けそうになるから、 別れの「さみしさ」をため込まないようにしよう。 どうしてだと思う? 次に訪れる出会いの「楽しさ」や「よろこび」が 入る余地がなくなってしまうから。 「さみしさ」は少しずつ思い出に変えて そっと綴じておこう。そうして そこまできている「楽しさ」や「よろこび」の 入る場所をつくってあげよう。 さみしさを思い出に変えると、 仕舞う場所が変わるから 今まで、さみしさでいっぱいだったところは すっかり空きスペースができる。

交際はその人そのもの

昔からその人が付き合っている人を見れば その人となりが見えてくるといいます。 類は友を呼ぶというのと同時に、 人は付き合う人から その人の知性や感性に影響を受けるもの。 そうして染まることがあるわけですね。 せっかく染まるのであれば、 理想的な方向に染まりたいもの。 そういう交際ができる人を選びたいもの。 そのために、自分を清め高める努力を 惜しみなく注ぎたいものです。

身体感覚が育たない

人間は変化のない空間にずっといると、 身体感覚が育たない。と言われる。 これはすごく重要な指摘である。 身体感覚が育たなければイメージも持てない。 想像力も伸びないから創造性も狭まる。 これは僕らが思っている以上に この傾向は進んでいるのかもしれない。 しかもこれは、子どもだけの話ではない。 常にこの世は変化に充ちているものだが、 安定を求めるあまり、必要な変化さえ拒む。 そういうことはないだろうか? 安定は現状のままでは持続できない。 必要な変化を受け入れること

神が人間にとっての善とするなら

神が人間にとっての「善」とするなら、 人間が人間を殺しあうことを 決して説いてはいないはず。 聖戦などということばで正当化しようと しているのは人間の内なる「悪」である。 同様に正義の戦いというものはない。 それは正義を捨てた偽善の戦いである。 いかなる戦争や紛争も、 愚かな人間が作り出した「負」の行為である。 決して、それによって世界は救われないことを 人間は知るべきだろう。

花となるか、肥やしとなるか

ある年齢を過ぎたら、 自分が咲くことよりも自分を肥やしにして 人を咲かせることが幸せと感じることが できるようになるのではないかと思います。 その境地になるのは 人それぞれに違うと思いますが、 概ね人生の後半になれば そのように思う気がするのです。 そう思えず幾つになっても、私が私が、 俺が俺がという人は、 それまでの人生で徳を積んでこなかった人 ではないかと思えるのです。 立場や肩書きにしがみつく人も同じ。 次代の肥やしになることも容易くはないでしょうが、 そこに生き

嬉しいこと

嬉しいこと 今日も朝日が昇ること 嬉しいこと 豆腐とサツマイモのお味噌汁が 美味しくいただけたこと 嬉しいこと 空気のやわらかさに春を感じること 嬉しいこと 実り多き秋にできると信じること 嬉しいこと 小学校の恩師が会いたいと言ってくれたこと 嬉しいこと 初恋のひとを思い出せること 嬉しいこと 会いたい人がたくさんいるということ 嬉しいこと 叶えたい夢があるということ 嬉しいこと 子どもたちの未来を明るくしようと思うこと 嬉しいこと 友だちの幸せを願えること

微力と無力

微力は歩みを1歩でも前に進めるけれど、 無力はそこから動かない。 どちらが幸せか、心が豊かになるか、 感じ方はそれぞれだけど、 どちらが周りに共感する気持ちを促すかは 明らかだと思う。 昨日、参院選の投開票が行われた。 結果はいろいろな報道の通りだ。 一番の落胆は投票率の低さ。 棄権した有権者が50%以上にも及ぶ。 事情や理由はそれぞれあるだろうが、 無関心? 諦め? 無力感? この無力感が一番の問題だろうと思う。 すべての動きを止めてしまうことだから。 仮に現状維持を選

女性の相談ごと

女性が男性に相談事を持ちかけるのはかなり レベルが高い人だからというのがあると思う。 それ以前に一つハードルがある。それは、 この人は話を聴いてくれるかどうかのレベルの 判断があって、それをクリアしているからこそ 相談事を持ちかけられる、と思う。 でも男性側はすべて相談事だと思い込み、 じゃあ俺がその悩みを解決してやろうと 意気込むから、最初から気持ちにズレが 生じてしまう、ということが多々ある。 つまり、最初からボタンの掛け違いがあるわけだ。 また、そういう男性の特性

よどんでしまった空気の底で

よどんでしまった空気の底で 這いつくばる今日が横たわり 重い空気で呼吸する よどんでしまった空気の底で 重力に沈んだ体に 今日も風は望めない よどんでしまった空気の底は 薄い日差しにかたい土 渇いた喉にふかない風 よどんでしまった空気の底は 貼りついた体を見限って 体と心が分離する よどんでしまった空気の底は 見上げる空に底がなく 同じ日が繰り返される よどんでしまった空気の底は 諦観よろしく 生き死にの二つの海 よどんでしまった空気の底で 生まれた子らは 澄んだ

信頼と信用は積み重ね

信頼は過去の積み重ね。 その信頼があってこそ、 信用は未来の積み重ねを予約する。 こうして正しい積み重ねは 過去から未来へつながっていくもの。 決して自分独りでできるものではない。 関わる人たちとの関係性がものをいう。 だから良い関係性を築けるように 自分自身がまずそう努めなければならない。 そう思う。

ネガティブとポジティブ

ポジティブに考える人は「+(プラス)」 ネガティブに考える人は「−(マイナス)」と 考えがちだけど、 方向性が違うだけで絶対値でみると エネルギーの総量は同じなんだ。 同じ総量のエネルギーを使うなら、 よりよい人生の方向に使う方がいい。 たとえば、自分の命が喜ぶ使い方をする方向に 使った方がいいと思う。 では、その方向性を決める要素は何かといえば、 その一つは「感謝」だと思う。 なぜなら、感謝には磁力があって、 必ず感謝の向かう方向がある。 つまり、羅針盤の針がその方向