マガジンのカバー画像

風の記憶、時の雫

1,255
note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
運営しているクリエイター

2016年2月の記事一覧

飛翔

冬枯れた しじまの中から 何かを呼ぶように 一羽の鳥が 空に向かう 弧を描くように そそぐ陽の中で 鳥は歌う 研ぎ澄まされた季節など 思わせない調べで さあ目覚めよ 君 美しい輝きを そのまま身にうけて この季節を 思うがままに塗り替えるがいい いつしか その季節は うららかにも 君を包み 飛翔の鳥は 何かを君に語ろう