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冬枯れた しじまの中から 何かを呼ぶように 一羽の鳥が 空に向かう 弧を描くように そそぐ陽の中で 鳥は歌う 研ぎ澄まされた季節など 思わせない調べで さあ目覚めよ 君 美しい輝きを そのまま身にうけて この季節を 思うがままに塗り替えるがいい いつしか その季節は うららかにも 君を包み 飛翔の鳥は 何かを君に語ろう