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心がザワめく昭和歌謡

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曲を聴くと心がザワザワしてセンチメンタルになる。その理由を探った記録。昭和期の女性アイドル多め。
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記事一覧

松本隆さんの卒業ソング「制服」と「卒業」 切なすぎる歌詞を比較

毎年3月になると聴きたくなるのが、卒業ソングである。私が学校を卒業したのは遥か昔だが、今…

中森明菜「BLUE OCEAN」 わけ分からなさが逆に心に残るトリッキーな曲 

(前作「BABYLON」に続き、中森明菜のエキセントリックな作品を語るエッセイの第2回です) 「…

中森明菜「BABYLON」 先鋭的なサウンドと刹那的な歌詞の魅力

1/21(日)にBS12で放送された「ザ・カセットテープ・ミュージック(シーズン2.1)」の「80年…

原田知世のアルバム『パヴァーヌ』の様式美

先日私は音楽メディア「リマインダー」に、原田知世が1985年にリリースした初のフルアルバム『…

久保田早紀と「サウダーデ」の記憶

先日私は、音楽メディアサイト「Re:minder(リマインダー)」に、「久保田早紀は異邦人だけじ…

「想い出のスクリーン」と「思い出は美しすぎて」の想い出

先日私は音楽メディアサイト「リマインダー」に、八神純子さんが1979年にリリースしたシングル…

浜田朱里「青い花火」と「青い嫉妬」 青いまま熟せなかったシングルたち

浜田朱里との出会い 浜田朱里というアイドルを知ったのは、今から42年前の1980年5月のこと。時期まで鮮明に覚えているのは、当時私が購読していた学研の雑誌「中学2年コース(中2コース)」の表紙に、彼女が掲載されたからだ。 「中○コース(○には学年が入る)」といえば、旺文社の「中○時代」とともに、純朴で真面目な学生がこぞって読んだ王道学習誌。その表紙には、人気アイドルの顔写真が使われていた。 中2コースの表紙に載った朱里は、野球帽とユニフォームを着用したスポーティーなルックス

私が小麦色だった頃 ~「小麦色のマーメイド」の記憶~

女性アイドル界を独走していた1982年の聖子今から40年前のこと。1981年7月21日に発売された松…

南野陽子「春景色」 ナンノの世界観を示したノスタルジックな卒業ソング

ファーストアルバム一曲目のインパクト歌手やアーティストのファーストアルバムを聴く時は、昔…

中森明菜「SAND BEIGE」 見て衝動買いしたレコード

私が初めて買った中森明菜のシングルは、1985年6月に発売された「SAND BEIGE(サンドベージュ…

川田あつ子「秘密のオルゴール」 82年組デビュー組の中で可愛らしさ全開の良曲

1982年にデビューした女性アイドル、いわゆる82年組のなかで、私が最も可愛いと思ったのは川田…

浅香唯「Candid Girl」買いたくても買えなかったアルバム

今から32年前の夏の日。大学生の私は、行きつけの貸レコード店「友&愛」の店内で、最新ヒット…