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第1部 パラダイムと原則の「原則」について

様々な形態でまとめられていますが、基本の「7つの習慣」は4部構成です。

第1部 パラダイムと原則 ◀︎ココ
第2部 私的成功 (第1の習慣〜第3の習慣)
第3部 公的成功 (第4の習慣〜第6の習慣)
第4部 最新再生 (第7の習慣)

題名の7つの習慣を会得すれば良い印象を受けますが、実は第一部の「パラダイムと原則」にかなりページがさかれています。

第一部の土台となる前提条件を理解する事が、私にとって第一関門になりました。用語が分かりにくいです。

インサイドアウト・・・「自分の内面から磨く」

実りある人生には、それを支えている基本的な原則があり、それらを体得し取り入れ内面化させて初めて、真の成功、永続的な幸福を得られるもので、種をまいて、その成長を見守るような長い時間が必要という比喩を使っています。

個性主義・・・「テクニックや型を重んじる表面主義」
人格主義・・・「人徳や優れた人格を持つことを重んじる主義」

コーヴィ氏はテクニックや型を使うことを否定していませんが、それはあくまで手法で、最も大切なのはどんな時でも変わらない原則だと言っています。
原則・・・公正、誠実と正直、人間と尊厳、奉仕や貢献、美徳、成長とその可能性、忍耐、養育することや励まし等

物理の法則なら数字で定義できますが、同じように定義するという感覚が私にとって意外に難しかったです。
昔から変わらずに言われていること、時に宗教の教えや法律などになっているルールです。
これらの原則は、「人間誰もが安心して共存でき幸せになるために普遍的で不可欠なルール」とも言えそうです。
人で例えると「100%信頼できる人かどうか」ということに尽きるかもしれません。

第一の偉大さ・・・「優れた人格を持つこと」
第二の偉大さ・・・「才能に対する社会的評価」

社会的評価や成功は、周囲の期待に応えようとした結果ではなく、本来の自分を素直に表現した結果でないと、長続きしなくて幸せになれないと著者が述べているのに、頷けます。

問題は、社会的評価された実績と優れた人格を持つ事が混同され、本人も周りも気づかない場合があることです。
著者のエピソードとして、息子さんへの励ましが、効果ないどころか事態を悪化させているときのことが描かれていました。
周りと比べて息子さんを劣っているという考えていたこと(社会的評価)が原因だと気づき、息子さんのありのままの性格や発達段階(人格)を認めることで次に進めた経験を語っています。
身近な出来事は特に視野狭窄になりがちなので、気づく事は大変なことです。でも一旦認めることができると取り組むべき課題が見えてくることってありますね…。

キーワード
・インサイドアウトは「自分の内面から磨く」
・個性主義は「テクニックや型を重んじる表面主義」
・人格主義は「人徳や優れた人格を持つことを重んじる主義」
・原則は「人間誰もが安心して共存でき幸せになるための普遍的で不可欠なルール」
・第一の偉大さは「優れた人格を持つこと」
・第二の偉大さは「才能に対する社会的評価」


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