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もっともっと病

私はもっともっと病にかかっていると思う。どういう病かというと、寝る前に、何かが足りなくて、寝られないという病である。
その足りない何かを探してスマートフォンの中を彷徨い、2時か3時、もしくは4時ごろに疲れて寝るのである。
早く寝た方が良いに決まっている。そんなことは分かっている。仕事をしていた時は、早く寝ないと明日が辛いと分かっているのに、このもっともっと病のせいで寝られないというジレンマが苦しかった。仕事が辛いと、このもっともっと病は酷くなるので余計に辛くなる。
このもっともっと病、恋人がいた時には恋人にぶつけてしまっていた。かなりしんどかっただろうと思う。恋人はもっともっとと思わない人だった。私にとっては想像のつかない感覚だが、もっともっとと思わない人もこの世にはいるようである。
なぜもっともっとと思ってしまうのかと考えると、今日の自分の活動に満足できていないこと、エネルギー(精神的にも肉体的にも?)が有り余っていること、同じような明日が来ることが分かっていること、が原因ではないかと思われる。
私はこの心と体を全て使い果たして死にたいと思うが、今の所使い果たせる環境が見つかっていないので、持て余しているのだと思う。

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